2008年10月28日 05:11
水の配分権を持つ神様といっても良いだろう。名前からして水分神社なんだから。正式には建水分神社(たけみくまりじんじゃ)という。金剛山を背後に控えた高台にたつ。農耕社会の基本財産である水を管理する神ともいわれ、下流域の集落を管轄下に置くようだ。秋、10月には収穫を祝って祭礼が実施される。下流域の集落から20台くらいの地車が出て、集落を練りあるいた後、一斉に宮入を行うのだ。神社が高台で地車が入れないので、少々下の広場に神様がお移りになり、この広場を神社とみなして宮入を行うのだ、20台あまりの地車が集結してパフォーマンスを行うので相当賑やかである。この宮入をねらって撮影に出かけたのだが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
ここもご祝儀のオンパレードだ。皆さん太っ腹なようだ。
駐車場に車を止めたところで師匠に出会った。カメラ担いでなんや、と問われたので上記の事情を話すと、宮入は昨日やでとの一言。土日が祭礼なのだが、通常山場は最後と踏み日曜に出かけたのだ。ところがどっこい、この地では土曜日に宮入があり、日曜日はそれぞれの集落で練り回すのだとか。ガックンである。事前に確認しなかったのが悪いのだが、そんなことありかい、の心境である。土地によって風俗も慣習も異なるのがあたりまえ・・・・・・・・・・・・・・・理屈はわかっているのだが。
地元、水分の地車が練りから帰ってきた。1台のみの地車だ。さびしい。