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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年01月28日

高野街道にはいるー1

かねて気がかりだった高野街道の合流地点を歩いてみた。高野街道と総称されているが厳密には3本のルートがあるのだ。南河内でいうと、羽曳野市から富田林市を通るルートが東高野街道。松原市から堺市美原区を通るのが中高野街道。そして堺市中心部から大阪狭山市を通るのが西高野街道。この3本が南海電車河内長野駅前で合流するのである。狭義では合流した長野駅前から高野山までを高野街道といっていたが、現在は全体を総称する名称として使用されているようだ。この合流地点がどこかというのだが、駅前に楠の大木がありそのすぐ横に長野神社が存在している。おそらくこの場所が合流地点だろうと推測しているのだが確証はない。


    高野街道の合流地点(スタート地点)、南海電車の河内長野駅前です。
高野街道にはいるー1

          楠の巨木があり祠が祭ってあります。一里塚かな?。
         高野街道にはいるー1

この楠のすぐ近くに吉年邸という古民家が存在しています。かっての大庄屋だった家柄で、その風格は豪商宅を思わせますね。駅前再開発では中心となって私財をも提供されたとか。現在もリーダーの命脈が流れ続けているようです。そして吉年邸の近くには長野神社や酒造会社の西條蔵がありますので数枚の画像で覗いてみましょう。

        吉年邸です。恐らく江戸時代の建築だろうと推測されます。
高野街道にはいるー1

            裏庭には巨木があり歴史を物語っていますね。
高野街道にはいるー1
       長野神社です。来歴等はわかりませんが相当な歴史があるようですね。
高野街道にはいるー1
           
           そびえるカヤの木。実は炒ったらおいしいようです。
          高野街道にはいるー1

戦国期から続いているという天野酒の本舗です。和泉との国境近くに天野山金剛寺という古刹がありますが、ここの僧坊酒として作られていたようです。西條蔵と呼称されてますが、現在も酒造をされており、店頭販売もOKです。お好きな方は覗いてみて下さい。


                   西條蔵です。天野酒の本舗で現在も製造販売中。
高野街道にはいるー1
           いかにも街道筋といった風情ですね。街道沿いの酒蔵です。高野街道にはいるー1
          販売中のメニューですか。お好きな方にはたまらないでしょうね。
高野街道にはいるー1

駅前から少しはいっただけの路地裏にこんな風景が広がっています。古に栄えた街並みの跡でしょうか、現在は裏通りとなってしまっていますが、かっては街道筋の商店街だった思われます。ギャラリーや小さな寺院や古民家等が立ち並び、散策の一角として楽しい地域です。高野街道はこれから烏帽子岳(楠木正成の城塞群のひとつです。城跡となります)の裾野を巡って最初の宿場である三日市宿へと続いております。

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Posted by とんび at 05:13│Comments(0)里山に遊ぶ
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