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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年12月07日

桜とリスの森へ

誰が名付けたか人呼んで桜とリスの森、葛城連峰に連なる支稜の一角を切り開いて作られた新興住宅地の法面である。広大な面積が手つかずで残されており、この斜面を桜とクヌギやコナラで埋めつくし、リス達を始めとする小動物や野鳥が遊び回る広葉樹の森へ・・・・・・・・見果てぬ夢を追いかけるロマンチスト達が毎年の如く集まってくる。老若男女、生活も思想信条も異なった人々が同じ夢に向かって作業を継続するのは、なかなかにいいもので、強い西風も苦にならない。幸いにしていいお天気、小春日和的な青空の下で作業を開始、本日のミッションはエドヒガンを50本、ヤマザクラを35本、合計85本の桜の植樹である。


               葛城連峰から少々遅めの朝日が、作業への祝福でしょうか。
     桜とリスの森へ 
                朝のミーティング開始です、作業予定と現場の解説が。
     桜とリスの森へ

苗木は結構大きく、樹高3メートルは優にある。根回りと幹を少々切り込み、こじんまりとした樹形にして植栽することに。春先、根が活着して成長を始めるときに水分や栄養分の吸収力と樹形とのバランスを確保するためだ。現場は石が多くて植栽用の穴掘りに苦戦する。根回りの倍くらいの大きさが必要で、唐鍬とスコップを使って穴掘りするが子ども達には少々辛いようだ。時間をかけて少しづつ植え込まれていくも参加者が多い故か短時間でエドヒガンは片付いた。「4本も植えたよ」と喜ぶ子どもに、思わず笑みが浮かぶ引率の爺様も、何だか感慨深げのご様子。


          苗木の説明もそこそこに作業開始の方も。早く植え込みたいのでしょうね。
 桜とリスの森へ桜とリスの森へ 
                 現場周辺にはいわゆる里山風景が広がっております。
     桜とリスの森へ

親と子或いは孫達と祖父母の一団、仲良く作業される姿は見ていて微笑ましいもので、世代間の断絶やコミュニティの崩壊など何所の世界の話だろう・・・・・・そんな思いすら浮かんできますね。ヤマザクラは場所替えのようで、東部の法面へと移動。ここはクヌギとコナラが大量に植え込まれており、その合間にヤマザクラを植栽する予定です。数十年後に立派な森と成ったとき、遠望すれは広葉樹の樹林の中にヤマザクラが其処彼処と咲き誇っている、そんな情景を予想しております。アニメの日本昔ばなしで描かれている山里の風景を連想していただければ近いかと思えます。


             エドヒガンの植樹風景です、皆さん苗木の取り合いのようで。
     桜とリスの森へ
          父親の威厳発揮中?、子どもの親を見る目も変わって来ますでしょうね。
     桜とリスの森へ
                 こちらでは一家総出で奮闘中のご様子、頑張って。
     桜とリスの森へ

葛城連峰にはリス達も多く、小生も金剛山で何度か対面したことがあります。連峰からの渓流沿いにクルミ等を植栽してシルクロードならぬクルミロードを開設し、この法面までリス達を引っ張りこもうとは某女史の発案、食い物に釣られてノコノコお出ましになることを期待しましょう。広葉樹の森は食料豊富、彼等にとっても快適な住環境と成ってくれましょう。リスのみならずアライグマやハクビシンなどもご登場あそばすかも。ウリ坊も良しとしましょうか、成獣となったシシ達にはちとご遠慮願いたいのですが。     


          おやおや植樹記念にネームプレートの取り付けかな。草刈りにもお出ましを。
     桜とリスの森へ
            まだまだ植え込みたいのに苗木が無くなった、残念無念との声が。
     桜とリスの森へ


    

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Posted by とんび at 05:13│Comments(0)森のお仕事
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