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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年04月13日

葱坊主

師匠Nkさんの得意技が始まったようです。そう、彼は種の自家採種を行っておられるのです。世はF1種の花盛りですが、中には硬骨漢もおられるようで、師匠もそのお一人です。白人の作った種なんて使えるかい・・・・・・・・・・そう言われたかどうかは定かでないのですが、行動が物語っているようですね。彼は在来種の種を大事にされ、時として我々にも提供してくれはります。種の自家採種は結構に面倒です。収穫期を遅らせ花を咲かせ実を付けさせて時期を見て採種する、確かに利便性から考えるとF1種を購入したほうが手っ取り早いですね。大半の農家が効率性を重んじて購入に走るのも否定は出来ないようです。だが硬骨漢の心意気を大事にしたいものだと思いますね。


        自家採種用の下仁田ネギです、鍋料理には欠かせぬ品ですね。
葱坊主


今回は葱坊主、下仁田ネギの採種準備を紹介しましょう。下仁田ネギは群馬県の下仁田町を原産とするとか聞くぶっといネギです。冬場の鍋料理には欠かせぬ定番品ですね。このネギ1本あれば鍋はOKとも言えるほど巨大なネギです。小生も毎年作っているのですが、50本~70本位植え込んでますと私宅では一冬大丈夫ですね。ネギは種蒔きから始まって数回の移植替えを行い本番の冬場に備えます。苗を上手に作るのが基本中の基本なのですが、小生はきわめて苦手です。何度種蒔きしても、うまく苗に育てきれないのですね。最近は諦めてというか手抜きというか、師匠の苗が出来上がるのを楽しみに待っています。この軟弱者、と叱られそうですが師匠は心優しき人物、気さくに苗を提供してくれはります。ついつい甘えますね。


       大量のネギが種取り用に準備されています。白いのがネギ花です。
葱坊主


ネギは花を咲かせて種を付けてくれます。今はその花が真っ盛りの時期、まもなく種が採取出来るでしょう。採種と同時に種蒔きみたいでせわしない時期ともなります。春先はそれでなくとも作業の多い季節、時間を旨く使わないと夏になっちゃいますよね。田舎暮らしはスローライフとかの流行語があるそうですが、スローなんてもんじゃないですよ。種蒔きが1週間ずれこむと収穫が極端に減ってしまう・・・・・・・こうした現象は多々あります。タイミングと気象条件の見極めにプロの技が要求されますね。田舎で何もせずのんびり余生を満喫されるのなら、スローライフもありかと思いますが。ただ、時間を完全に自分の管理下におけるのは最大の強みでしょうか。


       ネギの花がみごとに開花しました。種を付けるのもまもなくでしょう。
葱坊主


さてさてこの下仁田ネギ、師匠の畑ではてんこ盛りなようです。師匠は出荷もされているので、大量の苗を必要とされます。そのうえに、我々のような不肖な弟子達の面倒見もありますので、苗作りも半端じゃないようで・・・・・・・・・・・・・。小生は手前の作業を進めながら、苗が出来上がってくるのを楽しみに待っています。師匠と奥さん、申し訳ないですが本年もよろしくと先にお願いしておきます。



 








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Posted by とんび at 05:12│Comments(0)畑の作業
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