エンジン音響き渡る

とんび

2009年04月28日 05:12

早朝の畑にエンジン音が響き渡る。といってもスバルサウンド的なドスの効いた低音ではないのだが。全く久方ぶりの響きである。4サイクルエンジン特有の軽やかで静かな音で、正直に言うと少々頼りないような響きだ。それでもエンジン音が聞こえるのは活気があって頼もしい。Kさんみたいにパワフルであれば平鍬とスコップ片手に耕耘作業を続けるのだが、軟弱派の小生は機械力に頼りたい。修理が終って帰ってくれたミニ耕耘機にありがとうの一言である。それにしても橋本市の農専門ホームセンターはよくぞ直してくれたものだ。丁重な応対ときめ細やかな説明はありがたかった。これまた、久方ぶりにビジネスに徹した商売人の本質を垣間見たようで、何とも頼もしいひとときであった。

     
       久方ぶりに畑にエンジン音が響き渡ります。心地よいサウンドです?



戻ってくれたミニ耕耘機でさっそく畑の耕耘作業を行う。先般Uさんが荒起こしをやってくれはったので、後作業はミニでも十分すぎる位だ。4月は種まきや畝立てそれに苗物の定植作業などでやらねばならないことが非常に多い。昨年の農作業日誌を見てるともうスイカやメロンなどの定植をおこなっている。サツマイモの苗も大半のお店で販売中だ。どうあがいても前準備の作業が追いついていない感じ、その割にはのんびりと構えているのだが。おおざっぱでええ加減な性格が、あらゆる場面で手遅れをもたらすようだ。持って生まれた性分なのか、なかなか几帳面にはできないようですね。


         土の塊がみるみるうちに粉砕されます。これを鍬とスコップでは大変。



作業中にKさんもご出勤、つれあいも作業中なのをめざとく見つけたKさんは、早速にアスパラとうまい菜の差し入れを。つれあいはアスパラが大の好物、それ以上に娘一家がアスパラ好きで、プレゼンできると非常な喜びようだ。アスパラは収穫までに3年くらいかかるようで、小生のようにええ加減なタイプには取り組みにくい作物だ。エンドウがわんさかと出来ているので少々を差し上げることに。Kさんも師匠も作ってはおられるのだが、まだ収穫期ではないようだ。小生のが一番早かったのだろう。こうした物々交換的な取り組みも楽しみがあっていいものだ。人によって作る作物や時期が異なってくるから、新鮮な趣があって楽しいものです。


          耕耘された畑には早速スイカを植えました。寒さよけにビニールを。



耕耘作業もとりあえず植え込む予定地のみにして畝立てにはいる。ピーマンの追加定植とトウモロコシの種まきを行っておきたいのだ。若干小雨模様なので、種まき等にはうってつけの天候だ。スイカとピーマンの苗それにトウモロコシの種はいつものお店で仕入れてきた。種は例のF1種、産地はアメリカとか記してあった。米国の覇権主義は外交のみならず種苗の世界にまでひろがっている。師匠のように自家採種といければいいのだが、F1種から種取りしても生育はもう一つだろうし意味もないし。百姓の世界もなかなかに大変ですねん。

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