2009年07月04日
除草剤の出番だよ
田植えが終わり一週間から10日位するといよいよ除草剤の出番である。ここで米の耕作方法について振り返っておこう。大別すると次の三種に分類されるだろう。
1,慣行農法・・・・・・・現在の大半の農家が行ってる米作り方法で、農薬や化学肥料を
多用する。
2,低農薬農法・・・・・最低限の農薬や化学肥料を使用する方法
3,無農薬農法・・・・・農薬・化学肥料無しで米作りを行う方法
定義については疑義もあるだろうが、大雑把にいえば上記のような米作りの手法である。恐らく9割以上の農家が慣行農法で米作りを行っているのではなかろうか。反して無農薬農法で米作りする農家は少なく、自家用米等に限定されるケースが多いようだ。労働の大変さによるものだろう。我々の米作りは両者の中間からやや無農薬農法に近い作り方である。農薬は除草剤の1回のみ使用が原則で、化学肥料は当初の1回のみ投入する。そして残りは手作業での補完といった形式なのだ。
元気印のUさんが田圃中央での散布です。
少数派の無農薬農法について検討してみよう。無農薬・無化学肥料で米作りが行えたら・・・・・・・・・理想的だとは思う。誰しも農薬なぞ使いたくないのが本音であろう。だが限られた時間や労力或いは費用対投資効果の視点等から考慮すると使わざるを得ないのが現実だろう。あえて無農薬農法にこだわる方は、それなりの対策が求められる。いわく、あいがも農法、布団農法、米ぬか農法、EM農法・・・・・・・・多種多様な方法論が考えられているようだが、基本的には多大な労力の投入が要求される。これに対応できる方のみが無農薬農法の採用が可能だろう。我々のチームは残念ながら無農薬農法の採用は困難だ。筋肉隆々、体力絶倫、24時間労働いつでもOK、雨が降ろうが槍が降ろうが・・・・・・・・・・・・といったスーパーマン的な人間ではないからだ。どちらかというとU氏を除いて蒲柳の質、田圃の中を這いつくばっての草抜きがエンドレスで続くのには耐えれそうにもない。腰痛の拷問からは逃げおおせたいというのが本音のタイプである。
生きている化石とも呼ばれるカブトエビですね。1ヶ月位の寿命とか。
またまた前置きが長くなってしまいました。本論の除草剤にはいりましょう。我々のチームは田植え後に1回のみ除草剤を使用します。これで大半の雑草を押さえて、対応できないのは手作業で抜き取っていく手法です。田圃にはいっての草抜きはかなり軽減されます。この散布がなければ腰痛でダウンして米作りどころではないでしょう。使用する除草剤は粒剤で名称をザークD17といって、1反(約300坪)あたり3キロ程度の散布となります。失敗してもやり直しがきかないので、新聞紙等で広げて面積案分します。均等に広く薄く散布するためです。Okさんの得意技のようで計量カップを使用しないでもうまく割り振りしてます。さあどうやら散布のようですね。田植え靴をはいて軍手をはめ、田圃の中を歩き回りましょうか。
計量名人のOkさん、目分量でピタリと案分します。
除草剤のザークD17です
田圃の面積比で分け、さたに再分割します。失敗防止の為です。
除草剤を入手したら指定された面積に均等に薄く散布するのですが、分割部分の中央部を歩き左右に振り分けるようにして散布していきます。丁度、投網を投げて広げるような感覚でしょうか。必ず軍手をはめ素手では除草剤をさわらぬように気をつけます。作業そのものはそう時間がかかるものではなく、全員が集合中でしたので短時間で済みました。
既に生えているコナギやヒエ等は抜き取って行きます。
男前に撮せよ・・・・・・・困難な注文が舞い込みました。
擁壁などの境界線沿いに雑草が生えやすいですね。
除草剤の使用については賛否両論があろうかと思いますが、この薬剤がある事で我々も米作りが出来るという事実は変わりようが無いようです。数百年の昔とはいいませんが、かっての我が国のように農村共同体が機能していた頃なら、或いは大家族制度が生きていた時代なら従来のような多労力投入型の無農薬農法も可能かもしれません。しかし、昨今の核家族制や勤務を主体とする兼業農家では、機械や薬剤に頼らざるを得ないのも又れっきとした現実ではないでしょうか。
1,慣行農法・・・・・・・現在の大半の農家が行ってる米作り方法で、農薬や化学肥料を
多用する。
2,低農薬農法・・・・・最低限の農薬や化学肥料を使用する方法
3,無農薬農法・・・・・農薬・化学肥料無しで米作りを行う方法
定義については疑義もあるだろうが、大雑把にいえば上記のような米作りの手法である。恐らく9割以上の農家が慣行農法で米作りを行っているのではなかろうか。反して無農薬農法で米作りする農家は少なく、自家用米等に限定されるケースが多いようだ。労働の大変さによるものだろう。我々の米作りは両者の中間からやや無農薬農法に近い作り方である。農薬は除草剤の1回のみ使用が原則で、化学肥料は当初の1回のみ投入する。そして残りは手作業での補完といった形式なのだ。
元気印のUさんが田圃中央での散布です。
少数派の無農薬農法について検討してみよう。無農薬・無化学肥料で米作りが行えたら・・・・・・・・・理想的だとは思う。誰しも農薬なぞ使いたくないのが本音であろう。だが限られた時間や労力或いは費用対投資効果の視点等から考慮すると使わざるを得ないのが現実だろう。あえて無農薬農法にこだわる方は、それなりの対策が求められる。いわく、あいがも農法、布団農法、米ぬか農法、EM農法・・・・・・・・多種多様な方法論が考えられているようだが、基本的には多大な労力の投入が要求される。これに対応できる方のみが無農薬農法の採用が可能だろう。我々のチームは残念ながら無農薬農法の採用は困難だ。筋肉隆々、体力絶倫、24時間労働いつでもOK、雨が降ろうが槍が降ろうが・・・・・・・・・・・・といったスーパーマン的な人間ではないからだ。どちらかというとU氏を除いて蒲柳の質、田圃の中を這いつくばっての草抜きがエンドレスで続くのには耐えれそうにもない。腰痛の拷問からは逃げおおせたいというのが本音のタイプである。
生きている化石とも呼ばれるカブトエビですね。1ヶ月位の寿命とか。
またまた前置きが長くなってしまいました。本論の除草剤にはいりましょう。我々のチームは田植え後に1回のみ除草剤を使用します。これで大半の雑草を押さえて、対応できないのは手作業で抜き取っていく手法です。田圃にはいっての草抜きはかなり軽減されます。この散布がなければ腰痛でダウンして米作りどころではないでしょう。使用する除草剤は粒剤で名称をザークD17といって、1反(約300坪)あたり3キロ程度の散布となります。失敗してもやり直しがきかないので、新聞紙等で広げて面積案分します。均等に広く薄く散布するためです。Okさんの得意技のようで計量カップを使用しないでもうまく割り振りしてます。さあどうやら散布のようですね。田植え靴をはいて軍手をはめ、田圃の中を歩き回りましょうか。
計量名人のOkさん、目分量でピタリと案分します。
除草剤のザークD17です
田圃の面積比で分け、さたに再分割します。失敗防止の為です。
除草剤を入手したら指定された面積に均等に薄く散布するのですが、分割部分の中央部を歩き左右に振り分けるようにして散布していきます。丁度、投網を投げて広げるような感覚でしょうか。必ず軍手をはめ素手では除草剤をさわらぬように気をつけます。作業そのものはそう時間がかかるものではなく、全員が集合中でしたので短時間で済みました。
既に生えているコナギやヒエ等は抜き取って行きます。
男前に撮せよ・・・・・・・困難な注文が舞い込みました。
擁壁などの境界線沿いに雑草が生えやすいですね。
除草剤の使用については賛否両論があろうかと思いますが、この薬剤がある事で我々も米作りが出来るという事実は変わりようが無いようです。数百年の昔とはいいませんが、かっての我が国のように農村共同体が機能していた頃なら、或いは大家族制度が生きていた時代なら従来のような多労力投入型の無農薬農法も可能かもしれません。しかし、昨今の核家族制や勤務を主体とする兼業農家では、機械や薬剤に頼らざるを得ないのも又れっきとした現実ではないでしょうか。
Posted by とんび at 05:14│Comments(0)
│米づくり
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