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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年07月05日

白蓮華の里

蓮華は汚泥の中に咲く・・・・・・・・確か釈尊の言葉だったと思うが、その真意は別として蓮華は乾いた大地や肥沃な緑地に咲く花ではなく、泥まみれの沼地のような場所に咲く花のようだ。当地では、知る限りでは二カ所ほど蓮華咲く里がある。このたびその一カ所を訪ねてみたら綺麗な白蓮華が咲き始めていた。ご想像どおりで、禅宗に所属するとある寺院の前庭である。四角な池が掘られており、中には蓮の茎と葉が一面に広がって瑞々しい程の緑一色だ。ここは寺院と神社とが共存する神仏実分離の宗教地、かっての廃仏毀釈等の動乱にもめげず生き残ってきた歴史があるようだ。さっそく蓮華の状況を覗いてみよう。


         寺院の前庭一杯に蓮池が広がっています。丁度開花期のようですね。
       白蓮華の里

         石像は釈尊の高弟のようですね。表情は紛れもないインド人のようです。 
     白蓮華の里   

通常の植物は花が咲き受粉しその結果として実がつくようだが、蓮は花と実が同時にできる植物のようだ。画像で追って紹介しますが、蕾が出来て花が咲き、同時に実も付いているのである。何とも不思議な植物。それにしても蓮華の花の美しいこと、ピンクの花が多いようだがこの地は白蓮華である。まさに白一色の蓮華の花、何とも清楚な装いだ。余計な説明を続けるよりも現物をご覧になっていただこう。

     
     まだ蕾のようですね。若々しい緑の蕾が花開いて真っ白い蓮華の花へと変化します。
     白蓮華の里
                   少しだけ開きかかってきました。
     白蓮華の里
            もう少しだけ開いてみようかな。ちょっぴり恥ずかしげですね。
     白蓮華の里
         実も同時に付けているようです。そういえば子どもの頃炒って食べてたような。
     白蓮華の里
            見事な白蓮華となりました。花弁の中央部には実も見えますね。
     白蓮華の里


いかがでしたか、蓮華の花もなかなかいいものでしょう。この寺院は完全な白蓮華ですが、当地のもう一カ所の候補地はピンク系の蓮華です。こちらも宗派 (確か真言宗のお寺さんだったような) は忘れましたが、山間の静かな樹林帯にたたずむ寺院の一画です。タイミングが良ければ再度撮影してご紹介することと致しましょう。


      今月中は大丈夫かと思います。朝早めの参拝者が少ない時間帯が最適でしょう。
     白蓮華の里




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Posted by とんび at 05:12│Comments(2)里山に遊ぶ
この記事へのコメント
ハスの花が開いていくところなんて、見たことがなかったので、興味津々でした。
きれいな白いはなですね!

色んな色があるけれど、やはり白が一番清楚でいいです。
Posted by 森のどんぐり屋 at 2009年07月06日 09:51
純白の花には心惹かれるものがありますね。
洋の東西を問わず花嫁衣装が純白なのも、人間の深層心理を踏まえたうえでの選択でしょうか。

美山の旅、堪能されたようですね。
鮎のコイノボリには参りました。
考えてみれば別に鯉に限定せずともいいんですね。
鮎も精悍な魚、海から急流を遡って誕生地へともどるようです。

美山は訪ねましたが芦生の森はまだです。
太古の森が残ってるようですね。
一度、訪ねたいと願っております。
Posted by とんびとんび at 2009年07月06日 21:11
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