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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年06月06日

アブラムシは何処へ

先日アブラムシが大量発生した話を書きましたが、本日はその駆除を行いました。有機無農薬が望ましいのでしょうが、アブラムシ等が発生するとそんな事も言っておれません。発生するまでは種々の方法で防除を考えるのですが、実際に発生すると薬剤駆除の他はないようですね。病害や虫害は自分の畑のみでは済まないのです。すぐに近隣の田畑へ伝播しますので、即時の対処が求められます。

                   秘密兵器はこれだ。嫌う人も多いのだが。
   アブラムシは何処へ

投入した薬剤はマラソンの乳剤、いわゆる殺虫剤である。原液は濃度が高いので、指定された比率で希釈する。通常は1000倍~2000倍程度に薄めて使用する事が多い。今回は1500倍に希釈した。小生の噴霧器は4リットルタイプなので水を満杯にし、約3㏄の原液を注入する。さて攻撃だ。まずは服装を直し、長袖長ズボンそれに帽子と軍手にサングラス・・・・・・できるだけ肌を露出しないように防備し、風上から噴霧していく。アブラムシには気の毒だが、毒ガスの大量散布みたいなものである。

                     噴霧前のニラ
アブラムシは何処へ
                    噴霧後のニラ
アブラムシは何処へ

噴霧後もまだかすかに黒い姿が見えるが、アブラムシの死骸と思われる。一日ほどすれば、これらも落下するはずだ。やはり薬剤の威力はすごい。噴霧直後でこの状態なのだから。当然このニラは食用にしない方が望ましい。2~3日したら刈り取る予定だ。ニラは生命力が強いから、また時間の経過と共に新たな芽生えをみせてくれる。

               Kさんのうまい菜にも噴霧しておいた。
アブラムシは何処へ

薬剤を好む農夫は誰もいないだろう。ただ繰り返しになるが、起こってしまった状態の解決には薬剤に頼るしかないのが現実なのだ。虫害或いは菌害は伝播力や感染力が強い。地続きで他人さんの田畑があるので、自分の価値観のみで対処するのは困難だろう。農もまた共同生活の一部であるのだ。



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Posted by とんび at 05:38│Comments(0)畑の作業
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