田舎暮らしはとんびの里で　Ｖｅｒ１

石川や浜の真砂は尽きるとも世に盗人の種は尽きまじ・・・・・・・・盗賊の代表格とも言える石川五右衛門の辞世の句ともいわれるそうだが、真偽は別として一面の真理を表現しているのではなかろうか。時代が変わり社会が豊かになったとしても、盗人が尽きることはなさそうだ。別に私宅に強盗がはいった訳ではない。畑に入られただけなんだが、ついそんな感慨にふけってしまう。畑にスイカ泥棒がはいりました。多分下手人は近在の大木の上から様子をうかがっているカラスの野郎でしょう。数年前にはトウモロコシが全滅した記憶があります。彼らは結構に聡明な鳥で、普段は手も足もださず木の上から見張っているだけなんです。そして完熟の一歩手前、もう一週間位で収穫・・・・・・・・・と思える頃を見計らって集団で襲撃します。その見極めの確かなこと、へたな素人百姓よりもはるかに正確です。


　　　　　　　　　　　　　　みごとにやらえました。食い破った跡は水たまりに。
　　　　　


警察に被害届を出したい位の心境ですねん。せっかく実っていたスイカ、もう少ししたら・・・・・・・・・と楽しみにしていたのがご覧の通りのありさまです。ご丁寧にツルまで食いちぎっていました。今年は蜂の集団脱走なのか、受粉が芳しくないようです。例年に比べて結実が少なく、貴重なスイカだったのに残念至極で怒り心頭・・・・・・カラスに怒鳴ってもしかたがないとこですが。まずは面あり一本、というとこでしょうか。早めにネットを張らなかったｌこちらに油断があったようですね。


　　　　　　　　　　　　あちこちが穴ぼこだらけです。まだチト早いとは思うのだが。
　　　　


共同農園でもみごとにやられています。こちらはトマトです。獲物が小さいので、襲撃者は多分ヒヨドリかムクドリあたりでしょう。聞くところでは仲間の衆もほとんどが被害にあっているとか。自然環境豊かで野鳥の楽園・・・・・・・といえば聞こえはいいのですが、耕作者はたまったものではありません。早速に手回し良くネットを張り巡らしている御仁も。これが一番堅いかな。



　　　　　　　　おいしそうなトマトですもん、やむを得ないかな。彼らも生きていかないと。
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　それにしてもまあ、綺麗に食い散らかして。
　　　　　　



仲間の衆の防御策です。これが一番賢い方法かもしれませんね、ただ作業がしずらいので雑草の繁茂が課題でしょうか。それと張り巡らす手間、撤去の手間、一筋縄ではいかないようです。ネットも次回に使用可能な状態で撤去しようと思えば、大変な苦労を伴います。汗水流さずしては収穫も叶わぬようですね。まさに働かざる者は食うべからず・・・・・・・・・・古今東西の真理でしょうか。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　防御事例－１
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　防御事例－２
　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　防御事例－３