昼下がりの一服
農作業は結構に体力を使用するもので、腰が痛いとか肩がこったとかのぼやきはつれづれに。いきおい休息の必要性と需要も高まってくる。誰しもが思いは同じとみえ、いつの間にやら炭火でお湯が沸かされている。ティータイムだぞ、一服しろや・・・・・昼下がりともなれば、そんな呼び声が何時とはなしに飛び込んで来る。本日はOkさんが段取りをして下さったようだ。仲間集団は有り難いもの、個人だと勢いにまかせて夕刻まで張り切り、結果的に体力を消耗しきってしまう。中途にお茶の一声がはいることで、余裕を持った農作業が可能となり、大きな負担を抱えずに継続が可能となる。ここは共同農園、多くの仲間が折々に参じて作業しているので、休息もノウハウの提供も作業道具の共用をもと、非常に利便性が高いのだ。とりわけお茶飲みながらの休息時間は、情報の共有化に大きな貢献をしてくれる。
昼下がりの一服、誰ですかディセンターではなどと陰口言ってるのは。
地元の水分神社です。楠公さんも祭ってあります。
本日は羽曳野市からのお客様もご来訪だ。Mz氏、病後でちょっと体力的に辛そうだが山の空気は転地療養にもなるようで、半日滞在しながら畑仕事を眺めておられた。話題の中心は夏野菜の植え付けと米作りそれに水利組合の清掃活動にトラクターの格納庫作りや崖地の樹木伐採に野ウサギ対策にと多方面に広がっていく。情報機器が発達したとはいっても、対面による情報交換には遠く及ばない。お茶しながらの対談は、何物にも勝る情報の共有化である。ゴミ屋敷みたいなゲストハウスなんだが、見方によっては立派な迎賓館、これからもしばしば活躍して頂こう。トラクターの格納庫と兼ねた第2号も建築予定なんだ。
青いネットの奥の竹林が野ウサギの住居のようです。
少々わかりにくいですが、ラインのようにネットを張り巡らしたいとか。
5月の3日は水利組合の清掃活動日、遙か上手の本流から水路を開設して田畑へと水を引いてるので、年に1回は清掃活動が義務づけられている。地主さんとの契約では、この出動も我々借地人が行う事になっているのだ。とりあえず本年はKさんと小生の2名が参加、師匠が水利組合長でもあるので気は楽だ。話によると、当番制度があって今年は我々の地主さんが当番役にあたってるそうだ。多分、清掃後の反省会担当なんだろう。山村にはこうした共同活動がけっこうあって、皆が助け合って暮らしている。伝統的な習俗も崩れかかってはいるが、水利の問題などは農耕が続く限り廃絶は出来ないでしょうね。ちなみに地元の神社は水分神社、名前のとおりで水を支配する神でもある。
シャクナゲの季節となりました。小雨に濡れた花々は水も滴る何とかで。
ツツジの花も咲き始めのようですね。
こちらはヤエザクラです。少々遅めかな。
Kさんからは別の問題提起もあった。彼の畑の横に大きな樹木があるのだが、木の横は垂直に近い崖である。いわば崖の中途から樹木が伸びているのだ。この樹木が大風の日には揺れ動いて非常に危ない、崖を崩す可能性が高いとのこと。かといって皆伐すれば根が消えて崖も崩れるだろう。協議の結果、萌芽更新の可能性を秘めた状態を維持した形での大枝の伐採と決まった。ハシゴを掛けて中途から上の伐採となるだろう。ハシゴ上でのチェーンソーの使用は危険性が高い。充分な配慮の上で実践しなければ。来週半ばのお天気の日に実施とあいなった、今の内にチェーンソーの手入れをしておかないと。
Kさんからの問題物件です。中程から上の伐採となりそうです。
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