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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2009年12月06日

里芋掘りに

 師走にはいって次第に冷え込んできましたね。こうなると山形地方ではないですが、芋煮会でも催そうかとの発想になります。遅れていた小生の里芋もボチボチ掘り頃では・・・・・・・・・そんな魂胆で畑に出向きました。どんな野菜であれ収穫時は楽しいものです。ワクワクしながら掘りあげる楽しみ、これは漁師さんが網を上げるときと同じ心境でしょう。野菜類でも根菜類の収穫が特にかような心境となるようです。掘り出すにはいきなりスコップとの話にはなりませんね。茎類を鎌で切断しておく必要があります。本日の予定分は5株程度、1回分としては充分過ぎる分量でしょう。


          小生の里芋畑の一角です。遅れてましたがもう大丈夫でしょう。
     里芋掘りに

スコップで周囲からじんわりと堀り上げます。土がどっさりと付着してますので鎌で払い落としながら、子芋、孫芋を分離していきます。やはり師匠の里芋と比較したら全体に小ぶりなようです。肥料不足かな。かって師匠に諭された事があります。里芋は別名泥芋とも言って、泥んこ状態の土で栽培するんだよ・・・・・・・栽培地は水浸しにする必要があるとの話です。それと肥料食いなので元肥としてしっかりと肥料を埋め込むこと、化成肥料も使用すること・・・・・・・・そんな話があったのを収穫時になって思い出しました。最後のとどめは里芋は7回程土寄せを実施しなければならないこと。みいーんな綺麗さっぱり忘れていたようです。


                 まず行うのは茎類の切断・除去から。
     里芋掘りに
              結構おおぶりな芋に見えますが、なんのなんの。
     里芋掘りに

師匠に話を聞いたときは覚えてますしノートにも記録しておるのですが、肝心な時に思い出さないんですね。忘却とは忘れ去る事なり・・・・・・・そんな映画のフレーズが蘇ってきますね。こんな失敗を度々と繰り返しているようです。師匠が語られる「百姓は毎年が1年生よ」との重い意味合いではなく、軽いノリで毎年毎年1年生のようです。あまり賢いタイプではなさそうですね。
里芋の現況を画像で確認して頂きましょう。悪い見本として参考にして頂ければ幸いです。まあ、小生宅の自家用としてはこれでも充分なのですが、商品にはならないでしょうね。里芋は日本古来の作物といっても良いかもしれません。米と同時期位からの栽培歴のようです、サツマイモやジャガイモはずっと遅れての登場ですね。従って古典類で芋を食するとの話は全て里芋と考えていいようです。


           親芋が結構でかくなっていますね。栄養分は充分だったのかな。
     里芋掘りに
              子芋の集団です。ここらをメインに食用とします。
     里芋掘りに


当地では3月頃になったら種芋が販売されます。石川早生というのは当地産のブランドです。一般的には種芋を購入して畝に掘った溝に埋め込み両サイドに元肥を配置します。そして軽く土かぶせを行って藁などで覆い、保温と芽出しの助っ人とします。畝間には水を流し込むような対処が必要なようですね。そして何度も土寄せを行っていく・・・・・・・・・・・こうした手法が当地の伝統的栽培法であります。頭では理解してるんですが、なかなか実行できないんですね。一度師匠に種芋を頂いたことがありますが、小生の親芋みたいなサイズでした。無論、師匠は品評会で里芋の優勝者となるような腕前、比べるほうが間違っているのでしょうが。実力の差は如何ともし難いようです。     


          親芋を好む方もありますが、私宅ではほとんど利用しません。
     里芋掘りに
           子芋、孫芋がどっさりと収穫出来ました。芋煮会の開催かな。
     里芋掘りに

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Posted by とんび at 05:08│Comments(0)畑の作業
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