2008年07月30日
トウモロコシの終焉
毎年トウモロコシを作っているのだが、今年は完全な不作のようだ。雄花も枯れかかり、幹もくすんできたので一部を収穫してみたが、まるで実がはいっていないのだ。外観上は通常のトウモロコシと何ら変わらない。皮をもいで中身をあけて、あらら、となってくるのである。バイオ燃料に使われるのを嫌ったのかな。
茎もくすんで枯れかかっている。最終期かな。
雄花は完全に枯れたようですね、使命全うかな。
外観上は普通に実がついており、この段階ではトウモロコシの湯がきを楽しみにしていた。下記の画像をみていただきたい。スーパーで販売されてるのと何ら変わらないと思うのだが。
さてチェックしてみよう。皮をもいではだかんぼうにしてみる。ふむふむ、結構実が詰まっているな、と解釈したのだが。自宅に持ち帰ると早速ブーイング。こんなの食べられへんで、持って孵らんといて・・・・・・・・とのたまうのだ。
もぎたて、むきたて。 チェック用
拡大して点検すると・・・・・・・ムムム。粒が空洞状でなにやらペシャンとしている。市販のトウモロコシは1個づつの粒がもっとふっくらしている、明らかに栄養失調の人間様みたいだ。
百姓仕事の師匠のNさんが以前に語っておられたのを思い出した。トウモロコシやナスは肥料食いだぞ・・・・・・・・・と。一応セオリー通りに元肥をいれこみ追肥も数度行ったのだが、足りなかったのだろうか。小生の場合、基本路線として地下水汚染を極度に嫌う。水が命の基本と認識するからだ。従って肥料の散布も野菜類が吸収出来る範囲と考えるので、結果的に少なめとなってしまうのだろうか。すぐ隣の場所で作っているトマトの画像もアップしておきましょう。同じような栽培で、こちらは出来すぎぐらい、ご近所への配布も十分過ぎる程とれました。無論、肥料などはトウモロコシと同じような提供具合です。
後日談となるが、Kさんとこの件で話していたら、そらあんた水不足でっせとのご意見。トウモロコシは乾燥地帯が栽培地なので水はあまりいらないのでは、と考えてたのだが。彼の意見では、トマトと異なりたっぷりと水やりする必要があるとのこと。特に今年は空梅雨みたいな状況だったので必要十分な水分が確保出来なかったのだろう、との診断であった。トマトは水分を嫌うので同じ場所で作ってもいい結果を生むのだとか。
Kさんの勇姿。キャリアの違いは如何とも。教わることばかりだ。