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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年04月03日

名も知らぬ君を訪ねて

昨日探索中と記述していました野辺の花、どうやら正体判明のようです。私宅の蔵書ではどうしようもなかったのですが、図書館を訪ねますとさすがに知の宝庫、無いものは無い、と言った状態ですね。うん十年間きっちり税金を支払ってきて良かった、正直そう感じました。出来得れば、今評判の国際教養大の如く、365日24時間のオープンを期待したいところですが、どうかすると5時で閉館ですね。なんとかなりませんやろか。日本の財産は人材のみ、その育成に資金を投資せずしてユダヤに勝ち抜くことは不可能かと思いますが。アメリカの国債を買い漁るよりは財投資金を図書館へ、そんな判断を下せる政治家諸侯はおられませんかな。

                昨日ブログ上にアップしました、名も知らぬ君。
     名も知らぬ君を訪ねて

さて肝心の君ですが、どうやら図鑑に寄りますと2種類の候補が輩出しました。ツルニチニチソウとルリハコベです。どちらも花期が今頃で花色も咲き具合も良く似通っています。じっくりと比較対照した結果、小生的にはツルニチニチソウではあるまいか、との結論に達しました。ツルリンドウともよく似てるんですが、こちらは花期は初秋の頃、おそらくは親戚筋ではなかろうかと思っています。どうやら海外産の栽培花が何時の頃か野辺に飛び、野生化して繁茂しだしたようです。当地では路傍の林地でよく見かけます。何ともきれいな色合いで、青紫を基調とし若干色合いが異なった亜種が存在するようです。自然界の中で交配を繰り返した結果かも知れませんね。


 
               どうやらツルニチニチソウの可能性が高いようです。
     名も知らぬ君を訪ねて
                当地の生育条件も図鑑どおりのようです。
             名も知らぬ君を訪ねて
                こちらはルリハコベ、よく似ていますが・・・・・・・・・・・
     名も知らぬ君を訪ねて

それにしても野辺を歩きますと、こうした不思議な縁に結ばれた出逢いが多々生じてきます。カメラ1台をお供で存分に楽しめますので、行楽地などに出かける気分とはならないですね。有り難いのやら、世間知らずで終わりそうで悲しいのやら。春夏秋冬でいろんな出逢いがあります。一番なのはやはり春先でしょうか。大阪とはいっても当地は辺境の山間部、都心部の喧噪は全く存在しません。野草たちも安心して生育できるのでしょう。この環境を保持していきたいものです。村や町など行政区も小さいのが大半、それが結果的にはいいのかも知れませんね。


             当初の画像とは別の場所です。同じく路傍の雑木林で。
     名も知らぬ君を訪ねて

ツルニチニチソウと似たような境遇なのが、ムスカリでしょうか。こちらも基本的には栽培花のようですが、当地では野生化してるようです。畦道などでしばしば出会います。ムスカリも真っ青な色合いが何とも言えず、ついついカメラを向けてしまいますね。最初に路傍で発見したときは野草には見えず、何方かが植栽されたものと考えていました。ただ空き地や畦道などでも遭遇するにつれ、ひょっとしたら純正の野草かとも思ったのですが。事情はツルニチニチソウと同じような気配ですね。嫌われ者ですが、河川敷のセイタカアワダチソウも似たような境遇でしょう。植物の世界には国境も入管も無さそうですね。
     

              栽培花のムスカリですが、当地では野生化してます。
      名も知らぬ君を訪ねて 
                            こうした群落があちこちと、球根の放棄からでしょうか。
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