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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年11月27日

延命寺の紅葉

弘川寺の紅葉訪問とは打って変わり、朝から快晴の天候に恵まれました。これが幸いだったのか、時期的にタイミングが良かったのか、延命寺は燃えるような紅葉の盛りでした。訪問者も多く彼方此方でお弁当が広げられています。丁度昼時、真っ赤な紅葉に包まれた弁当は又格別な味なんでしょうね。ご相伴に預かりたい位です。ここは寺内よりも裏山の方が紅葉の名所です。府立公園ともなってるようで、遊歩道も整備され、ゆるやかなスロープで丘の上へと誘導されます。歩道の両サイドは全山真っ赤、まさに紅葉のための裏山とも言えるかも知れませんね。さすがにカメラマンが多く、中には巨大な望遠レンズを備えた方も、モミジの葉をどアップで撮影してるんでしょうか。

               延命寺の裏山は全山が真っ赤な紅葉です。
     延命寺の紅葉
        おっ 同業者がビジネス中のようですね。超特大な望遠のようです。
     延命寺の紅葉     

あまりにも紅葉がきれいなので撮影がはかどりません。呆然と佇むしか為す術がないようです。それでも気を取り直して、少しづつ撮影したものをご紹介しましょう。撮影技術がないので、単なる記録写真に過ぎませんが、紅葉のすばらしさは伝わるかと思います。余計な説明よりも画像のアップの方が説得力があるようですね。中央部に池があって蓮の花が素晴らしい所ですが、さすがに今は枯れています。その池を巡って回廊状に遊歩道があります。三々五々、人々が散策しながらレンズを向けておられます。こうした環境におかれると皆が芸術家風に染められてしまうようですね。携帯電話でも撮っておられるので、ご家族にでも報告される模様ですね。

     
                 延命寺の本堂です。前庭も素敵ですね。
     延命寺の紅葉
                 蓮池です。花は7月頃の開花ですね。
            延命寺の紅葉

このお寺さんは真言宗に所属されるようで、何でも弘法大師が京へ上られる折の定宿だったとか。お大師さんは、高野山を早朝に出発されて、夕刻当時に来訪され一泊して翌朝は奈良へ向かわれたそうです。高野山から当寺まではかなりの距離となります。小生なら多分一泊目は和歌山の橋本市あたり(20キロ位手前です)でしょう。弘法大師は相当な健脚だったようですね。歩き続けて三日か四日位で京都へ到着されてたようです。

            遊歩道を登り始める訪問者、声も出ないようです。
     延命寺の紅葉
            表現のしようがありませんね、呆然と佇んでしまいます。
     延命寺の紅葉

ついでに触れておきますと、橋本市には慈尊院というお寺さんがあります。ここは讃岐の国から来訪された弘法大師のお母さんが住まわれたお寺で、お大師さんは週に2~3回母君に会うために山を下りられたそうです。当時は女人禁制の高野山、お大師さんが山を下りられるしか方法が無かったようですね。此路は町石道と言って現在も残されています。名前のとおりで、1丁(約100メートル強)毎に石の標識が立っており、高野山への道標となっています。小生も歩いたことがありますが、優に半日以上はかかりますよ。道幅1メートル位で車は走行不能ですから、お天気の良い日にのんびりと歩かれては如何でしょうか。

           
               遊歩道の周辺は全山がこんな感じですよ。
     延命寺の紅葉
            例えコンビニ弁当でも、ここなら最高のご馳走でしょう。
     延命寺の紅葉         

さてこの弘法大師にゆかりの深い延命寺、紅葉の見頃は今頃です。この週末ぐらいは最適かと思います。お弁当持参でご家族でお楽しみ下さい。附近では地産の野菜や果物などの販売もあります。もう一ヶ所の古刹である観心寺と兼ねてウオーキングされるのも良いプランでしょう。南河内のお勧めコースの一つです。       


            まもなく山頂です。下りは別ルートで別なご鑑賞を。
     延命寺の紅葉 

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Posted by とんび at 05:10│Comments(0)里山に遊ぶ
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