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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年12月12日

秋ジャガの収穫

当地でも早朝は霜が激しくなってきた。毎日ではないが、真っ白くなった屋根群を見上げていると冬の到来を実感する。山地のそれなりに標高のある地域だからやむを得ないのだが、全くもって夏向きの土地である。冬場は車の運行に細心の注意と暖房費のかさむのが最大の難点であろうか。畑を覗いてみると、ジャガイモの茎がしおれてぐたりとなっている。収穫期を過ぎているので当然かも知れない。9月に植え込んだ秋ジャガのアンデスレッドである。南米の原種に近い品種で当地でも作りやすいものだ。米の二期作は無理だが、ジャガイモは春植えと秋植えとの二回が可能だ。ありがたい作物である。欧米では飢饉を乗り越えるお助け芋とも称される所以であろう。仲間の衆はダンシャク・メークインといったポピュラーな品種とともにベニアカリやアンデスレッドといった品種も栽培する。真っ赤な色合いが耕作意欲を盛り立てるのであろうか。

       次々と真っ赤な秋ジャガが飛び出してきます。アンデスレッドです。
秋ジャガの収穫

マイ農園は棚田の跡地なので水はけがいたって悪い。水分を含んだねっとりした土地で、どちらかというと畑作には不向きな土地である。時間をかけて土質の改良を図っているのだが、そう簡単に実現できるものではない。刈り草や籾殻の投入あるいは野焼きの灰を埋め込むなど考えられる手法は実施しているのだが。ダンプでまさ土でも放り込んだほうが早いかも知れないな。


    ジャガイモ堀はまず雑草や茎の除去から。刈払機で撤去していきます。秋ジャガの収穫

マイ農園では自然農法に近い栽培のため、雑草の繁茂が激しい。草原の中から収穫物を拾い出すといった感覚である。それはそれで楽しみなんだが、手間暇がかかるのは事実。程よく収穫しようと思えば刈払機で一斉に草類をカットするのが早い。秋ジャガもその手法に依った。スコップで少しづつ掘り出すのだが、少々は傷つけてしまう。刈払機を使用する結果、芋の埋まっている位置がわかりにくいからだ。

          次々と掘り出していきます。土塊の固まりを砕きながら。秋ジャガの収穫

  収穫したアンデスレッド。なかなか立派な色合いでしょう。食卓を賑わしてくれます。秋ジャガの収穫

時期的に遅いので少々心配だったが、それなりに実ってくれたようだ。真っ赤なアンデスレッドが収穫できた。ジャガイモは料理の素材として活躍する場面が多い。これも保管が難点なのだが、季節は冬、春植えのジャガほど悩むこともない。天然低温保管庫だ。山の神がニヤリと笑う姿が想像できるようだ。今夜はジャガイモのスープなど出てきやはるかな。

     収穫を終えたジャガイモ畑です。まだ一部分の掘り出しではありますが。秋ジャガの収穫

上記画像をご覧になってください。ジャガイモを掘り出した畝跡です。大量の籾殻を投入しております。こうして少しづつ土壌の改良を実施しているのですが一筋縄では実現出来ないですね。それでも昨年投入した籾殻は腐植して腐葉土的な感じになっていました。時間が必要ですね。百姓仕事は自然との調和でしょうか、太陽や土や水の想いを感じ取りながら時間をかけて勝負していきます。優れた感性と自然への細やかな気遣いが必要な職業のようですね。


 


 


 



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Posted by とんび at 05:11│Comments(0)畑の作業
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