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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年06月02日

テキスト畑

中国(山陰山陽ではなく一党独裁の)の奥地の少数民族の世界、そこにはおもしろい風俗が残っているようだ。最も興味を覚えたのが歌垣の話と畑の話、どちらも男女の色恋沙汰の世界・・・・・・・といえば興味津々の方々も多いだろう。中身はいたって生真面目な話で、ドキマギするような物語ではない。後者の件だが、娘さんが一人の青年を見初めたら、まず最初に彼の畑を見たいと所望するそうだ。無論、青年の方も気に入った娘さんにはまず最初に自分の畑に案内するのだとか。農耕民族特有の世界観なのかも知れないが(日本人には無さそうですね)、畑には耕作者の全人格が宿る・・・・・・といった価値観があって畑の耕作状態によって人物判断を行うのだとか。そういえば小生の畑は結構いい加減に作っておりますなあ。


    Kさんのスイカ畑。ビニールとワラで雑草対策を。ワラの上には重しの竹が。
テキスト畑


論語の世界だったか忘れましたが、学ぶ=まねぶ=まねる・・・・・といった発想があったようです。畑の耕作手法をマスターしようと思えば上記の図式に従うのが一番早いようですね。彼の中国奥地の青年達も最初はまねるからスタートするのでしょう。但し、その後は己のカラーとなります。能の世界でいうところの「守破離」ですね。前置きが長くなりましたが、我々の畑作では師匠の畑とKさんの畑からまねることが多いようです。今回はKさんの畑を覗きながら少々畑作を考えてみようと思います。


   ナスビ畑です。斜めに差し込んだ支え棒と高畝が特徴。無論肥料は多めです。
テキスト畑
       だいぶ大きくなった鷹の爪。漬け物好きには欠かせぬ一品です。
テキスト畑


ここまでの2~3枚の画像を見ただけでも丁寧な耕作が伺えますね。高めの幅広な畝と雑草除けのマルチの活用、それに支え棒には丈夫な竹を利用、充分過ぎる位の元肥、発育の良さそうな苗・・・・・・・・・・深い研究と観察そそれに丁寧で緻密な耕作がなければ見られぬ光景かと思います。まねることが大事なんですが、なかなか及びませんな。特に高畝をマスターしようと躍起になってるんですが、うまくいきません。見てる分には、平鍬で土を救って盛り上げるだけ・・・・・・・・・・・そんな風にしか見えないのですが、自分でやっても同じにはならないです。修行が足りないのかな。


    トウモロコシは二粒づつの点蒔きのようです。欠株の恐れがないですね。
テキスト畑


身近にこうしてKさんや師匠の畑があってテキスト代わりに活用しています。非常にありがたい立地条件なんですが、マスターは困難ですね。守破離の守から脱皮できない己にもどかしさを感じてしまいます。今にみていろ俺だって・・・・・・・・そう思いつつ時間だけが恐ろしい程の早さで過ぎ去っていくようで、たまりませんな。


     サトイモは土寄せが必要です。最初から溝の中で準備万端ですな。
テキスト畑
   見事なタマネギでしょう、肥培管理が適切であった証ですね。玉がそろってます。
テキスト畑


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Posted by とんび at 05:13│Comments(0)畑の作業
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