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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年03月31日

春にてそうろう

春は芽吹きの時、若い命が萌え出す季節でもありますよね。百姓の天敵イノシシも春4月~5月頃が出産期と聞きます。年末頃に妊娠した雌が出産を迎えるため多量のエネルギーを必要とするのか、活動が活発となってるようです。彼らは植物性をメインとした雑食性、この時期の筍などは大好物です。我らの果樹園も第一陣の筍は全滅状態です。小生の谷間の農園にはあいにく竹林は無いのですが、又々荒らし回ってくれたようです。畑の彼方此方に明瞭な足跡が。ご丁寧にも畝立てした所を選んで歩き回っております。意図的にやったようで憎たらしいのなんの。典型的な確信犯のようで、三尺高いところに頭を載せたい心境ですな、死刑廃止論など論外な。


                   春の証明、タンポポの出現です。
     春にてそうろう
             まるで雪景色のような光景ですね、その名もユキヤナギ。
     春にてそうろう

谷間の農園は水捌けの悪い土地、どうしても湿地状となりやすい特徴を持っています。彼らはダニに取り付かれやすいのか、泥地で体をこすってダニを除去しようとするようです。一般にヌタバと呼ばれていますが、これの候補地に選定されたのか、ミミズが豊富なのか、度々のお出ましとなっています。小生の耕作地以外は原野と化しており、何処からでも容易に侵入できます。周囲全部に電柵を張り巡らすとなれば容易な事業ではありません。費用対投資効果の理屈で行けば、耕作しないのが最適との判断となりますでしょう。どうしたものか、思案六法ですね。


         憎っくきシシ達の足跡です。耕耘済・畝立て済の畑を狙っています。
     春にてそうろう 
             ミミズを狙って掘り返したようですね。まるで耕耘機。
     春にてそうろう 

それはともかく、お天気に恵まれ草刈りが何とも楽しい作業となっています。野は春、タンポポが咲き乱れ、蕗が大きくなり、極早生のタマネギがまあるくなってるのを眺めるのは、百姓冥利につきます。あまりにも豊かな自然の恵みに、つい作業の手を止めて、斜面に座り込んで仕舞うことも屡々。刈払機を放り出して、持参のホットコーヒーなど飲んでますと、時間がゆったりと流れていきます。イノシシへの対抗意識などどこへやら、連中も生きてるんだなあ・・・・・・・と妙な同情心まで沸き上がる始末。万物の命を等しく扱おうと為さる天の配慮の故でしょうか。狩猟期間も終わったと思えますし、シシ達も安心して出産・子育てに専念できるでしょう。願わくば、山の中でおとなしく木の実や昆虫などの捕獲に集中してくれたら幸いなんですが。



            草刈りの手を休めて小休止、ノンビリした時間が流れます。
     春にてそうろう
                    フキノトウが何時の間にか親玉に。
     春にてそうろう 
               ヒメオドリコソウの群落が彼方此方に点在しています。
     春にてそうろう

そうこうしてるうちに、隣地の藪からはケーン、ケーン、とキジの鳴く声が。どうやら縄張り宣言をやってるようです。谷間の農園は毎年彼らの産卵場に選ばれていますが、今年もボチボチかな。例年ラッキョウの収穫期と彼らの子育て期とが重なるようです。これまでも巣に気づかず、抱卵中の雌に刈払機で斬りつける不始末などを何回か体験しております。今年は一定の間合いを取って領海侵犯をしないように心がけたいですね。草刈りにも注意しておきましょう、彼らが抱卵できるような藪を残しておいてあげないと。      


           野原の主人公は、やはりタンポポのようで。外来種優先かな。
     春にてそうろう 

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Posted by とんび at 05:11│Comments(6)畑の作業
この記事へのコメント
こんにちは〜!!
シシ達へのぼやき‥

今朝、畑の師匠とご一緒してまして、
師匠は、ドラ猫の足跡に憤慨してました。

とんび様とおんなじようなこと言ってましたよ(笑)

昨年11月に初めて植えた(いちご)白い花が咲いてたのです!

土に触れると生き返った気分になりますね。

それならとんび様は、毎日、生き返ってらっしゃるのかな(笑)?
Posted by 乙女椿 at 2010年03月31日 13:52
お早うございます。

イチゴを植えられましたか、楽しみですね。
残念ながらマイ農園ではイチゴ無しですが、代わりにシロバナヘビイチゴの白い花が満開ですよ。

当地ではプロ農家のイチゴが安価に入手出来て、その味を知ったら自家製イチゴなど足下にも及ばなくて・・・・・・・・・・・・
どんな世界でも一緒ですが、名人級の方が多々存在されるんですね。

一芸に抜きんでる方は、哲人の表情をお持ちのようです。
イチゴ農園のオーナーさんに出会える日を楽しみにしています。

毎日、生き返ってまっせ。
うん十年かかって、ようやく少年になれそうです。
Posted by とんびとんび at 2010年04月01日 06:53
おはようございます〜ユニークなとんび様・・・・・・・・・・・・連日の記事、イッキに拝見しました!!
どれも読み応えあるにもかかわらず
こちらに再度、来ちゃいました

(イチゴ農園のオーナーさん)←乙女椿のことですよね?

(出会える日)←??
アハッ

実現したら、それは奇跡じゃん〜って笑ってたら‥この日、4月1日。

永遠の少年に、嘘でもそう言っていただき、女冥利に尽きます

ご活躍ぶり励みにさせていただいてま〜す。

ありがとうございま〜す
Posted by 乙女椿 at 2010年04月06日 07:09
こんばんは。

いいお天気が続いていますね、仲間達も活動期となったようで、森に田圃に畑にと、お誘いが多くて毎日出歩いてます。

イチゴ農園にも出向きたいのですが、当分はお預けのようですね。ちなみにオーナーさんの名称はミナミさんとおっしゃいます。当地ではピカイチの農家かと思っています。

買い物に来た客が、ビニール袋に入れてと頼んだら、代金を返金して追い返したそうです。イチゴの味が変わってしまうので、そんな客には食べて欲しくないとか。

心血を注いで作り上げた作品としてのイチゴ、思いの深さが、浅薄な客層の存在を許容出来ないのでしょうね。
Posted by とんびとんび at 2010年04月06日 22:34
とんび様、おはようございます。

勘違いもはなはだしい‥

トンチンカンなこと言ってしまい
申し訳ありません。


イチゴの花が咲いたことで舞い上がってしまいました。

ほんとに失礼しました。
Posted by 乙女椿 at 2010年04月07日 07:35
こんばんは。

本日は寒かったですね。当地は最高で10度位でした。明日が入学式ですが、何とか桜も持ってくれたようです。桜吹雪のない入学式など想像できませんよね。

おいしいイチゴが食べたいのですが、まだ例の名人のお店で購入出来ていません。食卓にあがるのはスーパーの市販品で、???・・・・・・の心境でしょうか。

お店への出荷品にはこだわられるようで、数量も限られ、争奪戦が激しいのでタイミングを逸するばかり、残念です。
Posted by とんびとんび at 2010年04月07日 21:58
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