焼き芋屋の開業を

とんび

2010年12月08日 05:10

朝晩はめっきりと冷え込んできました。さすがに師走の季節、冬将軍の到来も間近のようです。農作業をやっていましても、何時の間にか肌寒さを感じ、気が付けば夕闇が迫っている・・・・・・こんな日々でしょうか。日中の暖かさがとても有り難く思えます。さてこうなって参りますと、暖かい物が欲しくなりますのが人間の本性、其処に付け込むのが商売の極意とか。我が仲間達にも目端の利くお方が少なくないようで、農作業から街のビジネスへと商売替えされる方もチラホラ。本日はイモ屋稼業を始められた有志を訪ねてみましょう。場所は某直売所、こう書きますと賢明な読者の方はお気づきかと思います。再三登場します「道の駅かなん」ですね。何せ仲間の衆は道の駅かなんの熱烈な応援団、何故にと思うほど入れ込んでいるようです。


             店頭風景です。利益が出るような価格では無さそうですね。
     
             いい色合いに焼き上がっていますね。品種はベニアズマです。
     

営業日は基本的に毎週の土日、諸般の事情でお休みすることもあるようですが、春先の3月頃までは継続するようです。イモは主としてベニアズマを使用、栽培した自家製も使用するようですが何せ分量が少ないものですから、仕入れての販売と成らざるを得ないようです。窯の準備もあって8時半の開店に間に合わせるには7時には着火が必要とか。当然その前の出勤となります。以降、夕方の5時頃まで立ちっぱなし、楽な稼業ではありません。それでも通いますのはお客様との対話が楽しみなようで、とりわけ小さなお客様が100円玉を握りしめてのご登場には思いっきり甘くなるようです。我が家の孫達の顔が思い浮かぶのでしょうね。


              さっそくお客様が、やはりご婦人方が多いようですね。
     
                   ご夫婦円満の秘訣は焼き芋にあり?
     

1個いただいて試食してみました。熱々のイモが冷え込んだ体をほっこりと温めてくれます。ホクホク感の中にもしっとり感があって、何個でも食べれそうな雰囲気。栗(9里)より美味い13里半(4里超)とか表現されますが、事実のようですね。しばらく覗いてましたが客層はご婦人方が多いようです。買い物ついでにおやつに数個、そんな感じでしょうか。持ち帰っての一家団欒は、家庭円満の秘訣かも知れませんね。お近くにご来訪の折には是非ご賞味下さい。


             頂戴しました試食用の焼き芋、見事な色合いですね。
     
            手作り窯の内部です。熱源にはプロパンガスを利用しています。
    

「い~し~やき~いも」今日も彼の伸びやかな歌声が店内に響き渡っています。立ちっぱなしの稼業も苦にならないようで、細身の体のどこにそんなエネルギーがと不思議に思えるほど。地域社会との関わりの中で、己の役割と働きを実感できるのが最大の要因かも知れませんね。彼にとっては認知症や生活習慣病といった世間様の風潮は全くのご無沙汰のようで、医療費削減(国保会計)の秘訣はこんな所に潜んでいるようですね。      



          彼の伸びやかな歌声が店内に響き、釣られてお立ち寄りの方々が。、
    
              お好きなのでしょうか、店頭脇にはシクラメンの香りが。
    

 

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