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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年10月13日

秋祭りが始まった

一種の収穫祭なのだろう。稲刈りや脱穀に併せて秋祭りが始まった。当地ではこの3連休か来週の週末に実施するところが多い。当地もご多分に漏れず、旧村と新興地とが入り交じっているが、無論、秋祭りの主役は旧村である。いわば農村社会の名残を留めた集落が得意の連帯性に物言わせて秋祭りを仕切っているのだ。地車(だんじり)を保存しているという特権も存在する。この地車、新調すれば数億の値段とか。新興地の住人には手も足も出ない。黙って、祭りを楽しませていただこう。

           秋祭りのハイライトは地車だろう。何ともきらびやかだ。
秋祭りが始まった

聞くところによれば。秋祭りのために1年間があるのだとか。1年かけて準備し、祭りの前後には仕事も家庭もほったらかし、もっぱら祭りに専念する。会社の年休なども、この時期まとめて消化するそうだ。近くの旧村に覗きに出掛けた。北村と南村とに分割されているらしく、地車も2台が出張って競い合っていた。

秋祭りが始まった  秋祭りが始まった

何とも可愛らしいのがちびっ子の引き手達。はっぴ姿もさまになっていて、彼らを見つめているだけでも祭りが楽しくなってくる。当地の秋祭りは泉州地区のような激しさはなく、統制の取れた祭りで老若男女がそろって楽しんでいる。マスコミ受けはしないかも知れないが、集落の人々にとっては季節のよき催しなのだ。

                   地車のかわいらしい引き手達。
秋祭りが始まった
秋祭りが始まった

地元の人間にとっては典型的な秋の歳時記。秋祭りで地車を引かないと季節が変わらないのだろう。稲刈りも終了し、1年分の食の確保も出来た事だし、骨休めと祝宴とを楽しもうとの伝統だろうか。世にハレとケがあるように、羽目を外す日々もあるほうが仕事にも集中できるかな。子ども達にとってはお小遣いもいただけるかもしれないしね。

             車と一緒ですね。コーナーリングが難しそう。
秋祭りが始まった
   大工方とか言うそうです。屋根に登るのは腕と度胸を見込まれた選ばれし者。
秋祭りが始まった

地域の方々から沢山のご祝儀が集まったのでしょう。村々のあちこちには沢山の提灯が張り出されています。金額の多い順番かな。一応。順不同とは記載してありましたが・・・・・・・・・・・・。まっ、どうでもいい事だけど。こんな提灯パネルが辻ごとにたくさん立っていますね。村の衆の力のいれ具合が分かるというものです。まさに秋祭りのために1年がある???。

秋祭りが始まった

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Posted by とんび at 05:08│Comments(0)山里の歳時記
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