2008年12月10日
お米の値段
我々もコメ作りを行っているが、年間消費量の全部をまかなえるほどの規模ではない。ごく一部が自給できるだけで、大半は市販品の購入となる。となれば価格はどれほどかと言うのが選択肢の一つとなろう。某テレビ番組で情報が流れていたが、とある調査が行われたそうだ。米の購入にどれ位まで支出出来ますかとのアンケートだそうな。一番多かったのが5キロ2000円程度という回答だったようだ。近くのスーパー等を除いてみるとこの数値が納得できる。山積みされているコメの価格帯がこの前後に集中しているのだ。季節は師走、当然中心となるのは20年産の新米である。ただ小生も始めて知ったのだが袋の中身の51パーセント以上が新米であれば「新米」との表示が可能なようだ。とすれば残りの部分は?・・・・・・・・・。中には新米100パーセントと表示してあるものも。こちらは全部20年産なのだろうか。ところで新米とは何をもって言うのだろう。11月頃だと新米が出てくるとの感覚的判断はあるのだが。
とあるスーパーの米売り場。新米が山積みとなっています。
無論、コメは食料品である、主食とはいえ個人の嗜好もその他の要因もはいってくるので価格のみでは判断できない。健康面や価値観の故からか発芽玄米や有機栽培米を選択する方も多いようだ。この場合は価格面は選択肢の下位となるだろう。一番人気は無洗米のようだ。手軽に使えるという便利さが受けるのだろうか。こうした付加価値によってコメの値段も随分と異なってくるようだからおもしろい。それにしても米の消費量が年々減っているようだ。三度の食事がすべて米飯という方は少数派であろう。米作りまでやっている小生も夕飯のみかな。朝から温かいご飯と味噌汁といきたいのだが、山の神はパン派、時折には小生のみ残りご飯をチンとやってますが、炊きたてには負けますね。
このお店では、売れ筋は5キロ2000円程度のようです。
売れ筋はやはり銘柄米のようだ。これも人気ランキングでは一般的に知られた品種ばかりである。とある調査によるとランキングの上位は下記のようになったそうだ。
1、 こしひかり
2、 あきたこまち
3, ひとめぼれ
4, ささにしき
5, きらら
最近はまっているもの。庄内米の「はえぬき」です。
ちなみに小生達が作っているのは、「ひのひかり」である。西日本では植え付けの多い品種だが上位には入賞できてないようだ。適地適作の原理があるが、こうしてみると上位陣は北国の産米のようである。かって東北地方など冷害に泣かされたという歴史があるが、品種の改良などで人々の努力が環境を克服したのだろうか。そういえば米が作れない土地と言われた北海道が、現在は米の大産地となっている。小生も北海道産米を食べている。昨年は「ひのひかり」がメインであったが、ふとしたきっかけで北海道産の「ななつぼし」と出会ってはまってしまった。小生の味覚は鋭敏というより鈍いほうに近いのだが、そんな人間でもうまいと思うのだ。5キロ2000円程度の一般的価格で購入出来るのもありがたい。今は「ななつぼし」と庄内米の「はえぬき」がメインとなっており、10月に収穫した自作の「ひのひかり」は玄米で積み上げたまま放置している。
このお店での高価格品、南魚沼産のこしひかり。魚沼産のこしひかりは高値で販売されているが、このスーパーでも5キロ4000円ほどしていました。一般的な米の2倍ですね。