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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年06月13日

桜に寄せる想い

日本人にとって桜は特別な花、一際愛着の強い対象なんだろう。当地に弘川寺という古刹があるが、此処に眠られる西行法師も桜をこよなく愛したと伝えられている。辞世の句ともいわれる、「願わくば花の下にて春死なんその如月の望月の頃」、ここで歌われる花とは無論桜の事である。願われたとおりの桜の樹下で静かに眠っておられるようだ。かように日本人と桜との関係性は極めて深く、そのDNAは今もなお脈々と引き継がれている。各地で桜守なる人々が活躍する所以でもあろう。当地も例外ではなく、彼方此方で桜の植樹と保全が絶え間なく続けられている。


           石見川の清冽な流れ、この界隈がサクラ街道となっています。
     桜に寄せる想い
          界隈はホタルの出没地でもあります。めっきり少なくはなりましたが。
     桜に寄せる想い

当地での有名どころは狭山池と近つ飛鳥博物館あたりであろうか。何れも建築家の安藤忠雄氏の呼びかけに基づくものと聞き及ぶ。無論、そうした有名どころだけではない。団地の法面や街道筋或いは学校園やちょっとした広場等にもそうした想いが詰まっている。トモロスの仲間達とよく通う延命寺周辺にもそうした場所が存在し、沢山の桜が大事に保全されている。覗いて見たら、幹回りの雑草が綺麗に刈り込まれ、手入れの良さと付近の方々の強い想いとがそこはかとなく伝わってくる。清冽な石見川の護岸に佇む桜たちは、未だ小さな存在ではあるが、数年先の開花期を想像するだけで楽しくなってくる。この界隈はハイキング道、道行く人々が桜を愛でながらノンビリと歩まれる日も遠くはないだろう。


             綺麗に手入れされたサクラ達。地域の方々の強い想いが。
          桜に寄せる想い

恐らく全国各地でこうした地道な活動が継続されているのではなかろうか。安藤忠雄氏が提唱される「緑の回廊造り」、この理念と各地の活動とが有機的に結びついてくれれば・・・・・・・・・・・・そう願わずにはいられない。思い出すのは佐藤良二氏のこと、今は故人となられたが、太平洋から日本海までを繋ぐサクラ道を創りたいとの大きな夢を抱いて街道沿いに桜木を植え続けられた話はあまりにも有名だ。たった一人の個人であっても、大きな力を発揮しうるものである。


     1本1本が大事に保全されています。開花の楽しみはまだ先の方でしょうが。
桜に寄せる想い 桜に寄せる想い 

さて石見川沿いのサクラ街道、太平洋と日本海ほどの大距離ではないが、綺麗に手入れされた桜並木はいいものだ。花を愛でるにはしばらくの猶予が必要だろうが、慈しむ地域の方々に敬意を表しながら、某かの支援は行いたいものと密かに念じている。     


            桜が散ったら次はホタルの季節、楽しみ倍増ですね。
           桜に寄せる想い 

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