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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年10月25日

農匠から工匠へ

百姓とは、百の姓(かばね=仕事)のことだと何かの本で読んだことがある。すなわち百姓とは百の仕事をこなせる人物という意味なんだろう。現在の農家が百の仕事をこなせるかと言えば疑問なんだが、どうもかっての社会ではそうだったらしい。分業化が進んでいない、というより、自分でやらざるを得なかったのだろう。師匠のNさんも遺伝子を引き継いだのか、立派な工房を構え大抵の修理や修繕は自前でこなしてしまう。良き伝統のようだ。さて不肖の弟子達はどうかといえば、二つ三つをボチボチこなす程度か。とてもじゃないが、百姓とは名乗れない。不肖の弟子達が集まってゲストハウスを造った話はレポートしたが、このたび増築の話が持ち上がってきた。

         増築予定地。青いシートはハーベスター、野ざらしなのだ。
農匠から工匠へ

ゲストハウスの内部(極秘事項だが)も公開するが、結構手狭になってきた。上記のように農機具の一部は野ざらしとなっている。せめて機械器具は雨風から守ってあげねばならない。このシートで覆った部分にもう一部屋増築の予定なのだ。稲刈り・脱穀あたりが終了した頃だろうか。いわゆる農閑期のお仕事だ。すでに材料はUさんによって調達されている。どこで見つけてくるのか、資材集めの達人なのだ。

農匠から工匠へ   農匠から工匠へ

Uさんの仕事ぶりを拝見しよう。俺は人脈豊富だからな・・・・・・・・とうそぶくUさんだが、実績からみると肯定せざるを得ない。人脈構築にだいぶ時間とお金も投資しておられるのだろう。「蒔かぬ種は生えぬ」とは古来から伝わる真理のようだ。集めた資材は優に増築分以上のようだ。脱穀を終わった農閑期が楽しみである。大工さんのまねごとが出来ますしね。

農匠から工匠へ  農匠から工匠へ

農匠から工匠へ  農匠から工匠へ

このゲストハウス(世間的には農具小屋とかいうそうだ)は仲間の憩いの場でもある。入れ替わり立ち替わりで10名ほどの仲間が使用しているが。コーヒータイムが一番楽しみなようだ。自分たちで焼いた炭で火をおこし、自分たちで作ったサツマイモなどを焼いてみる、時には椎茸も並ぶ。お暇な方は昼時にでもお立ち寄りください。できすぎた作物は自由に持ち帰れるよう、メモ書きで残しておいてくれてますよ。

農匠から工匠へ



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