2010年02月10日

非理法権天

うまし水の里、小さな絵本のような村・・・・・・・・・・・この地には感性豊かな御仁が潜んでおられるようだ。いずれも大阪で唯一の村、千早赤阪村を表現したキャッチコピーである。おそらく役場のスタッフの方々であろう。外部からコピーライターを雇えるほどの財政的余裕は無さそうだし、普段の地道な活動状況を拝見してると、何でも自前でやってやろうの発露ではあるまいか。河内長野市との合併話がご破算となって、厳しき独立独歩の道を歩まれることとなった。数年先には再建団体(破産相当)突入の可能性が控えており、前途は予断を許さないが、個人的には村が残ってくれたことにホットしている。


          楠公さんを称える奉建塔です。全国の小学生からの募金によるとか。
     
                     付近は小さな公園となっています。
      

ここは楠公さんの村、村から輩出した唯一の偉人ではあるまいか。彼のことを土豪とか山賊とか意図的に矮小に評価する向きもなきにしもあらずだが、楠公さんの存在無くして後醍醐天皇の建武の中興はあり得なかったであろう。功績は素直に評価したいと思う。だがその楠公さんも、献策を封じられ無理な戦法を強制されて僅か43歳での戦死である。結果論だが、後醍醐天皇は楠公さんを生かしきれなかったのではあるまいか。彼の産まれ在所は村役場の少し上手にあたる高台にある。今は資料館が建っており、機会があれば覗かれるようにとお勧めしたい。


               奉建塔の周辺はスイセンが最盛期となっています。
       

             

産まれ在所から少し歩き出すと、奉建塔が立つ公園へと連なっている。今はスイセンが最盛期で、花見物の観光客が毎日のように散策を楽しんでおられる。奉建塔には楠公さんの言葉であり楠木軍団の旗印でもあった「非理法権天」の文字が刻まれている。言葉の意味は、非道は道理に勝たず、道理は法度に勝たず、法度は権門に勝たず、権門は天子に勝たず、の趣旨のようだ。個人的には天は天子ではなく素直に天と解釈したいのだが、楠公さんの思いや行動から判断すれば天子の意味に相違ないようです。自らの理想と信念に従って生涯を走り続けた楠公さん・・・・・・・・・・・・やはり数百年に一人出るような偉人のようですね。
    

                村の穏やかな田園風景がどこまでも広がっています。
      
                    菜の花の密を集めに来たようですね。
        

2010年02月09日

食料庫は今?

サトイモ食べたいなあ・・・・・・・・・・・・・・・。これは秘密の暗号指令である。早い話が、食料庫からサトイモ持っといで~の合図なんだ。食料庫は私宅から車で20分~30分程度、山間部の中腹にある。収穫しないで茎を切り落とし、畑の中に埋め込んだままの状態・・・・・・・これを通称で私宅の食料庫と読んでいる。電気を動力とする冷蔵庫に比較し、エネルギーはいらないしスペースは充分だし何よりも鮮度の保持が格別なのが特筆物だろう。最近流行のエコという概念から見れば最高のシステムではなかろうか。すべからく先人達が残してくれた遺産としての智慧に他ならない、有り難い事である。早速恩恵にあずかることと致しまして、所用分を掘り出すことに。


            この藁の下にサトイモが隠れています。我が家の食料庫です。
           

生々しいサトイモが出てきました。全く傷んでおりません、成長途上にあるかのごとき状態で、先人達の智慧に感服する次第です。作物の地中保管・・・・・・・冷凍設備等は不要なようですね。無論、全ての作物に当てはまる訳ではありませんが、選別を間違わなければ極めて有用な方法論ですね。一度お試し下さい。必要分だけ収穫し、ついでに他の食材も捜してみます。こちらは地中保管ではなく、地上部で収穫を待っている分です。具体的には、大根やミズナやカブやキャベツや白菜等が該当します。本年は菊菜の栽培に失敗しまして、固くて食べにくい茎や葉となってしまいました。原因は掴めておりません。昨年は白菜の栽培に失敗しましたが、本年は充分過ぎるほどの成長ぶりです。仲間達に提供してもまだまだ残っております。百姓仕事はこうした栽培の乱高下が有り、同じ物を同じように作っても旨くいかないことが屡々です。だからこそ農のおもしろさがあるのかも知れませんね。


        本日のミッションであるサトイモを掘り出しました。子芋のみで親芋は処分です。
     

空調が整った工場内でプログラムに従って滞りなく生産されるシステムは確実で有り難い物ですが、一人の従事者として考えれば、まるでおもしろくないシステムですね。我が儘かも知れませんが、天候次第で悪戦苦闘を要求される農の現場の方が遙かに魅力に富んでいるかと思います。反面、飢え死にする自由と隣あわせでもありますが。労働の比較論はさておきまして、冬野菜もどうやら終盤期のようですね。そろそろジャガイモの植え付け準備にはいらねばなりません。Kさんのように畝作りも終了した早い方もありますが、小生はまだ荒起こしも不十分でこれからの段取りです。ミッションのサトイモ収穫も終わったので、畝作りに掛かりましょうかな。


             ついでに他の野菜も収穫を。本年は盛況の白菜です。
     
                  大根です。主に和歌山大根を栽培しています。
     
                      カブと水菜です。今が旬ですね。
      

武器は備中グワ、いわゆる3本足の長めの柄がついた開墾用の鍬です。人によって備中グワを使用する者とスコップを使用する者に分かれますが(仲間内でトラクターや耕耘機の使用は少ないです)、小生は備中グワ派です。スコップよりは楽なような気がして、もっぱら備中グワで荒起こしを行っています。さすがに肉体的には堪えます、休息しながらの作業で余り捗りませんが、遊びに立ち寄ってくれるモズと語らいながらのんびりと作業を進めます。最近のように小春日和が続きますと、野外の作業が至福の時間帯へと変わって来ますね。コンクリートジャングルで首輪(ネクタイ)をはめられてお仕事為さる方が気の毒に思えてきます。


              モズが遊びに来てくれました、アカモズのようですね。
       
           小生の周囲を飛び交いながら、一緒に遊ぼうよと誘ってるようで。
     

ジャガイモの植え付けが終了しますと、いよいよ夏野菜の準備期となります。これからが大変ですね。種蒔き、苗育て、定植、或いはアウトソーシングで出来合の苗の導入など、作業が山積します。連作障害を避けながら、収穫期と次期の作物との調整を考慮しつつ植え付け場所を決めて行くのは、コンサートマスターの如き仕事ぶりで楽しくもあり恐ろしくもあります。上述しましたように万全を期したつもりでもお天気次第で180度豹変するようなことが屡々あります。農はとてつもなく奥行きが深いものです。


           本日も小春日和のいいお天気です。畦道でお昼寝したいぐらいですね。
           

2010年02月08日

本日も園内整備を

小春日和という言葉がありますが、今日など文字通りですね。快晴の青空の下、風もなく汗ばむような気温です。ほんまに2月の初旬かいな・・・・・・・・・・そんな疑問の声すら出そうです。有り難い事です、寒さに弱い小生など暖かくなるだけで歓喜するほど、太陽光線の威力と恩恵に感謝の声しかありません。樹木達も同じなんでしょう、梅の木が1本だけですが満開となっていました。早生種かと思いますが、やはり本日の天候が原因のようですね。明日からは雨模様の予報が出てますから、本日だけの特別バージョンなんでしょう、作業に勤しめとの天の配慮かも知れないですね。1日頑張ることと致しましょうか。


          1本だけですが満開の梅樹がありました。ウグイスはいませんでしたが。
     
               果樹園内の梅林です。まもなくの開花のようです。
     

作業内容は前回からの引き継ぎで園内整備、果樹園は諸々の作業が多くて仕事を始めるとキリが無いくらいです。まずもって剪定作業とキハダの伐倒作業から始めることに。栗の木・柿の木・梅の木・などは、基本的に本年の新芽や新枝に果実がつきます。毎年剪定をやらないと樹勢も衰えるようで油断がなりません。剪定はもっぱらリーダーのIk氏が担当、チェーンソー片手に機嫌良く切りまくっております。小生とNkさんはキハダの伐倒作業、最近新しく参加してくれているOtさんとTuさんにも伐倒作業を体験して貰うことに。新人さんはやはりロープ作業が不慣れなようで、少々ぎこちない動作ながらリードロープを投げて本ロープを引き上げ、伐倒木に巻き付けて引っ張る作業を支援してくれました。これだけでも大助かりです。


         キハダの伐倒現場、先輩方すみません。稼げる果樹木に変更します。
     

他のメンバーは竹林の整備に回っています。まもなくタケノコの季節。これを狙ってイノシシが暗躍します。どうやって防御するか、智慧の見せ所でもありますね。昨年はネットと髪の毛が効力を発揮したようです。地元の古老もタケノコの季節はシシに注意しろよと警告を。彼の話では年末に罠を仕掛けて6匹ほどイノシシを捕獲したそうです。役所へ連絡したら警察官が飛んできてこっぴどく叱られたとか、どうやら狩猟免許を持ってなかったのを咎められたようです。それと住宅地の近辺では危険性のため罠猟は禁止だとか。小生のライフルで狙撃案など即座に逮捕となるかも知れませんね。ミョウガに期待しましょうか。

        
           収穫となったら女性は強いですね。ものすごい勢いで格闘中です。
      
               最後のレモンを収穫しました。販売用に回します。
      
           慎重に商品を吟味する販売担当のIke氏、傷物等は除外します。
     

作業もそうですが、収穫も実施しないと。販売担当のIke氏からの報告では前回のレモンや八朔はそれなりに売却できたようです。但し、毎日の搬入や夕方の引き上げなど大変な労苦をおかけしてます。おかげで何本かの苗木が購入できそうです。柚子など成長期間が長いものは存命中には収穫まで至らぬかも知れませんが、次の世代への贈り物ということで。昼食場所にはブドウを植え込みたいと皆から要望がでております。こちらは収穫には間に合うでしょう。実現したいものです。果樹園は育てる楽しみ、収穫の楽しみ、仲間との語らいの楽しみ・・・・・・・・・・多くの喜びをもたらしてくれます。先輩方が植え込まれた貴重な財産を守りつつ、新たな資産の育成をも図りたいものです。


         リーダーのIk氏から味噌汁の振る舞いが、暖かい汁物は有り難いです。
     
               できあがりを待ち望んでいます。早く来い味噌汁。
     

本日もレモンと八朔を収穫しました。レモンは最後の収穫ですね、八朔は大量に出回ってるので単価が安く販売は見合わせます。手分けして持ち帰りましょう。皮を剥くのが面倒なので食べにくい果実ですが、ビタミンCの補給にはかっこうの素材ですよね。食べやすいのは温州ミカンですが、残念ながら植え込んでいないんです、今後の課題ですね。        


                       なんともいい色合いですね。
        

Posted by とんび at 05:06Comments(0)TrackBack(0)森のお仕事

2010年02月07日

直売所繁盛記

全国に存在する直売所の総計が14000店余り、とうとうかの有名なコンビニトップのチェーン店を抜いたそうだ。恐ろしいぐらいの勢いである。素直に解釈すれば、それだけニーズにマッチしたということだろうか。消費者の方に好意的に受け止められたようだ。素人なりにその理由を考えて見ると、(1)鮮度の問題 (2)価格が低廉 (3)生産者の顔が見える (4)無農薬・低農薬 (5)地域の産物 (6)加工品の存在・・・・・・・・・・・・といった諸点であろうか。鮮度についてはデパートやスーパー或いは小売店等は太刀打ち出来ないだろう。何せ、すぐ側の畑から引き抜いた物を並べているのだから。当然、畑から直売所への直行なので中間経費が不要である。同じ原価であっても安く販売できる。この2点で8割方を説明できるのではなかろうか。


       大好きなボケの花が咲き始めました。小生もボケてるのでお似合いかも。
     
          赤ボケと白ボケです。1鉢1000円弱でした、いかがでしょうか。
    

当地にも何カ所かの直売所が存在するが、何れも結構な賑わいだ。有り難い話である。最近は業者と思しき方も仕入れに来られてるようで、評価も定まった模様。無論、野菜や果樹類が中心で、肉類や海産物を扱うところは少ない。元々が農家の集団からスタートしたシステムだし。JA経営というのが多いのだからやむを得ないでしょう。この直売所のシステム、実は隠れた農の振興手段でもあるのだが、この点が大きくクローズアップされることは少ないようだ。農水省の基本戦略は、規模の拡大と機械化。無論それなりの効用はあるので否定はしないが、我が国の地形条件を鑑みれば担える役割は部分的なものに過ぎないでしょう。


         菊炭や竹酢液などの林産物も、ラベルを見たら里山倶楽部の名称が。
    

農への希望者や新規就農者は結構あるのだが、生産は出来ても販売が出来ない。俗にいうお金に縁がない・・・・・・という状態に陥りやすい。農も産業である以上、一定の金銭を稼がなくては再生産が継続できないのに。この点、門戸を広く開放してくれる直売所の存在は極めて貴重だ。店によって異なるだろうか、登録費用と一定の手数料を支払えばどなたでも販売OKとのシステムが多いようだ。新機就農者等は、僅かな分量でも見劣りするような内容でも、臆せず金銭に換価できる。このバックアップシステムが、農の振興にどれ程大きな役割を担っているか。もう1点は、既存の農家であっても、いわゆるジイチャン・バアチャン・カアチャンの3チャン農業が成立することだ。金額は別として日銭がはいることで年寄り達がどれ程勇気づけられるものか。病院通いが日課だった人々が、背筋を伸ばして軽トラで走り回っているとか・・・・・・・・そんな話を良く聞きます。地元自治体の国保会計にとっても大きな朗報ではないでしょうか。


            野菜類は鮮度の良さが一番のアピールポイントのようです。
    

    

    

直売所は数量にこだわらない。3チャンでも自分の可能な範囲で商いが出来るのだ。当然大きな面積も高価な機械類も必要ない。狭隘な棚田で充分対応可能なのである。彼方此方で耕作放棄地や休耕地が散見されるが、ここが小金を生み出す金鉱山へと変化(進化?)することは充分可能で、消費者の方にとってもメリットが大きい。地域の食材自給率はイヤでも高まって来ますし、ちょっと高尚に考えれば国家としての安全保障対策にも貢献できると評価できるのではないでしょうか。農水省さんの基本戦略、ちょびっと方向転換は適いませんかなあ。   


           主食である米も地場産の低農薬米等にこだわりたいですね。
    




  

2010年02月06日

福祉センターデビュー

福祉センターなる施設があることは存じていたが、まさか己がそこへ出入りするとは想像だにしていなかった。爺様や婆様の施設だとのイメージが強かったのだ。逆説的な表現では、自分は資格不十分の縁なき衆生との認識であった。ふとした機縁で当該施設で歴史講座が開催されることを知り、直接申し込みが条件となっていたので、訪問したのが運の尽き。担当スタッフの方の懇切丁寧な説明と笑顔で穏やかに説得される話につい根負けしてしまった。何でも60歳以上の者及びその介護者が利用資格の条件だとか。いやいや、小生はまだ30歳なので・・・・・・・・・・・・・そんな自己弁護が通用するはずもなく、資格は充分ですよと諭されてしまった。自意識はともかく客観的にみれば高齢者群に属するのであろうか。


           余り知られていない当地の観光スポットを。ご存じの武将ですね。
     
               ナンテンは当地周辺の特産物です。年末の出荷かな。
     

いろんな資料も頂いたのだが、温泉ありカラオケあり囲碁に将棋に詩吟にヨガに・・・・・・・・・・・何でもありの娯楽施設のようだ。おまけに送迎バスまで運行しておられるとか。当然税金で運営されておられるのだろうが、働いていない高齢者にここまで至れり尽くせりでは、そりゃ若い方は税負担に喘ぐはずだと妙に同情する。ありがたい話なので批判はしないが、これでいいのか疑問詞だらけと言うのが正直な感想。資格充分ということで会員登録を為されてしまったが、こうした施設でのんびり余暇を過ごすといった生活は小生には似合わない。暑くても寒くても森の中を駆けずり回って木々と格闘していたい、田畑でイノシシと知恵比べ・・・・・・どうもこちらの方が快適なようだ。会員証はいただいたものの、歴史講座以外は返上させていただこう。


                清冽な山の清水に惹かれて当地を終の棲家に。
     

話は変わるが、長野県に川上村という小さな山村が存在する。かっては日本のチベットとも表現されたどうしようもない寒村(失礼)だったそうだが、一人の優れたリーダーの出現で大きく変化して人口増加率が長野県でもトップクラスとなったそうだ。村内世帯の平均年収が2500万くらいとか、東京などの大都会から嫁志望の若い女性が続々押しかけ、3世代4世代の大家族で和気藹々と農業に子育てに勤しんでおられるとか。秘密は高原野菜としてのレタス栽培にあったようだが、注目したいのは高齢者の活躍。ここではカラオケや囲碁将棋などを堪能するのではなく、生涯現役で畑仕事を続けておられるとか。結果として国保会計も他市町村のような赤字会計に陥らず、村民が元気で日常生活を満喫しておられる模様。善の循環がうまく回り続けているようだ。


         彼方此方にこうした棚田風景が広がっています。日本人の原風景ですね。
     

大きな政府を構築して住民満足度を高めていく、確かにこれも一つの方法論だが、根源は税負担にあるのだがら充分な税収が確保できるような社会システムでない限りどこかで行き詰まる。もう一点、見逃せないのが住民に過度な依存心を植え付けてしまうことではなかろうか。かの武者小路実篤氏が語っておられた、「僕の前に道はない、僕の後ろに道が出来る」という言葉、今一度吟味し直してみるべきではないかと、密かに考えているのだが。そうそう諭吉先生の著書も必読ではないでしょうか。    


               広葉樹主体の雑木林は滅法に林内が明るいですね。
       

2010年02月05日

ミョウガの引っ越しを

先般来イノシシ対策に頭を痛めているが、漫画的な方法論を思いついた。ミョウガという野菜が存在するが、これを食べると物忘れがひどくなるとの言い伝えがある。真偽の程は定かでないが、あまり好きでもないのでこの点を口実に食べるのを遠慮するようにしている。こいつをイノシシに食べさえ、物忘れ効果を発揮させてリングワンデリング(方向性を失って同じ場所を堂々巡りする現象、山で疲労困憊になると生じやすい)に陥らせてやろうとの作戦だ。どう考えても幼児的だが、明確な対抗手段が見つからない現在、思いつくものは何でも利用しなくっちゃ。さてミョウガだが、共同農園にどっさりと植え込んでいる。かってバンブーハウスが存在した場所で、荒起こしの必要性があるのでグッドタイミング。早速の作業開始と参りましょう。


       私宅近辺の棚田風景です。なかなかいい環境でしょう・・・・・・無理矢理同意を。
      
                いい天気なんですが、風が結構冷たいですね。
     

現場で鍬を握るまもなく師匠の登場、例の田圃の石垣崩壊で業者と打ち合わせのようだ。肝心の仕事はほっといてミョウガの話に花が咲く。イノシシに食わせるとの作戦に大笑い、そんなアホな話にシシが乗っかるかいな・・・・・・・・・・というのが師匠の判断。実は小生も内心ではそう思っているのだが、手をこまねいてるのも癪の種なので、何でもやってやろうと思う。谷間の農園の一番上部にツタンカーメンを植え込んだ場所があるのだが、シシにやられて全滅状態。ここがやや湿気を含んでいるので、ミョウガには最適だろう。掘り起こして明日にでも移植しましょうかな。


          かってのバンブーハウスの跡地です。ここにミョウガは眠っています。
     
                   ミョウガの冬眠地です、籾殻の下となります。
     

備中グワをふるってミョウガを掘り起こす。結構土も硬く、思いっきり打ち込むと、ミョウガが鍬で千切れて飛びだしてくる。次々と拾い集めてみたら箱一杯にもなってしまった。最初は確か一袋500円ぐらいで僅かな苗を購入したのだが、数年の間に何倍にも増加したようだ。驚いたのはハヤトウリの根っこ、直径3センチから5センチもあるようなのが縦横無尽に走り回っている。以前にもレポートしたが、私宅ではハヤトウリの出番が無いので本年からは栽培中止、撤去の予定なのだ。ミョウガのついでにハヤトウリの根っこも全部掘り起こした。乾燥させて焼却処分だ。


              無理矢理掘り出されたミョウガの地下茎。怒っていますね。
      
              結構いい茎が出来上がっています、苗として売れるかな。
     

ミョウガとショウガは親戚筋にあたるようだが、ショウガの栽培がもう一つ旨くいかない。Kさんの話によれば、種ショウガの切り方が悪いのではとのこと。新芽を無視して分割してるのではないかとの疑いだ。小生の場合は分割しないで、種ショウガのまま植え込んでるので理由は別だろう。ショウガは高温多湿系だが、植え付け場所がどうも乾燥気味のようで湿気が足りないのかもしれない。今年はミョウガの隣にショウガを植え込んでみるかな。     

           
             新たな植え付け地、イノシシに食べさせて物忘れを・・・・・・・・・・・・。
         

Posted by とんび at 05:12Comments(2)TrackBack(0)畑の作業

2010年02月04日

お寺さんの節分

本日は立春いわば新年元旦に相当する日付けでもありますね。その前日即ち大晦日に当たるのが節分のようで、節目の日でもあります。鬼は外の行事でも有名ですよね。当地でも様々な趣向で節分の行事が執り行われた来ましたが、最近はちと下火のようです。当地でも、かっては門柱に柊と鰯の供えが飾り付けてありましたが、近年はさっぱりと見なくなりました。伝統的な行事が消えていくのは寂しいものです。生活の中から季節感が失われ、ハウス栽培の食品や冷凍食品などで日常生活が営まれ、旬の産物に感謝と驚きが無くなったせいかも知れませんね。食生活の重要性が改めて再認識されます。


           ここは信仰の場、やはり敬虔な祈りが餅まきよりも先のようです。
     
                  節分星祭りと命名された一大イベントです。
             

さて節分ですが、当地のとある古刹では毎年星祭りと称して節分行事が実施されます。ご祈祷や福豆の授与が中心ですが、豆まきや餅まきの行事もあり、近在の方々の楽しみでもあります。無論、物見高い小生が見逃すはずもなく毎年参加して多少のお裾分けに預かっております。昨年は雨天で参加者も少なく、小生の戦利品も多かったのですが、今年は晴天に恵まれた故か競争厳しく僅かな収穫に留まりました。餅には番号の記された物もあり、別途記念品が出るようですが、今だかって該当した試しがありません。クジ運はあまり良くないようですね。余計な話はその程度にしまして、参拝された皆様の状況を覗いてまいりましょう。

         櫓の上は地域の有力者や檀家の役員さんでしょう、餅まき当番です。
     
             こっちへ投げて・・・・・・おばさまの黄色い声も届いたかどうか。
       

メインディッシュならぬイベントはやはり豆まき・餅まきでありましょう。紅白に包まれた櫓の上から、鬼は外、のかけ声と共に豆や餅が降ってきます。押し合いへし合いの争奪戦で、年配の方など圧死の可能性すら感じるほど、小さな子どもさんは遠慮した方が良さそうです。土足で踏まれた餅や袋の破れた豆を押し合いながらむしり取ります。弱肉強食の世界かな。カメラ片手に走り回りましたが収穫品は4個の餅のみでした。福豆の授与は大変な行列で、並ぶのが嫌な小生は最初からギブアップ、これまた福引き付きのようで福豆と他の景品とを抱えたおばさま方がニンマリした表情で引き上げて行かれます。でかい布団類があたって四苦八苦しながら車まで運んでおられる御仁も、お寺さんもなかなか商売上手なようです。

           福引き付きの福豆の授与です、大変な行列で頂くのは諦めました。
     

お寺さんといえばやはり信仰の場、ご祈祷を依頼される方も多いようです。30分単位で実施されてるようで、こちらも行列でした。祈祷まではいかない方も、お賽銭をあげ鈴を鳴らしながら静かに祈っておられます。何だかんだと言ってもDNAの中には神仏への帰依の精神が残っているのかも知れませんね。お寺に来ると線香とローソクが定番のようですが、これまた不思議と人の心を落ち着かせる作用があるようです。あまり信仰心も持っていない小生ですら、線香の煙に包まれますと神妙な面持ちになって両手を合わせてしまいます。不思議な現象です。


              お寺さんではここの雰囲気が一番ですね、癒されます。
     

節分となれば何故か太巻きの寿司となりますね。大阪が発祥の地らしいのですが、バレンタインのチョコレートと同じで商魂逞しき知恵者がおられたのでしょう。私宅でも太巻きに鰯が食卓に上りました。生け垣全部が柊なので、あえて柊まで食卓には載せませんが、鬼にとっては嫌な家でしょうね。もっともこの場合の鬼は邪気を指すようで、季節の変わり目だから体調の激変に留意しなさいとの警告の意味なんでしょう。先人達の智慧を大事に伝え残したいものです。      


             屋台の定番はこれでしょうね、白い鯛焼きが人気らしいですが。
      
              椿専門の苗木屋さんのようです。春近しの感ですね。
        

Posted by とんび at 05:05Comments(0)TrackBack(0)山里の歳時記

2010年02月03日

イノシシ達の饗宴

毎晩、彼らは晩餐会でもやってるのではなかろうか。そんなやっかみの声もつい出てしまう。これまではご無沙汰続きでこちらも安心しておったのだが、最近はひどすぎる。畑の端から端まで駆け回ってるかのようで、至る所に穴ぼこだらけ。とうとう農作物にも被害が出始めた。彼らのお目当てはどうやらミミズらしく、若干湿り気のある柔らかい土を好んで掘り返す。鋭い牙と頑強な手足それに馬力のある筐体が武器となる。人間が作る簡素な防御陣など歯牙にもかけぬ有り様で、全く持って縦横無尽。荒野を自由気ままに走り回っているかのようだ。さてどうしたものか、電気柵を講じるのが一番の対策かと思えるが、防御一点張りで籠城作戦というのがどうにも癪に触る。師匠の言葉、攻撃こそが最大の防御、との作戦が取れないものだろうか。

 
              この谷の奥の方から夜な夜な侵入してくるようです。
           
 
本日見つけた被害状況を覗いてみよう。まずもって腹の立つのがカリンの苗木、年末に植え込んだばかりなのに引き抜いて中途で折り曲げている。画像をご覧いただきたい。どう見ても意図的に引き抜いたとしか思えないでしょう。稲藁を根元に敷き込んでいたので、ミミズが潜んでいると判断したのでしょうか。次はニンニク、こちらも掘り起こして耕耘作業後のような形状になってしまった。当然某かのニンニクが駄目になっている。タマネギも同様、タマネギ畑の中を牙で掘りながら進行したようだ。昨年まではキジの遊び場兼産卵場で、まだしもかわいげがあったのだが、イノシシの運動場兼エサ場と化されてはたまったものではない。どうにかして反撃をと思っているのだが。狩猟免許を取得してライフル銃でも購入するか、否、確かここらは禁猟区のはず。どこまで運の強い奴らなんだ。


            引き抜かれたカリンの苗木、年末に植え込んだばかりなのに。
            
                      再度植え込みましたが、痛々しい姿に。
              
                被害にあったニンニク畑、一畝が全滅状態のようです。
     

それにしても畑のど真ん中に残された連中の足跡、蹄の跡がくっきりと残っています。人間ならば証拠充分で一網打尽でしょうが、相手がイノシシとあらば逮捕状も意味なしのようですね。どうやら野菜類の栽培も危なくなってきました。そういえば地主のばあさまの家もイノシシ被害で昨年から米作りを止めてしまったとか。息子さんはサラリーマン、あほらしくて米作りなどやってられないのでしょう。棚田が荒れ果てていくのもイノシシが原因という事例は多いようです。元々は、獣たちのテリトリーと人間界とは厳然と区分されていました。それが山村集落の崩壊や、耕作放棄或いは休耕地の出現などで、この境界線が曖昧模糊となってきたようです。彼らにすれば己のテリトリー内だと理解しているんでしょう。宮崎駿氏のアニメ作品「もののけ姫」も、見方によっては獣界と人間界との縄張り争いと取れないこともないようですね。


                  タマネギ畑の中央部に溝を作ってくれています。
     
            ツタンカーメンの畑です、1本の苗も残っていません。完全に全滅。
     

一時期、熊の被害で社会が騒然となりましたが、イノシシの事例と原因は同じなんでしょう。幸いここらに熊の出現はありませんが、イノシシやアライグマは頻繁に出没します。正直、手の打ちようがない・・・・・・・・・というのが実態でしょうね。里山倶楽部でも、罠を仕掛けてイノシシを捕らえ、猪鍋にして食いつぶしてやる・・・・・・・・・・・・・そう意気込んでいたお兄さんがいましたが、最近は声も出ないようです。罠を仕掛けるにも狩猟免許、よしんば捕獲してもどうやって解体するのか、・・・・・・・・難問続出なんでしょう、お察しします。どなたかグッドアイデアをお持ちでないでしょうかね、お知恵拝借といきたいのですが。      


           連中の足跡です。人間様なら、即逮捕でしょうが、相手が獣とあらば。
     




  

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2010年02月02日

遠来の朋

「朋(とも)あり遠方より来たる、亦(また)楽しからずや。人知らず、而(しかう)して慍(いか)らず、亦君子ならずや」・・・・・・・論語の学而第一にある孔子様の言葉をふと思い出してしまいました。この言葉を習ったのは中学生の時だったような気がします。さりげない一言ですが、事の本質を的確に表現しているのでは・・・・・・・・そんな印象を受けますね。こんな感慨にふけるのも、そうした出来事があったからです。読者の方から連絡を受け、どうしても仲間にはいりたいとの、たってのご希望でした。しかも氷雨の降る中をわざわざ共同農園まで訪ねてお出でになったのです。その熱意と思いの深さに感動してしまった、それが標記の言葉を思い出すきっかけとなったのでしょう。人生は一期一会、ただそれとなくすれ違って行くだけも人生なら、一瞬の出会いが生涯の友となり得るのもそれもまた人生・・・・・・・・・分岐点での選択はご本人次第でしょう。


               白梅が咲き始めました。とらちゃんの旅立ちを祝福かな。
      
     
ゲストハウスにご案内して話を伺いました。何でも今年の3月で定年を迎えられるとか、組織を離れた今後の生き方を模索しておられた模様です。そうした中で当ブログに出会われ、感ずるものがあってどうしても仲間にはいりたい、一緒に活動したい、そんな思いに捕らわれ連絡をされたようです。光栄な話であります。我々は何処にでもいるようなごく普通の百姓見習いの身、提供できるような何物も持ち合わせておりませんが、仲間に迎え入れ共に活動する位は容易な事。彼の熱意を仲間の全てが了解してくれるかと思います。早速リーダーのU氏に連絡を取りまして、一部の畑を彼に提供することとなりました。面積的には小さなスペースしかありませんが、現在、我々で出来うる最大限の歓迎の意と汲んでいただければ幸いかと思います。


        我々のゲストハウスです。この画像を見て、汚いゴミ屋敷と感ずるあなたを
                  とても気の毒に思います。
     

果樹園の育成にも興味をお持ちのようで、こちらの方にも参加したいご希望でした。NPO法人里山倶楽部への入会が前提条件とはなりますが、同意のうえとか。熱心な仲間が増えますことを諸手をあげて歓迎したいと思います。農作業や果樹の栽培は単独でも可能ですが、仲間がおりますと楽しみと喜びが数倍にも増加します。定年を迎えられますと、人間関係も縦型から横型へと変化します。指示命令系統はなくなり、独立自尊の生き様が要求されます。こうした中でソフトランディングに失敗され、粗大ゴミと化される方々の多いこと・・・・・・・・・・・とても残念に思います。


          我が城を建設中の仲間達です。数年前の画像ですが・・・・・・・・・・。
     
               万年少年の楽しげな意気込みが感じられますか。
     

人生二毛作、ご本人の意識次第でどうにでも進路は変更できるものです。舵を握るのはあなた、思い切ってラダーを回してみられたらとお勧めします。訪ねて来られた彼、通称とらちゃんの新たな旅立ちを祝福したいと思います。南河内の里山で、農作業に励みながら、緑豊かな桃源郷とんびの里を創り上げましょう。既に活動中の仲間達も喜んで迎えてくれると思います。ボーイズ・ビー・アンビシャス。    


      梅の木の剪定枝を少々頂いてきました。室内に置いてたらあっという間に開花。
      
            とんびくらぶの収穫品です。キリギリスではなくアリの成果。
       

2010年02月01日

石垣の崩壊

棚田の美しさはその積み上げ方にあると聞く。確かに細長い狭隘の土地が曲がりくねって積み重なってる様は、何とも言えぬ美観である。先人達の労苦の賜だが、後の世の人のメンテナンスによる功績も大きいだろう。何百年と大事に管理され守られてきた棚田・・・・・・・・・・それが一端災害等によって崩れ出すと手に負えなくなる。大半の棚田は石垣積みだが。この技術を継承される方々が極めて少ないようだ。従って小規模な補修などはまず期待できないようである。以前にテレビで拝見したのだが、四国の吉野川流域では棚田専門の石工集団が健在でおられるとか。当地ではまず期待できない話である。どうするのか、いわゆる工務店に依頼して、コンクリート工事とならざるを得ないようだ。残念な話だが、コンクリートは耐用年数が極めて短く、200年もすれば跡形もなく消え去ってしまうとか。

  
            石垣を積まれた棚田、石の性質をうまく組み合わせていますね。
     

棚田に積まれた石垣は数百年以上の歴史を持つ。当地の棚田がいつ開発されたのか不明だが、楠公さんの時代には米の生産が盛大に行われ、楠木軍団の経済的基盤となったようだから、推定でも800年以上位にはなるのでなかろうか。その間、石垣は持ってくれているのである。コンクリートでは考えられない話であろう。


         棚田の石垣が崩壊しました。師匠も石垣を積もうと考慮されたが・・・・・・・
     
           結局は重機とコンクリートによる何時もの工法が・・・・・・・・・・・・
     

石垣について、特別考えた事もなかったのだが、師匠の田圃が崩壊してコンクリート擁壁の工事が始まってみると、?????・・・・・・・・・・・・つい考え込んでしまう。自然石を使った石垣は頑丈で水はけも良く見た目の景観も美しい。棚田風景の定番とも言える位で、これがコンクリート擁壁に変化すれば美観もさることながら、工事を定期的にエンドレスで継続しなければならないのではなかろうか。もっとも、その方がGDPの数字を大きくして国家経済に貢献するとの、本末転倒の考え方も無きにしもあらずだが。バカな発想は止めにして、素直に長期間の用途に絶えうる自然石の石垣復活を期待したいものです。対応策は、石工と呼ばれる職人集団が、それなりの社会的評価と経済的処遇を担保されることだろう。


         土の色が違います。先人達は耕土と底土を明確に使い分けてました。
     

何時の頃だろうか、金の卵などと煽てられて地域の集落社会から分離され、核家族があたかも時代の先端であるかのような幻想を振りまいて、囲われてしまったのは。働くことの意義は、己の存在が地域社会に役立って、己自身も成長できて、しかもそこそこの報酬を得て家族を養える・・・・・・・・・そんなささやかな営みにあったのではなかろうか。ベルトコンベアーの前で反復作業を繰り返したり、金融商品とかを売りまくったり、・・・・・・・・・・・・肉体の切り売りや人の欲望に付け込むような事ではなかったと思うのだが。大工の仕事にはとても憧れる、同じように石工の仕事に憧れる若者も存在するのではなかろうか。勇躍大志、困難な道をあえて選択する勇士の出現を待ち望みたいですね。


              この美しい石垣を子々孫々に残してやりたいものです。
           

2010年01月31日

日だまりの農作業

昨日、今日とぽかぽかしたいい天気が続いています。ご陽気に誘われた訳でもなさそうですが、三々五々と畑に集まってくるんですね。誰しも思いは同じようで、草が伸びてるのでは、ジャガイモの植え付け準備は、耕耘作業は・・・・・・・・・・・気掛かりな作業が次々と思い浮かぶのでしょう。そこかしこで作業が始まっていました。冬場は雑草の伸びが緩やかなので油断仕勝ちですが、根はしっかりと張っております。今、対策を講じておかないと、春先になれば一斉に伸びまくりますね。皆さんの対応は的を得ているようです。小生も仲間入りをと思ったのですが、梅の剪定が中途半端、こちらを先に片付けることと致しましょう。


        ジャガイモの畝立てに黙々と取り組むKさん。サツマイモとの交互栽培です。
       

ジャガイモにチャレンジ中なのはKさん、2月の中旬には植え込む予定だそうです。少々早いかとも思ったのですが。彼の説では中旬で充分だとの事。但し、ジャガイモの芽出しは必要で、日当たりのいい屋内でジャガイモを太陽光線に浴びさせ、芽を充分に出させた物を種芋として利用するそうだ。作業を見学してると既に3畝がほぼ完成、都合100株ほどを植える予定だそうな。ジャガイモやサツマイモは肥料分がない方が好ましく、彼の場合は専用スペースを確保して対策を講じておられる。決して他の野菜とは混同されないのが大きな特徴だろうか。芋は大きすぎても小さくても使いづらい、程よい大きさに実らせるコツは肥料分の少なさ(程度があるようだが)にかかっているとか。完熟トマトを作るときに、枯れる寸前まで水分を与えないのと同じ理屈のようだ。


            収穫した野菜の調理相談を、Okさんもご自身で調理を?
     
                  農作業の合間には森の手入れの相談も。
     

Okさんは収穫専門のようで、刈り取った野菜類の調理方法をKさんに質問攻め、但しジャガイモの植え付け準備も思案中のようで種芋持参でこれまた質疑応答の時間とあいなりました。40代の頃から仕事の合間に農作業のキャリアを積み重ねられたKさん、年季の入れ方が我々とは異なってるようです。ちょっとやそっとでは追いつけないようですね。チームリーダーのUさんはもっぱら草抜きのようです。タマネギの周囲にちいさな雑草がびっしりと張り付いてます。肥料分を取られる、と心配顔でせっせと抜きまくっておられました。小生なら多分見逃してしまうような小さめの雑草です。この対応が、収穫時に大きな違いとなって現れるのでしょうね、見習う必要があります。


              タマネギの合間には小さな雑草が、これを手抜きです。
          
                 体に似合わず小まめな作業が大得意のUさん。
          

小生の場合は、ジャガイモの芽出しは実施中ですが、畝立ての準備は未対応です。遅れを取りました、明日からでも早速に取り組みましょう。仲間のいいところは、こうした対応のまずさを即座に気づかせていただくこと。有り難い存在です。2~3日の遅れでこちらも対応策を講じる事ができます。単独での農作業であれば、場合によっては時期を失してしまうかも知れませんね。種蒔きひとつとっても、タイミングがずれると実りが大幅に変わってきます。農事暦が必要な所以でしょう。自分の側に専用師匠を侍らせておく・・・・・・・・・・大変失礼な表現ですが、実態はそうしたものでしょうか。心おきなく何でも相談に応じ手ほどきまでしてくれたり、場合によってはポット苗までいただいたり、仲間の存在があってこその農作業です。言葉にこそは出しませんが、仲間との幸せな境遇にただ感謝。     


          いいお天気で背景の金剛山も晴れやかです。稜線が綺麗ですね。
        

Posted by とんび at 05:07Comments(0)TrackBack(0)畑の作業

2010年01月30日

都会人のオアシス

世の中には、物好きというか労を厭わずというのか、熱心さを通り越すような方々も多々おられるようだ。最も、そうした熱心さがあってこそ人様より抜きんでた職人芸といったものが生まれ、場合によっては名人の誕生ともなってくるのだろう。最近、テレビ放映されていた番組で、82歳の寿司職人の方が紹介されていたが、まさに文字通りの生き様であった。口減らし(お若い方では理解困難かと思いますが)の為に7歳で奉公に出され、小学校に通いながら丁稚奉公に励まれたという。極めて不器用だったご様子で、一つの技の習得に他人様の数倍の時間と修練が必要だったとか。だがそうした環境であったればこそ、工夫と努力で新たな道を切り開かれたようだ。


                広大な貸し農園、都会人のオアシスのようです。
      

当地にも似たような事例があって、感嘆しながら眺めている。最も、寿司職人の道ではなく百姓稼業とでもいい得るような分野なのだが。当地の山間部に、いわゆる貸し農園が存在する。名称はなんとかクラインガルテンとかになってるのだが、ラウベと呼ばれる宿泊施設等はなく規模も小さいようなので、貸し農園の呼称で充分だろう。驚いたのは契約者の大半が遠隔地の都会人の方々なのだ。当地まで車で通われても優に1時間以上は要するだろう。農道で数台の車が見受けられたが、当地の和泉ナンバーではなかった。中には小型の耕耘機を積み込んだワゴン車もあり、耕作に通われてる事が一目瞭然なのだ。年齢的にはリタイア組と思しき方が多いようで、推察するに都会で居住しながらも、土への憧れから遠路を厭わず通勤しておられるようだ。さながら、砂漠を旅するラクダ隊の商人が苦難の末にようやくたどり着いたオアシスであろうか。


     遠隔地から通ってこられる農園主が多いようですね。車でも1時間以上でしょう。
 
              ビニール波板で西風からエンドウを守っておられます。
     
             大量のポット苗を栽培中の方も、春先への準備でしょうか。
     

冬場の事ゆえ、そうたいした野菜類が育っている訳でもないが、春の耕作期に向け下準備の真っ最中のようだ。中にはポット苗を育てておられる一角もあり、プロ並みの準備と心配りかと思える。様々な工夫も見られ、素人ながら半端な技術水準ではなさそうだ。都会地でも、いわゆる市民農園的な形態はあるようだが、1年単位の契約や耕地の狭さ等もあって、一定水準以上の方には不評のようだ。遠路を厭わないで当地までお出でになるのも、そうした事情かも知れない。高台の丘陵地なので景観も良く、天気のいい日に金剛連峰を眺めながらの農作業は、一服の清涼剤かも知れませんね。

           こちらは籾殻と稲藁を大量にゲットされてます。農の資材ですね。
     
         畝立てが面倒なのか、板囲いで畝の代用を。工夫なのか横着なのか。
     

どの程度の借地料を支払っておられるのか不明ですが、農作業にはあれこれで経費もそこそこ必要です。ただ都会地でスポーツジム等に通って健康管理するよりは随分と安上がりな健康対策でもありましょう。満足度の度合いも異なってましょうし、帰路にはお土産つきというのもご家族には喜ばれますね。トータルすると安い道楽との評価も可能でしょう。何よりの効用は、自分たちの食材を自分たちで創り上げること。この充足感は言葉で表現できないものがあります。米作りを行ったときなど、感無量となってしむほどです。国の自給率が何パーセントとか心配するよりも、自分達の食材は自分たちで賄いましょうよ。安全で安心な食生活への一番の近道でもありましょうから。かってのソビエトが崩壊寸前で経済混乱に陥った時も、市民達はダーチャと呼ばれる農園で家族を守りきったとか。       


                 境界線には明示用の杭が埋め込んであります。
         

2010年01月29日

車庫証明と名義変更

車は好きだけど格別な知識やノウハウを持っているわけではない、そんな何処にでもいるような農夫をどう見込まれたのか車の手続き一式を頼まれた。多分、暇そうに見えるので仕事を押しつけろ・・・・・・・・そんな魂胆かもしれない。頼まれ事は知人の車の車庫証明と名義変更の手続きである。大半の場合は車屋さんに依頼するのが常識だろう、まあっ、こちとらも物見高い性格の故、何でも見てやろう何でもやってやろうの精神で引き受けることとした。後でわかったことだが、厳密にはこうした業務は行政書士の職務領域となるようだ。そう言えば昔に、どこかの県で自動車業界と行政書士界とが対立抗争していたようなぼんやりした記憶が残っている。


            陸運局の事務所です、和泉ナンバーの車が管轄対象となります。
     
          車検場です、若かりし頃何度もユーザー車検でお世話になりました。
     

知人の依頼で1回代行するだけだし、業として行うわけでもない・・・・・・・・従って行政書士法違反とはならないだろうとの判断で手続きを始めてみた。まず車庫証明だが、所有者地元の警察署が管轄となる。ポイントは普通車は事前申請、軽自動車は事後報告の相違だろう。つまり名義変更を基準として普通車は事前に取得しておく、軽自動車は変更後に車検証の写を添えて事後報告となることだ。証明書は約一週間程度で交付される。手数料は3000円前後くらいかな。申請書には地図を書き込まねばならないが、ネットから住宅地図をコピーして代用した。車両の設置場所はメジャーで測定した寸法入りの図面が必要です。そう困難な手続きでもないので誰でも簡単に出来ますよ。


          提出書類の記載要領が掲示してあります。見ながら車検証から転記を。
      
                必要事項を所定の場所に書き込んでいくだけです。
     

やっかいなのは名義変更、普通車と軽自動車各1台だったが、手順はどちらも似たようなもの。ネット情報で必要書類を調べ前もって準備しておくことだ。印鑑証明書、車庫証明書、車検証、委任状、申請書、などが標準的な必要書類。申請書の記載要領は見本が展示してあるので車検証を見ながら転記すればいい。不明な点は担当官に聞くことだ。今回は和泉ナンバーのままだったので車の持ち込みは不要だった。ナンバーが変更となる場合は車を持ち込んで封印を剥がしたり新たに封印したりの作業が必要となってくる。申請書類を書き上げ、窓口でチェックを受けて待つことしばし、新たな車検証は即時交付となった。あと自動車税事務所に回り、申請書を書き込んで提出すれば全てが完了。流れとしてはこんな感じですが、迷ったのは申請書の書き方、サンプルを見ながら車検証から必要項目を確認しながら転写するしかないですね。


              軽自動車検査協会です。陸運局から車で5分程度。
      
          中央部の建物が事務所となります。こちらも記載例がそろっています。
     

軽自動車もほぼ同様の流れとなります。印鑑証明書や車庫証明書の提出が不要など、手続きは若干簡素化されます。違いは管轄の事務所が陸運局ではなく軽自動車検査協会となること、最も当地の場合は何れも堺市内の泉北地域にあり、車で5分程度の至近距離にあります。2箇所回っても、合計2時間程度で完了しました。最初は戸惑いがあるものの、実際に着手してみればどうって事もない手続きです、存分に楽しめました。ただ何回も反復してやるような興味津々たる分野では無さそうです。1回か2回位で留め置いた方が良さそうですね、飽きますよ。         

Posted by とんび at 05:07Comments(0)TrackBack(0)里山に遊ぶ

2010年01月28日

梅街道再び

梅と桜、大好きな樹木の双璧であろうか。何れも花が咲き乱れ、ウメ千本或いはサクラ千本とも呼称されるほど。大量の苗木が植え込まれた名勝の地が彼方此方に存在する。当地付近では、月ヶ瀬の梅林或いは賀名生の梅林が有名どころ、サクラでは文句なしに吉野でしょう。大阪市民にとっては造幣局かな。最も、そうした著名な観光地でなくとも梅や桜が見事な場所は多々存在します。端的に言いますと、例え1本の樹木であったとしても咲き具合によっては、ウメ千本、サクラ千本にも匹敵します。というか、さりげない農道界隈に小さなサクラやウメがあって、道行く人にほのかな香りと花を届けてくれる方が風情があっていいものです。

     
      冬場開花の野草は珍しいですね。図鑑で捜しましたが見つからず、梅の根元です。
     

当地で農夫と呼ばれた方々も、そうした心情が強かったのでしょう。彼方此方にウメやサクラやモモなどを植え込んでおられ、春先にはそこかしこで小さな花見が楽しめます。小生が借用している農園の持ち主、地主のばあさまの亡くなったご主人もそうした人物だったのでしょう。街道筋に何本かのウメとプラムを残してくれました。残念ながらばあさまの年齢と健康状態では手入れが行き届かず、不十分な花見しか出来ないのが実態でした。ならば、ということで、少しづつ手入れを続けております。人様の樹木の故、大胆な手入れは不可能ですが、花を蘇らせる程度のメンテは許されるでしょう・・・・・・・・・・と勝手な解釈で。実は渋柿の手入れも同じ理屈で行っておりまして、収穫時にはKさん共々恩恵を被っております。


              前回手入れした梅に落ち葉と稲藁を敷き込みました。
     
            藁は腐って肥料となります。ツル性植物も多少は抑えられる?
      

先日もレポートしましたが、街道筋の樹木のため、季節には見事な花々を道行く人に提供したいものです。基本は剪定でしょう、その後は肥培管理でしょうか。ウメもプラムも基本的に肥料などそう必要とはしません。加湿状態とならないよう、排水の便に注意しておれば適度な剪定で充分花を咲かせてくれます。この剪定が充分には出来てなかったのですね。そして何処も同じ、ツル性の植物に絡まれて樹冠まで覆われ光合成が出来ない・・・・・・・・そんな過酷な状況でした。本日もツルの除去と弱った小枝の伐採にチャレンジします。ついでに幹回りに生えてきた竹の処理、これも難儀な課題ですね。現在は直径1センチ程度の竹ですので、目の細かい鋸で簡単に切れます。数年この作業を続ければ枯れるのではないでしょうか。


          切り落としたツル性植物です。大量にあって樹冠まで覆っています。
      
             ツル性植物は梅の枝毎伐採しました。少々切りすぎかな。
     

今年の開花期には間に合わないかも知れませんが、作業を継続することで来年或いは再来年には、街道を歩かれる方々に小さな楽しみを提供できる事でしょう。野道を歩きながらウメやプラムの花々を愛でられる、そうした環境が増加していくことを期待したいと思います。かって農に勤しんだ方々は、農作業の合間に、こうした他者へのさりげない思いを形に現して残してくれたようです。     


       街道筋の小さな雑木林、梅やプラムの開花で旅人を立ち止まらせたいですね。
     





  

2010年01月27日

土壌のお話あれこれ

森の土壌について講習会が開かれた。地味なテーマーにもかかわらず沢山の受講生が押しかけ、会場は満員状態のありさま。講師は当地の名物講師でもいらっしゃる伊藤先生だから、熱烈なファンも多いようだ。偶然ながら、以前の職場で同僚だったHaさんとも再会してしまった、職務研修での参加のようだ。伊藤先生は樹木の専門家、会場の環境農林水産総合研究所の研究員を努めておられる。標題のような研修には最適な人物であろう。樹木にとって森の土壌が如何に大事か・・・・・・・これは田畑にとっても同様な意味を持つ。お話の内容をそのまま田畑に置き換えれば、農耕の業務改善ともなり得る話だ。農の分野の業界人と思しき受講生も見られたのは、同じ発想の故からでしょう。着眼点は同じなようです。


               研究所の正門です。広大な敷地で車が必需品。
     
               正門をはいっても研究所までは車で相当かかります。
        

演題は「樹木にとって、とてもとても重要な土壌の話」、全くストレートなタイトルで、森の樹木の生育を左右するのは土壌であるから、如何にして良い土壌を創り上げるか、ポイントの解説をとの趣旨のようだ。話は専門的で高度な内容であり、正直言って理解できた部分は僅かだが、幾つかをご紹介しましょう。結論を先に話せば、土中に空気を送り込み、水持ちが良くて水はけの良い土をどのように作るか、この1点に絞り込めるようだ。先生の発想は木炭を活用しようというもの。研究生活の傍ら、南河内の里山で炭焼きの経験を積んでこられた実績も大きいようだ。

           土壌のお話が始まりました。専門的でついていくのが辛いですね。
     
                     まずは光合成の大事さの訴えから。
     

話は光合成から始まった。樹木は根によって水分や栄養分を吸い上げ太陽エネルギーを介してブドウ糖などを生成して発育するようだ。そこらを学問的に説明されたのだが、理解できる範囲で平易な言葉に置き換えようと思う。根が大事なのは人間も同じで、アイデンティティを失ったら根無し草となる・・・・・・・この言葉も樹木の根から来たものでしょう。根を深く広く張らせるには土壌が大事と繋がるのだが、山の腐葉土のようにサクサクしたふかふかの土作りに全てが掛かってるようです。正反対が粘土質の土壌、これですと根が伸びれず立ち枯れとなってしまうケースが多いようです。薄い粘土層なら時間や排水溝などで解決できますが、厚めの粘土層だとお手上げだそうです。


              土壌と根の関係を実物開示で説明される伊藤先生。
     
           30センチ位が根が張れる腐葉土で、その下は粘土層のようです。
      

従って土壌の改良を、との発想になるのですが、水分と酸素と栄養分を土中に蓄えるには、土中に小さな隙間や大きな隙間を作りなさいとの教えのようです。いわゆる団粒構造というやつですね。そしてこの対策に最も効果的なのが木炭だとか。木炭にも各種各様のものがありますが、燃焼温度400度前後くらいで炭化された間伐材(杉や檜)の炭が最も適しているそうです。逆に竹炭や評判の備長炭などは不向なようです。多孔質の残る度合いによるものでしょう。何れにしても最大1センチ程度以下に粉砕するのが活用のコツだとか。小生のオツムの程度からして、要約すれば上記のような把握となりました。勘違いもあるかも知れませんが、土壌の大事さだけは理解できたようです。      


           粘土層の土壌には盛り土して根を張れる状態に改造するのだとか。
        

2010年01月26日

確定申告の季節

どうやら頭の痛い季節がやってきたようです。私宅にも召集令状がまいりました。例の、昨年中の収入と必要経費等を申告しなさいという・・・・・・・・・・・・・・・・・いつもの奴ですね。余計な話ですがUSAでパソコンが大量に販売されるのは、大半が確定申告用だそうです。聞くところによりますと、彼の地では源泉徴収などどいった便利な(課税当局にとって)システムは存在しないようで、時期になると全国民が一斉にパソコンに向かうようですね。最もその方が納税の意義が掴みやすく、使途についても厳しい視線を持てるようです。我が国では税を納めるという発想は少ないようで、大半が取られるという発想ですよね。原因は源泉徴収のシステムにあるのではないでしょうか。


           当地のお代官所、富田林税務署です。リフォームのようですね。
     

              

企業に所属してますと会社の経理課等で全てを代行してくれ、殆どのビジネスマンにとって確定申告などご縁のない存在でしょう。だがひとたび組織を離れてフリーランスとなりますと、終生この義務がついて回ります。練習の意味で年末調整を断って、この時期に確定申告を為さってみるのもいい経験かと思います。小生も最初は戸惑いましたが、毎年続けてますとそれなりに習熟してまいります。まあっ、記載項目が少ないということもありましょうが、短時間で仕上げられます。最近はインターネットを使用して電子申告とかも流行のようですが、遠くなければ代官所(税務署)まで出頭するのが早道でしょう。資料を準備して出向けば記載の方法なども丁寧に教授して頂けます。最近の代官所は対応もソフトで怖がる必要はないようです。


          我々のように何が本業かわからぬ不逞の輩は雑所得となるようです。
     

さて仕上げた申告書を早速に提出してきました。時期的に早いと言うこともあって、そう混雑もしてないようです。3月の15日が締め切りのようですが、遅くなるほど混雑するようです。何でも先手必勝、早めの申告が気分的にも落ち着きますし、間違いがあっても余裕で修正申告が可能です。税務署では受け付けるだけで、審査は後日となるようです。おかげさまで最近はフリーパス、申告通りでOKとなっています。


             届きました召集令状、電子申告のお勧めも同封されてました。
            

この税金で思い出しますのは、トップの鳩山さん。毎月母親から1500万の子ども手当を頂きながら無申告。誰がどう考えても贈与税の対象ですよね、知らぬ存ぜぬでほおかぶりしておられたようだが、結果的には世論に押されて修正申告だとか。無申告加算税や延滞金等は附帯するにしても、トップがこの有り様では、バレなければ何をやってもOKなんだという風潮を国民に植え付けて仕舞ったようです。右へ習え・・・・・・・・・上の振り見て我が身を直せでしょうか。反面教師ではなく、良いお手本をお示しいただいたようです。今年から贈与税の申告書がぐっと減少するのではないでしょうか。    


        どうやら申告相談は別会場のようですね、申告書は税務署で受理のようです。
     

  

Posted by とんび at 05:09Comments(2)TrackBack(0)山里の歳時記

2010年01月25日

泥縄仕事

かって漂泊と流浪の生活を余儀なくされたサンカの人々は、文字を持たなかったが故に口伝で文化と生活の知恵を子々孫々に伝えて来たという。縄文人の末裔との一説もあるが、縄文人と弥生人との抗争史を鑑みれば、高い生活文化と鉄器文明を持った大陸系や半島系の人々に敵うはずもなく、被抑圧者の立場へと追いやられるのは自明の理かも知れない。現在、我々が何気なく使っている諺、「はなより団子」・「夜目遠目傘の内」・「地獄の沙汰も金次第」・「果報は寝て待て」・「灯台の下くらし」・「寝た子は起こすな」・・・・・・・・・・・・・・・といった言い伝えはこの口伝に該当するとか。真偽の程は定かでないが、あながち無関係とも言い難い。学校の歴史教育の中では全く出てこない領域で、表の歴史に対する裏の歴史とも言えるかも知れませんね。


          収穫期は過ぎてるようです。お腹を空かした旅人用に残してるのかな。
     

真相の究明は学者の方にお願いするとして、この言い伝え(口伝?)があまりにも深く我々の生活の中に溶け込んでいることに驚きます。我々も縄文人の子孫なのかな。例えば、「盗人を捕らえて縄をなう」という諺がありますが、段取りの悪さを表現するものとして誰しもが使っておりますよね。意味は説明不要かと思いますが。前もって準備しておけば良いものを、後手に回ってチャンスを逃してしまう・・・・・・・・・・・・といった意味合いでしょうか。今でも日常生活で充分通用する生活規範かと思います。何でこんな事をくどくど記述してるかと申しますと、あまりにもお粗末な己の姿に少々嫌気がさしておりまして。自戒を込めて通史的に俯瞰してみてるわけです。


            タマネギの苗を植え込んだままで防寒対策を準備してませんでした。
     
               頂いた籾殻を引っ張り出しまして・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
     
           タマネギの根元に厚めに播いていきます。保温には最適かな?
     

ショウもないことですが、野菜作りにも「いろは」がありまして手順を間違うと2倍~3倍の手間が掛かってしまいます。前もって段取りを考え、手順を間違えぬように手配すればいいのですが、思いが届かぬようです。しまった、の出現が頻繁で少々手こずっております。今回の失敗談は、1月の下旬にはいってからの防寒対策、時既に遅しの感ですよね。11月にタマネギの苗を植え込んだのは良かったのですが、防寒準備を全く放置しておりました。真冬もど真ん中となった大寒以降に、やっとこさ籾殻で防寒をとの対応に。遅すぎるのはわかってますが、今からでもやっておかないと霜にやられる可能性が高いですよね。


                 ついでにニンニクにも籾殻を播いておきましょう。
          

お天気もいいので、籾殻を引っ張り出してタマネギ畑に蒔きました。作業時間としては僅かなものですが、今まで対応できなかったのがとんまな証拠、タマネギも随分と寒い思いをしたでしょうね。ついでにニンニクにも籾殻を回しておきました。他の仲間の衆は年末に対応策を講じておられます。1ヶ月遅れですね。結果はもろに収穫時に反映されるでしょう、残念ながら甘んじる他はないようです。      


                今日も好天気です。作業が捗って助かります。
     





















  

2010年01月24日

炭焼き材の伐採に

いつもは針葉樹の森の中で間伐に、そんな風景が多いのですが、本日は珍しくも広葉樹の森となりました。場所は滝畑ダムの近く、通称を向井山と称する雑木林です。地権者から10年契約で借用した森で炭焼きを営むMkさんからの要請で助っ人参加。彼は単独で炭焼きを為さってるようで、年に1~2回程度炭を焼くのが限界だとか。よくわかります。小生も数年間炭焼きに従事しましたが、伐倒、玉切り、集材、窯入れ、炭焼き、取り出し、選別、袋詰め・・・・・・・・・膨大な肉体労働が続きます。よくぞ一人で為さるものと感心するやら呆れるやら。大変な重労働で、猫の手も借りたいぐらいでしょう。我々にとっても伐倒作業の良き練習場となります。お互いのメリットで助け合いましょうとの合意に。


         たき火を囲みながら作業の打ち合わせを、パンの差し入れが有り難い。
     
              冬場はこれですね、Mkさんが準備しておられました。
     

現場を訪ねるとMkさんが火を起こし、沢山のパンを準備して待っておられました。何でも子どもさんが近くでパン屋を開業為さっているとか。差し入れのようです。大好きなメロンパンもありましたので遠慮なく頂戴を。現場の状況を伺ったうえで班別に伐倒作業にはいります。クヌギとコナラがメインのようで、無論それのみではなく灌木類も繁茂しています。除伐作業を徹底した上での伐倒となります。現場は谷間の南向き斜面、太陽光線が差し込んで作業中は暑い位です。ジャンバーを脱ぎ去って切りまくります。仲間達も久方ぶりの広葉樹にやや興奮気味の模様。針葉樹林と違って森の中が明るく、動き回るのも快適ですね。  


            おいしそうなパンが次々と搬入されます。本職の作品です。
      
             小生の大好きなメロンパン、無論有り難く頂戴しました。
     

除伐と伐倒は手鋸で、玉切りはチェーンソーでと区分して使い分けます。除伐は小さな灌木類となりますので、刃の細かめな鋸が向いており、逆に伐倒は粗い刃の長めの鋸が向いています。道具は複数準備して、場面により使い分ける方が好ましいようです。トモロスでは玉切りにのみチェーンソーを使用しています。炭材などを手鋸で玉切りとなれば、大変な労苦で、時間効率も非常に悪いものです。切り出した炭材は動力運搬車で炭窯の横へと搬送します。一窯分切り出そうと思えば大変な分量です。通常はこれを一人で為さってるんですから、年に1~2回というのも頷けます。

 
           炭材に適した材を次々と伐倒していきます。切り口の後処理も。
     
            尺棒で玉切りの下準備を行います。ここは120センチ。
      
            除伐班も忙しいようです。灌木も数量が多いですからね。
     

場数を重ねて来てますので、仲間達も手慣れたものです。お互いに声がけしながら次々と伐倒作業が続いていきます。直径が大きな材ですと地響き立てて倒れていきます。命ある材の最後の瞬間、いい炭材としてお役に立ってくれ・・・・・・・・・・そんな祈るような心境なのでしょう。どことなく神妙な気持ちで倒れるクヌギ等を見送ります。さすがにプロ並みに斎戒沐浴とまではいきませんが、森へ入るときは衣服を改め引き締まった気持ちに切り替えて参入します。倒れゆく木々に対する最低限度の礼儀なんでしょう。仲間達のそうした心情をとても有り難く嬉しく思っています。武士道などど大層な事は申しませんが、日本人が古来から供えていたアイディンティティを感ずる一瞬です。


                山小屋の王座はこれでしょう、コーヒー用です。
             
               滝畑方式の炭窯、材の搬入口が非常に大きいです。
     


ここの炭窯の大きな特徴は2穴方式、即ち燃焼口と材の搬入口とが別個に存在するタイプです。しかも材の搬入口が高く、一輪車に材を積み込んだまま出入りできる程。始めて見るタイプです。敷き炭は使用しない方式で、炭材は120センチ、ナルは長短何れもOK。窯は粘土を使用せず、場所の土をそのまま活用するとか。こういった特徴を持つのが滝畑方式のようですね。かっては滝畑炭として窯が立ち並びブランド商品だったようですが、近年はMkさんお一人が活動中のようです。  

Posted by とんび at 05:10Comments(2)TrackBack(0)森のお仕事

2010年01月23日

真冬の成長

本来は寒波厳しき折りなんですが、すこぶる暖かな日々が続き、野菜達も戸惑っているかのように見えて仕舞います。何でしょうね、地球温暖化、異常気象、エルニーニョ、それとも天変地異の前触れ?・・・・・・・・・・・大地震の前には特異な気象条件が出現するとか、ネズミが一斉に走り出すとか、カラスが集団で泣き叫ぶとか、ご存じのナマズが暴れまくるとか・・・・・・・・そうした現象は無さそうですから、温暖化としておきましょうか。冬野菜は寒波を条件として成長するもの、雪や霜に当たることで甘味をも増していきます。この暖かさではどんなもんでしょうか。最も、身の丈は寒暖にかかわらず大きくなっていってるようです。というか成長そのものは暖かい方が好適条件なのでしょう。


               ロウバイが咲き誇っています、真冬の花ですね。
          

仲間の衆の冬野菜を覗いて見ましょう。この暖かさですこぶる快調なのか、元気一杯のようで、今にも収穫をと呼びかけてるかのようです。さすがに、オオキニ、という訳にはまいりませんが。農閑期であまり田畑への出動が見られないようで、収穫も遅れ気味のようです。収穫適期と思えるような野菜ばかりですね。冬野菜は鍋料理に使用することが多いのですが、皆さん鍋を作られないのかな。かくいう小生も毎日鍋料理とは参りませんが、それでも冬野菜を結構に賞味しています。どちらかというとベジタリアンに近く、肉や魚が少なめで野菜で持ってる体質のようです。畑の肉料理、大豆を大量に消費すればいいのでしょうが、納豆は極端に苦手ですね。納豆を美味しいといわれる御仁が不思議に思えますが、まあっ、個人的趣向のこと、とやかく言わないでおきましょう。 


          鮮やかな黄色の花をアップしてみました。ロウバイの全盛期ですね。
     

まずは冬場が成長期の野菜、冬場に収穫して消費するのではなく冬の寒波を栄養源として成長し春先に収穫する物です。代表的な物がエンドウやタマネギ或いはニンニクやソラマメといった野菜類でしょう。まだ茎や葉は小さいものの、せっせと成長を図っているようです。皆さん充分な元肥を投下しておられるようで、色鮮やかく真冬の寒波を楽しんでるかのようです。これらは眺めるだけで真冬を通過しますが、春先になると一斉に開花したり幹を太くしたり、急激な変化を見せてくれます。楽しみです。

        
           ソラマメです。稲藁で充分過ぎる位の保温対策を。師匠の作品。
     
                     こちらも見事ですね、ニンニクです。
     
                 同じくタマネギです、収穫までは半年余もあります。
      


さて肝心の今食べる奴、これが正真正銘の冬野菜ですよね。代表事例は白菜、水菜、大根、カブ、壬生菜、菊菜、キャベツ、ネギ、ホウレンソウといった面々でしょうか。無論、地域によって作物は異なっておりますので、あくまでも当地の我々の事例です。特に白菜なんか食べ頃ですね。鍋に放り込みますと、これだけで充分と思える程。1個持ち帰りますと家族で賞味しても余るほどです。

          
                     これは壬生菜です。漬物用ですね。
       
               こちらは水菜、鍋の定番でしょうか。サラダにもOK。
     
                九条ふとネギです。こちらも鍋さんの定番ですね。
     
           ご存じのホウレンソウ、硝酸があります。食べ過ぎにご注意を。
     

暖かい鍋料理いかがでしょうか、素材が自己制作の作品とあらば尚更の賞味加減でしょう。熱燗でも準備されて冬場の夕暮れをご家族でお楽しみ下さい。同じ鍋を囲んでワイワイがやがや・・・・・・・・・・家庭円満の秘訣でしょう。誰だったか忘れましたが、里山倶楽部の哲人が語っていました。「腹一杯になることが究極の幸福なんだ」・・・・・・・・・・・・・・・・と。戦中体験をお持ちの故かは聞きそびれましたが。  

Posted by とんび at 05:11Comments(0)TrackBack(0)畑の作業

2010年01月22日

田舎暮らしの必需品

三種の神器と言う概念があるそうですが、本来は天皇家に伝わるお宝を指してるようで、鏡と剣と曲玉を現してるそうな。翻って一般庶民の生活でも大事な物を三種の神器と表現する向きがあるようだ。かって昭和30年代位だろうか、白黒テレビと冷蔵庫と洗濯機が白物の三種の神器ともてはやされた。最近では、デジカメとDVDレコーダーそれに薄型テレビを指すそうだ。無論、人によって大事な物は異なるだろうから一概には言えないが、当たらずとも遠からず的な選択のようですね。ちなみに田舎暮らしにとって三種の神器は何だろう・・・・・・・・・つい余計な事に発想が行ってしまいますね。筆頭にあげられるのは軽トラ、これは文句なしではないでしょうか。エアコン、パワステ、オーディオ装備の新車でなくとも結構ですが、四駆の軽トラは供えておきたい神器です。


               田舎暮らしの必需品、軽トラです。四駆がいいですね。
     

田舎暮らしでは各種の道具や材料等を運搬する機会が非常に多いものです。通常の車だとワゴンタイプでも間に合いませんね。やはり軽トラ、何も気にせず荷台に放り込んでエンジンON、悩みは解決です。一端使い出すとその利便性に手放せなくなります。その証拠に田舎の農道では軽トラの多いこと、御年80歳過ぎとも思える方が平気で運転して、まったりと走っておられます。足があれば行動半径が広がり、生きる意欲にも繋がるもの、スピードの遅さは辛抱致しましょう。仲間のOkさんもこの利点に目覚められたのかワゴン車から軽トラへの乗り換えを果たされました。おかげさまで耕耘機の移動時などは非常に助かっております。まさに百姓仕事は軽トラ無しでは進まない・・・・・・・・・そんな状況ですね。1台欲しいのが願望なんですが、諸般の事情でなかなか困難です。指をくわえて眺めております。


           2シーターですが、事実上の一人乗りと考えた方がいいようです。
     

走ってる車も年代物が多いようです。某社のジムニーなどど同じで、年式や走行距離等を問わない分野の車ですからね。走行と言えば、おもしろい体験がありました。私宅近辺を担当としてはる宅配便の某社、どうもマイ軽トラを持ち込んでの下請け稼業のようですが、無茶車の好きなおじさまで、仕事ついでに良く車談義となります。仕事柄、走行距離が伸びるでしょうねと聞いたら、平均で60万キロ位走って買い換えだとか。我々が10万や15万位走ってもう限界では?・・・・・・・などど言ってることが子どもの話に聞こえます。彼の説ではオイルさえ頻繁に交換してれば今の車は充分に持ちますよ、とのこと。それにしても恐ろしいほどの走行距離、一日200キロ~300キロ近く走っておられるのでは。


            荷台は広々、何でもそのまま気軽に積載可能。超便利です。
     


農耕使用ではそんなに距離は伸びませんが、四駆の軽トラがあれば仕事は格段にはかどります。小回りが効くのも有り難いですね。三種の神器の筆頭として異論はないでしょう。後の二種は?・・・・・・・・・・・これは人様によりけりでしょうから、固有名詞は上げないでおきましょう。三種の神器以前の問題ですが、田舎暮らしでは車の免許がないと全くと言っていいほど身動き取れません。田舎暮らしに憧れたら、まずは免許の取得、これは必須条件ですね。   


            ミッドシップエンジン、スポーツカー並ですよ。整備性も楽々。