2008年07月06日
朝露の小径
夜明け過ぎの頃、村の小径をのんびりと歩いてみる。わずかに朝日が差し込んでくる小径では、花々達が装いも新たにひっそりと咲き誇っている。今日も良い天気だよ。早くから農作業を始めなさいよ、昼間は暑くて出来ないよ、お昼寝の時間なんだよ、そんな言葉を語りかけているかのような。彼らもにぎやかなおしゃべりを楽しんでいるのかな。
この季節の定番は、やはりアジサイでしょうね。
路傍ではホタルブクロが秘めやかに咲き誇っている。寡黙で控えめな花だ。強烈な自己主張をするのでもなく、路傍のかたわらでひっそりと静かに咲き誇る。それでいてどっしりとした重さを持っている花、人間としてもかくありたいと願うのだが。現実はなかなか。
朝露を踏みながら野道を歩き回る。そこかしこに咲く花は、野生のもの、村人が植えられたもの、様々であろうが風景にとけ込んで何とも言えない雰囲気を醸し出す。村がもつ固有の美しさかな。これだから千早赤阪村への訪問が欠かせない。何にもない村なんだが、何でもあるかのようなとても豊かな村、そんな不思議な感覚にとらわれてしまう。
白百合の花言葉は、威厳、清純、上品、無垢、だとか。縁遠いな。
この村には、やはり青と緑がよく似合うような。
森と田圃と曲がりくねった小径くらいしかない村ですが、是非に時間を作って訪ねてみて下さい。心の中が洗い清められるかのような、不思議な想いにとらわれます。森の妖精達の仕業かも知れませんね。できれば早朝に、一人の方がいいかもしれませんよ。



