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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年03月25日

米を食べよう

食料の自給率が39パーセントと言って大騒ぎしていたのが、つい最近の出来事なんだが、若干上昇して40パーセントの大台に乗ったそうだ。それでも40パーセントである。簡単に言えば、自前で食べれるのは100人のうち40人だけということ、60人の方は餓死してね・・・・・・・・・といのが我が国の実態なんですね。無論、理屈をこね回すのが商売の評論家や学者の先生方は世界中から安い食料を輸入すればいい式の論を展開なされる。だがこの論で一番危なっかしいのは、(1)輸入資金をどうやって稼ぐのか、(2)お金で購入でき続けるのか、の2点ではなかろうか。我が国の産業が繁栄して常に外貨を稼ぎ続けられるとは保証できないし、諸外国がお金で販売し続けるとも担保できない。天変地異や風水害等で売るにも売れない事態、或いは戦略上の判断から売らない事態も容易に想像できる。神代の昔からご先祖様達が苦心してこられたように、食料はあくまでも自給自足が基本ではあるまいか。そして補完的に輸入するというのが原則であろう。


                 当地にあります米粉パンの販売用の店頭です。
米を食べよう

           おいしそうなフランスパン、学校給食用にいかがですかな。
米を食べよう


品目別に自給率を調べてみると絶望的になってくる。比較的にましなのが米であろう。だが現実には減反政策と耕作放棄地の増加が、我が国の悲惨な状況を物語っている。全国で概ね埼玉県相当くらいの耕作放棄地があるそうだ。我々が借用して農に活用しているのもそうした事例の対象地である。米を作っても採算に合わない・・・・・・・・・これが原因のようだ。米価を維持するために減反して生産調整を、という政策も理解できない事はないのだが、複雑な心境です。一番いいのは米の消費が増加してくれることだろう。何かの資料で読んだのだが、かって米の消費量は年間一世帯120キロほどあったのが、現在は半分の60キロにまで減っているそうだ。


           小生の大好きなメロンパンもありますぞ。お勧めです。
米を食べよう


無論、何を食べるかは個人の好みだから強制は出来ない。ただ無視できないのは、戦後に行われた「米を食べると頭が悪くなる、パンを食べよう」といった売国的なキャンペーンの刷り込みがいまだに尾を引いているのではないかとの想像である。日本人は数千年にわたって米を主食として生き続けてきた。体自体が米食に適合しているのに、占領政策の故か、余剰小麦のはけ口を求めたのか、・・・・・・・・・パン食への移行が振興されたきたようだ。パンは大好きだし否定する気はないが、原料が日本で栽培しにくい小麦である必要性はないのではなかろうか。「米でパンを作っちゃえ」こうした発想は当然に出てくるのもので、当地でも米粉パンの販売が行われている。


                ちょっぴり甘口のカステラパンはいかがですか。
米を食べよう


最近のニュースでは、とあるコンビニチェーンが米粉パンの製造販売に乗り出したという朗報があった。大手のチェーンのこと故、製造量・販売量も半端な数字ではあるまい。全国的に米粉パンが広がることを歓迎したいと思う。耕作放棄地の解消には米の消費拡大が一番の近道だろう。米は何もご飯がメインとは限らない。パンでも結構なのだ。欲を言えば、学校給食の現場でこの米粉パンの採用が図られたらと願わずにはいられない。関係当局の検討をお願いしたい次第である。

            米を食べよう

      パンは国道309号線沿いの、「道の駅かなん」にあります。一度お試しを。
米を食べよう



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