2008年04月29日
畦道の華
春到来と喜んだのがつい最近なのに、山里ははや初夏の彩りか。新緑が鮮やかになってきた。そういえば農作業も汗ばむ陽気、薄着になって仲間達も鍬をふるっている。先般、畦道の華と題して野辺の花々を紹介させてもらったが、同じ場所であっても野草や花が変化してきた。わずか一ヶ月程度なのに。再び、畦道の華と称して、順次、近隣の野辺の状況を報告したい。
山里ははや新緑の季節となりました。
最初に登場願うのは、「ノアザミ」。どこにでもある野の花ですが、改めて見つめ直すと意外に美しい花ですね。この花をモチーフとしたアザミの歌と称する歌曲があったような。
こちらは食用の野草かな。おなじみの物ですが、身近な場所に結構たくさんあります。かっては日常生活でも盛んに利用されていたのでしょうが、最近はあまり採取する方も見ないですね。
ヨモギ フキ
樹林帯にひっそりと咲く「シャガ」、日当たりのいい場所は好まないようですね。木漏れ日がはいる、少々ひんやりした場所に群生しています。
さて日当たりのいい場所には。やはりご陽気な黄色系の花が多いようです。
ハハコグサ カタバミ
白系統の花々もありますね。最初のドウダンツツジは車を止める駐車場の片隅に、シロバナノヘビイチゴは農園の畦道に、それぞれしっかりと咲き誇っています。簡素な色合いですが、艶やかさがないのもいいものです。
ドウダンツツジ
シロバナノヘビイチゴ
いかがですか。山里のなんでもない野辺の畦道が、結構、立派な花園ですね。何も花屋さんとか植物園とか訪ねる必要はないですよね。ご近所のちょっとした里道をのんびりと歩いてみましょう。新たな発見がありますよ。