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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年07月20日

八朔の救出を

谷間の農園の隣は地主のばあさまのミカン農園だが、作業ができないようだ。ミカンの木が枯れかかり、薮に埋もれ、ゴマダラカミキリの巣窟となっている。あまりにも状況がひどいので、最悪部分だけでもと救出作戦を行うことに。ミカン達もせっかくの命を全うし、たくさんの実りをもたらしたいであろうとの観測による。今回は4~5本の八朔の木を整備しよう。

        一番まともな八朔の木。まだゴマダラにやられていないようだ。
八朔の救出を

作業の基本原則は足下からである。足場の確保を行うため、刈払機で雑草を切り払っていく。ツル性の雑草が繁茂し、一度や二度では切れてくれない。何度も刈払機を振り回しながら徐々にカットして、足下がすっきりしたのが上記の画像。ここまで来るだけで大変だった。なかには既に手遅れの八朔もあった。下記の画像などがそれで、こうなるとダメな部分を切断するしかない。大きめのノコギリを準備し、大胆に削除していく。

八朔の救出を  八朔の救出を

ゴマダラカミキリが繁殖しているようだ。株元をご覧いただきたい。小さな穴があいている。これはゴマダラの幼虫であるテッポウ虫が食い破った後なんだ。例年、夏の時期にゴマダラの雌が一匹平均200個くらいのタマゴを主に柑橘類に産み付け、タマゴが幼虫となって幹を食害するのである。枯れ死する果樹木が多々存在する。

              直系1センチ弱の穴が多数あいている。
八朔の救出を

ツルといっても馬鹿にはできない。下記の画像を見ていただきたい。中央に垂直に垂れ下がっているのがツルの幹、直径3センチ位はあるだろうか。こんなのが八朔の幹にまといつき樹冠を覆って光合成が出来ないようにしてしまうのだ。

         八朔の救出を




小生の谷間の農園もばあさまのミカン農園も雑草の浸食に脅かされている。すぐ真下の棚田まで既に侵されているのだ。下記の画像をご覧頂きたい。ここが、かっては緑の稲穂がそよ風にゆらめいていた瑞穂の土地と誰が想像できるだろうか。完全なジャングルである。ここまで雑草にやられると元の棚田に復帰させるのは不可能に近い。早めの段階で対策を講じたいのだが、耕作放棄され見捨てられていく棚田が増えるばかりだ。

           すぐ真下の土地まで雑草が繁茂している。八朔の救出を
         ここが米作りをしていた棚田と誰が想像できるだろうか。
八朔の救出を



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