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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年12月17日

起業家達の朝ー2

ビジネスマンの朝をもう少し追っかけてみよう。農村の起業家達は何を売り込もうとしているのか。昨日は新商品の開発状況をご紹介したが、本日は伝統商品だ。農家の定番と言えば焼き芋、それも自家製の芋を使った古来からのビジネスである。市街地では仕入れ商品を軽トラで販売されているようだが、当地では生産兼販売の産地直送である。芋はナルトキントキやベニアズマを使用することが多い。いずれも当地で好まれる植え付け品種だ。小生もナルトキントキを栽培したがとっくに消費してしまっている。さて焼き芋の出来具合はいかがと覗いてみると、ここでも小さなお客様が100円玉を握りしめて待っていた。小ぶりの芋1個が150円程度のようだ。

            「いらっしゃいませ」、小さなお客様のご来店です。
起業家達の朝ー2

ここもまた創意工夫のお店のようだ。溶接技術の持ち主が鉄板を貼り合わせたのか、独自の窯が鎮座しておられた。プロパンを引いているとはいえ石焼きには違いない。店先にはご婦人と小さなお客様が多いようだ。ひっきりなしに来店され、二人の店番はお茶も飲めない様子。ありがたい風景である。

       お茶も飲めない二人の店番さん。商売繁盛、笹もってこいこい。
起業家達の朝ー2

石焼き芋を普通に買うと結構に高い、どうかするとケーキを購入する方が安くつく程だ。ここでは産直の故か相対に安価である。1個150円程度で販売されているため、ちいさなお客様でもお小遣いで買えそうだ。それでマージンが出るの、と少々心配にはなるが、半分は社会奉仕だろう。子ども達の喜ぶ顔が、最大の魅力でありお二人の活力の源かも知れない。




さてもう一カ所の売り場はリース販売だ。これもどちらかと言えば伝統商法に値するだろう。田舎の産物を上品に加工する奴だ。里山倶楽部ではこうした技法にはまってしまうか方が多いようだ。下草刈りや間伐作業に出かけても、作業よりツルを引っ張り回してる御仁を良く見かける。それも又良し、楽しみながら作業を継続しましょう。仕上がりはなかなかの腕前で、店先に並べても充分なようだ。さて売れているのか、それはチト聞きそびれてしまったが。

        原産地はまぎれもなく南河内です。上手に加工してありますね。起業家達の朝ー2


            野草のリースです。クリスマス用にいかがかな。 
      起業家達の朝ー2

いかついお兄さんが店番をしてはりました。この方がリースを作りはったのかな?・・・・・・。いやいやトラブル解決のその道の専門家だったりして。焼き芋にしてもリースにしても従来から見受けられる商法ではありますが、素材の良さと加工の丁寧さそれにサービスマインドの相違で意外と好調なようです。南河内の片隅で始まった、地道な小さな商店が大きく伸びていけるようにと願っております。農山村の活性化は自力で切り開きしかないと思います。「意志あるところに道あり」、若き(?)挑戦者達の、ささやかではあるが積極的な活動にエールを送りたいと思います。

                  黙々と店番を続けるOnさん。 起業家達の朝ー2



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