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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年07月04日

真夏の格闘戦

柿の木坂がジャングルとなった。ここは、地主のばあさまが亡くなったじいさまと一緒に柿の木を植えた思い出の場所なのだ。傾斜がきつく土も崩れやすので、草刈りが難儀な場所である。ほっとく訳にもいかないので意を決して草刈りに挑むことにした。刈払機が思うように使えない場所なので、メインの道具は鎌となる。最も古典的でベーシックな道具だ。反面、体にかかる負担は半端じゃない。まるで半世紀以上前の、満蒙開拓団みたいな装備である。

             本日の主役達。メインを刈払機としたいのだが。
真夏の格闘戦

鎌は本日のために新たに購入したものだ。通常の鎌では、柿の木坂の現状には太刀打ちできない。柄が長くて約70センチ位ある。刃は厚く少々の物はぶっちきる程だ。師匠のNさんも、いつか語っておられた。「百姓の道具はいい物を選んで大事に永く使いなさい、その方が仕事もはかどるし結果的に得だから」「借り物ではだめだよ、自分の道具をそろえないと」・・・・・・・・と。確かにいい道具を選べば作業がはかどる。ただ一般的に、道具の品質は価格に比例するのがつらいところかな。

                                       格闘戦の最強の武器かな。
              真夏の格闘戦


さて現場の状況だが、下記の画像のような実態で、高い雑草は2メートル近くある。当然に堅くて強くて、少々の力では切れてくれない。足場が悪いので左手で草の根をつかみ体を確保し、右手で雑草を刈り込む。二度三度と鎌をふるい、ようやく切り倒す。なかなかしたたかな雑草だ。切り株が槍のようになってるので歩行には要注意。長袖長ズボンに長靴姿なのに、虫にやられたのかかぶれたのか、左腕が赤い斑点状になっていた、えらくかゆい。

                 柿の木が雑草の中に埋もれている。
     真夏の格闘戦
         ツル性の雑草は柿の小枝をとらえ、樹冠へと伸び上がっている。
真夏の格闘戦 

右手に力が入らぬので少々手こずるが、鎌自体はいい切れ味だ。商品に雑草用と表示してあるだけの事はある。師匠の話ではないが、やはり道具には資金を投入せざるを得ないようだ。聞くところによれば、大工の見習いにはいった者は給与の大半を道具代につぎ込むという。道具の善し悪しが仕事の結果に響くことを体験的に感じ取っているのだろう。





1日作業を続けて、どうにかお日様が柿の根本に差し込むようにはなってくれた。梅雨時のこと、1ヶ月もしないうちに又元の状態へと雑草は伸びるかもしれない。イタチごっこみたいだが、夏場の宿命だろう。刈払機が全面的に使えれば非常に助かるのだが。ちなみに亡くなった地主のじいさまは、全部の田畑や森を鎌だけで刈り取っておられたそうだ。並外れた体力と気力と根性の持ち主だったようである・・・・・・・・と軟弱青年は想像している。



















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Posted by とんび at 05:23│Comments(0)畑の作業
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