2008年11月28日
晩秋の田圃
お天気はいいものの風が冷たくなってきました。晩秋というよりも初冬の気配でしょうか。日差しも随分と短くなりました。暮れなずむ風景に追われて、夕方4時過ぎには作業も店終いといった感じでしょうか。夏場とは作業時間が大幅に異なってきます。まあ、これからは草刈りもそう必要ではないし、植え付ける野菜も少ないし・・・・・・・・・・いいんじゃないの、とのんびり構えてはおります。田圃も収穫が終わって一休み、時折ハクセキレイなどが遊びに来る程度ですね。麦類や野菜等の裏作をやられる方は大変ですが、我々は米づくりだけで冬の田圃は遊んでおります。
半年間の休耕ですね。小鳥たちの遊び場です。
そこでと言うわけではないんですが、耕作以外の有効活用はと考えてみました。冬場のみのビオトープはつくれないだろうか。簡単にいうと耕作しない田圃に水を張り、冬場だけ浅めの池とするのです。上記の画像でわかるように田圃には切り株が残っております。水を張ることでこれが腐り早めに肥料となってくれるのでは。それに小さな水生動物、たとえばイモリやゲンゴロウやミズスマシやヤゴなども越冬がしやすいのではなかろうか。何よりも渡り鳥の休息地として提供できるのでは・・・・・・・・と勝手な夢想を致しておるのですが。
日差しが短くなりました。カメラマン(小生)の影が細くながあ~くに。
一部の仲間達にこんな夢想を話してみたら、そらあんたええこっちゃ。そやけど鳥インフルエンザの温床となるかもしれまへんで・・・・・・・ときた。想像だにしていなかった。まだはっきりした原因と経路が不明なようだが、発生したのは事実だし、この地で再度の蔓延と言う可能性も否定はできない。忠告のとおりで、万が一と言うことを考えれば躊躇してしまいますね。
一般的なビオトープは水性動植物の保護育成がメインのようである。無論、鳥類の飛来もあるだろうが主たる対象ではないだろう。だが田圃に水を張った、我々の言うビオトープでは鳥類がメインとなるかも知れない。田圃等でエサをついばむ野鳥の姿は美しくほほえましいのだが。やっかいな問題点があるものだ。
少々人里を離れ、民家は一軒のみ。渡り鳥の休息地には最適なのだが。
現状のままでも野鳥はやってきます。ただ大半が留鳥のようで、渡り鳥の飛来は少ないですね。水辺をつくることで彼らの飛来も期待できるのですが、トリインフルのことを想定すると足踏み状態ですね。なんとか野鳥と人間との良き隣人関係が築けないかと悩んでおります。