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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年01月22日

焼き芋屋さん

長老のUさんが焼き芋屋になった。もっとも畑仕事も山仕事もあるので、毎日ではない。当分日曜日だけのようだ。何種類もの仕事をこなしているので、どれが本職やら、ご本人もわからないのではなかろうか。それにしても焼き芋屋はいい。寒いときの商売で、あったかい商いだ。お客さんはご婦人と子どもたち、これもいいですな若返ります。冷やかし半分に覗きに出かけた。とんびくらぶが天候悪化で昼過ぎに終了し、ちょっと時間があいたのだ。すると、同じ思いをもたれる方があるんですね。先着の客人がにこやかに笑っていました。

     100円玉を握りしめた小さなお客様が。商売っけ抜きの応対です。
焼き芋屋さん

自作の焼き芋機で次々と焼き上げていく。画像を見ていただいた方が早いが、プロパンガスを使った焼き芋機だ。ガスで鉄板を加熱しその上にのっかた小石の熱で芋を焼き上げる、焼き上がった芋は上段の棚へ、さらに芋が焼き上がれば上々段の棚へと移動し、保温される仕組みだ。うまく考えて作られた機械である。


           よく売れて在庫も少なくなってきたようだ。あと4個のみ。焼き芋屋さん
   
     熱源はプロパンガス。2代目は炭火焼きのようだが手間暇がかかりそう。焼き芋屋さん

サツマイモは自家栽培だが、さすがにこの時期には在庫がない。産地から仕入れた上での販売のようだ。1グラム1円で売っているのだが、そこはそれ、50円、100円単位で端数は切り捨て・・・・・・・・・原価や経費を考えたら日当も出ないような商売だ。もっともご本人にとっては最大利潤なんて想定外の世界だろう。お客さんと会話を楽しみ、焼き芋を喜んでもらい、お店の活性化につながれば、望外の喜びなんだろう。奇特な御仁もこの世にはおられるようだ。我が国もまだまだ捨てたものではなさそうですね。

        しばらく覗いていたら、1個が概ね200円前後のようですね。焼き芋屋さん


        客層は圧倒的にご婦人がたのようです。何処も一緒かな。焼き芋屋さん

それにしても自作の野菜を加工して商いの材料に・・・・・・・・・・いいもんですね。各地で村起こしが流行っていますが、主役はじいさま・ばあさま達です。それも自作品を使ったスモールビジネス、産直で商売っけ抜きの販売・・・・・・・・こうした感覚が逆に新鮮味を与えて繁盛するのでしょう。それに最近は食の安全性への疑念もあり、生産者の顔が見える販売に安心感を持たれるのかも知れないですね。世はローカルの時代、田舎人の時代・・・・・・・世間がおもしろくなってきました。



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この記事へのコメント
とんびさん、おはようございます。
すごく励みになる記事です。
私のしていること間違っているのだろうかと考えてみたりするのですが‥。
原点は同じところにある気がします。
まだまだ未熟でちょっとのことでも倒れかける危うい帆船ゆえ、不安は拭いされない私です(笑)
Posted by 乙女椿 at 2009年01月22日 06:56
あらゆるモノや事象をすべて貨幣でもって評価するのが最近の世相ですが、こうした動きに少しだけ?を付けますと、又、違った生き方が見えてきますよね。究極的には、「楽しかったな、ありがとう」そう言って旅立っていけるか否かだと思います。

人間は裸でこの世に生を受け、また、裸となって還っていくようです。その間のことは夢のまた夢だとか。高位高官を望むも良し、富貴長者を望むも良し、野良で土と格闘するも良し、・・・・・・・・・・・・最終的には皆同じようですね。後悔だけはしないように断を下しましょう。

許された持ち時間を大事にお使いください。
Posted by とんびとんび at 2009年01月22日 13:40
おかまさんへ

おはようございます。お立ち寄りをありがとうございます。記事中には何故か表示されてませんが、コメント通知は届いております。

関心を持っていただいて光栄に思います。又、お暇な折りには覗いて下さったら有り難いです。現在はVer2へと移行してますが、許される範囲でVer1も保存しておきますので。
Posted by とんび at 2011年01月28日 07:23
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