エンドウの発育状況は
冬越し野菜の定番はやはりエンドウでしょうね。発芽したエンドウを如何に小さいままで冬越しさせるか、そこに百姓の知恵と腕が要求されます。成長させればエエやないの・・・・・・これが通常の発想だろうが、どっこいそうは問屋が卸さない。天敵とも思える霜や雪が待ち伏せている。50センチから1メートル位にもなると、たちまち霜にやられ茎が凍傷にかかって枯れてしまう可能性が高いのです。最適な状態は20センチ~30センチ程度で成長を止め、周囲を防寒グッズで覆ってやることだろう。活躍するのが稲ワラ或いは籾殻であろうか。いずれも米作りの副産物である。
小生のエンドウです。ようやく発芽して成長を始めたところでしょうか。
遠目で見るとこんな感じ。左がキヌサヤ右がスナックエンドウです。
他の冬越し野菜であるニンニクやタマネギ或いはラッキョウやソラマメはそれ程でもないのだが、エンドウは滅法寒さに弱いようだ。周囲をビニールで囲って保温してやる御仁も存在される。小生達が行っているのは、霜よけの籾殻蒔きと稲ワラによる若干の外気防止だろうか。画像でご理解頂けるでしょうが、もう少し大きくなれば稲ワラを立てて風を塞ぐようにしている。当地ではこの程度の対策で充分な冬越しが可能だ。春4月、花が咲き始めたらあとは収穫を待つのみ、エンドウの困難さはこの冬越しだけでしょうか。
こんなに大きくなったエンドウも。正月に否3月に賞味をと考えた、あの方です。
ツル有りとツル無しの品種がありますが、ツル有りの方が栽培が容易なようです。難点はネットや支え棒等が必要なこと。我々は支柱を立ててネットを張っております。畝は南北に作った方が日照条件が良く、実の付きも多いようですね。エンドウの収穫と前後してインゲンの種蒔きとなりますが、同じマメ科の故ネットの再利用が出来ないのが悩みですね。エンドウの後作は大抵がキュウリかニガウリとなりそうです。コレですと連作障害も出ず、ネットの再利用も可能で三方良しと皮算用しているのですが。
当地ではツル有り種をネット利用で栽培との手法が多いですね。
この冬は厳冬の予想とか。どの程度の寒波か不明ですが、野菜達にとっては辛い季節となりそうですね。ホウレンソウや白菜など寒波で甘さが増すような野菜もありますが、霜や雪に負ける物も多いですね。人間様と同様に、体は暖めておくのが成長には具合がよろしいようで。
小生の農具小屋です。壁面もネット利用でエンドウ栽培を。
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