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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年05月26日

三日市の宿

金剛山の西側山麓には高野街道が走っている。京・大坂の街の衆や皇族方が高野山にお参りする為の参拝道として開かれたものである。弘法大師による高野山開闢以来だから相当な年月となるだろう。げに恐ろしきは信仰の力、と言えばお大師さんに叱られるかな。東高野街道、中高野街道、西高野街道と3本のルートがあり、南海電車の河内長野駅前で合流して高野街道となる。この合流点から数キロ南に下がった宿場が三日市の宿である。かっては大きな旅館も残っていたが、今は町並みに往時の風情をしのぶのみとなった。

              格子戸を持った古い家並みが続いている。
三日市の宿

高野街道は車1台分くらいの道幅だろうか。当時としては大路だったのだろうが、車社会の今日では裏道となってしまった。近在の方の生活道路である。この道を歩いて高野山まで参拝しようと思うような奇特な方も少ないだろうな。2年前、物好きにもつれあいと奥の院まで、つなぎ歩き(南海電車の路線とほぼ並行してます)をしてみた事がある。5日かかった。健脚の信仰者であれば半分以下の日数だろう。

     女人堂まで8里の道標が           宿の出口、新高野橋。ここからスタート。
三日市の宿  三日市の宿
三日市の宿

京や大坂から来られた参拝者は三日市の宿で泊まり、翌朝スタートして高野口あたりでもう一泊し、翌々日に高野山に着かれたのではなかろうか。ほぼ同じルートが残っているので興味のあられる方は歩かれるのをお薦めしたい。時速4キロ以下位のスピードでないと見えない物もあると思います。国道筋からは離れているので、のんびりとした旅路を楽しめますよ。ただ街道筋にはほとんど店舗がないので水と非常食料は必携です。

三日市の宿  三日市の宿

司馬遼太郎さんの作品に「街道を行く」というのがあります。掲載されている場所を訪ね歩きたいとの想いは非常に強いのですが、残念ながらまだ期が熟していないようですね。車(最初は自転車、次はバイクだったのだが)とテントを使った野宿旅による日本一周という大きな夢も、子ども時代から持ち続けたままなんだけど・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。








 



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Posted by とんび at 05:30│Comments(0)里山に遊ぶ
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