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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年12月24日

竹林への想い

竹林と言えばまず思い起こされるのが竹取物語であろう、俗に言うかぐや姫の物語である。奈良朝とも平安朝ともいわれる時期に作られたようだが、日本最古の小説でもあるようだ。内容はご存じだと思うので省略するが、竹林が舞台となっている。当時から竹が生活と密着して使用されていた証でもあろう。現在はモウソウチクとマダケが代表的だが全国で猛威をふるっている。各地のボランティア団体が対策に乗り出さざるを得ない程なのだ。生活物資として活用できればいいのだが、産業革命や生活様式の変化によって出番が少なくなってしまった。各種の工芸品や竹炭或いはタケノコの親木としての役割程度であろうか。ちなみにこの竹、屋敷内には植栽しないほが望ましいだろう。家屋をひっくり返される可能性が高いのだ。各地のボランティア団体も対策に苦労しておられるようだ。人海戦術での伐採にも限度がある。

                 竹林への想いは強くそして高く。
竹林への想い


そんな折りに毎日新聞の配信からおもしろい記事を拾い出してみた。お隣の和歌山にある森林ボランティア団体の活躍だが、竹を肥料化しているとの記事。これが上手く働いているのであれば用途が飛躍的に拡大すると思えるのだが。記事を覗いて見よう。

△△△△△ ここから転載 △△△△△

和歌山

里山を愛する会:猛威の竹伐採 チップ状にし肥料に--御坊 /和歌山
 御坊市の住民グループ「里山を愛する会」(内田毅会長)が、同市内で放置され増え続ける竹を伐採し、チップ状の農業用肥料などにして有効利用する取り組みを行った。

 同会メンバーのほか、同市の障害者就労施設「菜の花共同作業所」通所者や和歌山高専のボランティアグループ、御坊南ロータリークラブのメンバーなど約60人が参加した。

 同市塩屋町南塩屋にある竹林で、放置されたままの竹をノコギリで次々と切り倒していった。伐採した竹は今年、国の「緑の募金事業」の補助を受けて購入した竹粉砕機に入れ、次々とチップ状にしていった。

 同会の北野久美子事務局長は「チップはミカンやトマトなどの栽培で、良質な有機肥料の原料として利用できる。このまま田畑にまいても良い肥料になる。放置され荒れた竹林の手入れができ、良質な農業肥料も作れるのはまさに一石二鳥」と話していた。【山中尚登】

毎日新聞 2008年12月14日 地方版

△△△△△ ここまで転載 △△△△△


            手鋸が便利ですね。次々と切り倒していきます。
竹林への想い

竹はタケノコとして日常生活で活用されているが、季節の食材ではあるが栄養価は無い。というのが定説のようだと記憶しているのだが。この竹を肥料化して本当に農産物の滋養となるのであろうか。無論チップ状態にして散布すれば土壌の改良には有益かと思う。竹は正真正銘の有機物であり、有機農法を目指される方にはいい資材となるかも知れない。どなたか竹の肥料性について卓見をお持ちの方はおられないだろうか。竹が本当に肥料として役立つようであれば、用途が飛躍的に拡大できるのではと思うのだ。

              粉砕した竹の残骸は竹林へと戻してあげる。
竹林への想い


わが里山倶楽部でも竹を粉砕破壊するチップソーシュレーダーなる大型機械を装備している。現在のところ破砕した竹の粉末を竹林に戻しているだけだ、これが肥料化できるのであれば活躍の場も広がってくる。下記にその勇姿を画像で紹介しておこう。このマシーンとある企業の篤志によるものだが、1年間で400日位にフル稼働させてあげたいものだ。

          まるで重戦車だ、チップソーシュレッダーの勇姿である。
竹林への想い


上述の団体である「里山を愛する会」の方々も日夜竹林の再生に努めておられるようだ。和歌山でも竹の猛威に悩まされておられるのだろう。活動場所は異なれど想いは同じようである、今後の活躍を祈念したい。彼の団体さんのHPへリンクを張っておきます。活躍状況をご覧になってみて下さい。なかなか情熱的に動いておられるようですよ。

      里山を愛する会  http://www.jtw.zaq.ne.jp/tikurin/





 











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