2010年02月03日
イノシシ達の饗宴
毎晩、彼らは晩餐会でもやってるのではなかろうか。そんなやっかみの声もつい出てしまう。これまではご無沙汰続きでこちらも安心しておったのだが、最近はひどすぎる。畑の端から端まで駆け回ってるかのようで、至る所に穴ぼこだらけ。とうとう農作物にも被害が出始めた。彼らのお目当てはどうやらミミズらしく、若干湿り気のある柔らかい土を好んで掘り返す。鋭い牙と頑強な手足それに馬力のある筐体が武器となる。人間が作る簡素な防御陣など歯牙にもかけぬ有り様で、全く持って縦横無尽。荒野を自由気ままに走り回っているかのようだ。さてどうしたものか、電気柵を講じるのが一番の対策かと思えるが、防御一点張りで籠城作戦というのがどうにも癪に触る。師匠の言葉、攻撃こそが最大の防御、との作戦が取れないものだろうか。
この谷の奥の方から夜な夜な侵入してくるようです。
本日見つけた被害状況を覗いてみよう。まずもって腹の立つのがカリンの苗木、年末に植え込んだばかりなのに引き抜いて中途で折り曲げている。画像をご覧いただきたい。どう見ても意図的に引き抜いたとしか思えないでしょう。稲藁を根元に敷き込んでいたので、ミミズが潜んでいると判断したのでしょうか。次はニンニク、こちらも掘り起こして耕耘作業後のような形状になってしまった。当然某かのニンニクが駄目になっている。タマネギも同様、タマネギ畑の中を牙で掘りながら進行したようだ。昨年まではキジの遊び場兼産卵場で、まだしもかわいげがあったのだが、イノシシの運動場兼エサ場と化されてはたまったものではない。どうにかして反撃をと思っているのだが。狩猟免許を取得してライフル銃でも購入するか、否、確かここらは禁猟区のはず。どこまで運の強い奴らなんだ。
引き抜かれたカリンの苗木、年末に植え込んだばかりなのに。
再度植え込みましたが、痛々しい姿に。
被害にあったニンニク畑、一畝が全滅状態のようです。
それにしても畑のど真ん中に残された連中の足跡、蹄の跡がくっきりと残っています。人間ならば証拠充分で一網打尽でしょうが、相手がイノシシとあらば逮捕状も意味なしのようですね。どうやら野菜類の栽培も危なくなってきました。そういえば地主のばあさまの家もイノシシ被害で昨年から米作りを止めてしまったとか。息子さんはサラリーマン、あほらしくて米作りなどやってられないのでしょう。棚田が荒れ果てていくのもイノシシが原因という事例は多いようです。元々は、獣たちのテリトリーと人間界とは厳然と区分されていました。それが山村集落の崩壊や、耕作放棄或いは休耕地の出現などで、この境界線が曖昧模糊となってきたようです。彼らにすれば己のテリトリー内だと理解しているんでしょう。宮崎駿氏のアニメ作品「もののけ姫」も、見方によっては獣界と人間界との縄張り争いと取れないこともないようですね。
タマネギ畑の中央部に溝を作ってくれています。
ツタンカーメンの畑です、1本の苗も残っていません。完全に全滅。
一時期、熊の被害で社会が騒然となりましたが、イノシシの事例と原因は同じなんでしょう。幸いここらに熊の出現はありませんが、イノシシやアライグマは頻繁に出没します。正直、手の打ちようがない・・・・・・・・・というのが実態でしょうね。里山倶楽部でも、罠を仕掛けてイノシシを捕らえ、猪鍋にして食いつぶしてやる・・・・・・・・・・・・・そう意気込んでいたお兄さんがいましたが、最近は声も出ないようです。罠を仕掛けるにも狩猟免許、よしんば捕獲してもどうやって解体するのか、・・・・・・・・難問続出なんでしょう、お察しします。どなたかグッドアイデアをお持ちでないでしょうかね、お知恵拝借といきたいのですが。
連中の足跡です。人間様なら、即逮捕でしょうが、相手が獣とあらば。
この谷の奥の方から夜な夜な侵入してくるようです。
本日見つけた被害状況を覗いてみよう。まずもって腹の立つのがカリンの苗木、年末に植え込んだばかりなのに引き抜いて中途で折り曲げている。画像をご覧いただきたい。どう見ても意図的に引き抜いたとしか思えないでしょう。稲藁を根元に敷き込んでいたので、ミミズが潜んでいると判断したのでしょうか。次はニンニク、こちらも掘り起こして耕耘作業後のような形状になってしまった。当然某かのニンニクが駄目になっている。タマネギも同様、タマネギ畑の中を牙で掘りながら進行したようだ。昨年まではキジの遊び場兼産卵場で、まだしもかわいげがあったのだが、イノシシの運動場兼エサ場と化されてはたまったものではない。どうにかして反撃をと思っているのだが。狩猟免許を取得してライフル銃でも購入するか、否、確かここらは禁猟区のはず。どこまで運の強い奴らなんだ。
引き抜かれたカリンの苗木、年末に植え込んだばかりなのに。
再度植え込みましたが、痛々しい姿に。
被害にあったニンニク畑、一畝が全滅状態のようです。
それにしても畑のど真ん中に残された連中の足跡、蹄の跡がくっきりと残っています。人間ならば証拠充分で一網打尽でしょうが、相手がイノシシとあらば逮捕状も意味なしのようですね。どうやら野菜類の栽培も危なくなってきました。そういえば地主のばあさまの家もイノシシ被害で昨年から米作りを止めてしまったとか。息子さんはサラリーマン、あほらしくて米作りなどやってられないのでしょう。棚田が荒れ果てていくのもイノシシが原因という事例は多いようです。元々は、獣たちのテリトリーと人間界とは厳然と区分されていました。それが山村集落の崩壊や、耕作放棄或いは休耕地の出現などで、この境界線が曖昧模糊となってきたようです。彼らにすれば己のテリトリー内だと理解しているんでしょう。宮崎駿氏のアニメ作品「もののけ姫」も、見方によっては獣界と人間界との縄張り争いと取れないこともないようですね。
タマネギ畑の中央部に溝を作ってくれています。
ツタンカーメンの畑です、1本の苗も残っていません。完全に全滅。
一時期、熊の被害で社会が騒然となりましたが、イノシシの事例と原因は同じなんでしょう。幸いここらに熊の出現はありませんが、イノシシやアライグマは頻繁に出没します。正直、手の打ちようがない・・・・・・・・・というのが実態でしょうね。里山倶楽部でも、罠を仕掛けてイノシシを捕らえ、猪鍋にして食いつぶしてやる・・・・・・・・・・・・・そう意気込んでいたお兄さんがいましたが、最近は声も出ないようです。罠を仕掛けるにも狩猟免許、よしんば捕獲してもどうやって解体するのか、・・・・・・・・難問続出なんでしょう、お察しします。どなたかグッドアイデアをお持ちでないでしょうかね、お知恵拝借といきたいのですが。
連中の足跡です。人間様なら、即逮捕でしょうが、相手が獣とあらば。
Posted by とんび at 05:11│Comments(0)
│畑の作業
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