襲撃予想はあるけれど
先生(師匠)も走る月とか言われる師走の季節となりました。春は長雨、夏は猛暑、さて冬場は暖冬かと思いきや酷寒の予想とか。どうした気象条件なのかよくわかりませんが、異常であることは事実のようです。農閑期にはいって農作業は一段楽したものの、のんびりと冬眠とも参りません。ましてや酷寒の予想であれば、冬越しするソラマメやエンドウ或いはニンニクやタマネギなどの手当も必要でしょう。さてどうしたものかと思案すれど、生来のズボラ稼業の身、簡単には行動が伴わないようです。そう言いながら谷間の農園に出向くと、シシ達の襲撃以来の放置状態、収穫出来るような作物もなく、緑少なき農園はどことなくうらぶれた状況で場末の趣ですね。コレでは百姓失格ですね。
しばらく放置していた谷間の農園、どことなくうらぶれた表情ですね。
早速気を取り直しまして、とりあえず耕耘作業をとミニ耕耘機を引っ張り出しました。耕作を続けている畑地なので耕土は柔らかく、大きなパワーの大型耕耘機は必要ありません。又、山の段々畑が続く傾斜地では利用も不可能に近いですね。抱えて運べるミニ耕耘機が最適かと思えます。但し、最初の開削はスコップと長柄の鍬が必要ですから、どうしても体力勝負となりがちですが。年数を経たマシーンながらすこぶる快調、パワーの少なさは如何ともし難いですが、10センチ~15センチ程度の耕耘作業は楽に可能ですね。本田宗一郎氏開発の4サイクルエンジンには脱帽します。
耕耘作業を行ったら、早速夜間の訪問者の足跡が。
耕耘機が不要な程の掘り返しですね、多分シシ達の仕業でしょう。
数日がかりで耕耘作業を片付けましたが、やはりシシ達は日夜来訪のようです。耕耘した畑にはくっきりと足跡が残っていました。夜間に来訪し食べ物を捜しているようですが、何も無いので苛立っているのでしょう。耕耘機が不必要なほど綺麗に耕してくれた畑もありました。耕耘作業のみで作物に手出ししないのであれば仲良く共存可能なんですが、優勝劣敗の原則は強烈で、一夜にして丸裸となりがちですね。数ヶ月かけて栽培した農産物が一晩で無くなる歯がゆさ、体験為されないと実感できないかと思います。生物多様性を守れ、自然との共生・・・・・・・そういったかけ声が何とも空しく響き渡りますね。
とりあえず棚田の上部から耕耘作業を進めてはおります。
中段位までは作業が進捗、これで訪問者がなければ万々歳ですが。
さて小生の谷間の農園、耕耘作業を行って耕作準備にはいったものの、植え付けていいものか悩んでおります。シシ達の襲撃は不可避、農園全体を電気柵かネットで覆えばある程度防御は可能かと思います。但しかなりの面積、半端な工事ではありません。しかもシシ達は防御出来たと仮定しても、敵はシシのみにあらず。アライグマやハクビシンといった小動物も存在します。彼等は電気柵やネットを突破するのは容易なようで、まさに打つ手無し。共同農園でもすぐ近くまでシシ達の登場があるようで、師匠は目撃されたとか。中山間地の農業は危機的な状況ですね。
最後の高揚でしょうか、紅葉の輝きも一段と冴え渡ります。
近くの雑木林も晩秋から初冬へと変わりつつあります。来秋までの見納めでしょう。
◇◇◇◇◇◇◇◇ おことわり ◇◇◇◇◇◇◇◇
誠に有り難い事に、読者の方から「アクセスして更新がなければつまらない」とか「記事内容と登載日に若干の時差が」といったご叱声をいただいております。諸事情ありまして、原則として火木土の登載想定で再スタートを切りましたが、大阪南東部のローカルなニュースをお待ちの方が意外と多いようです。毎日登載が望ましいのでしょうが物理的要因もありますので、月~金の登載、土日の休載という想定で再再スタートとさせて頂きます。途中の息切れもあるかと思いますが、可能な限りは継続したいと願っています。今後ともよろしくお願いします。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
関連記事