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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年09月09日

米百俵、栗の木4本

何と栗の苗木が50パーセントOFF、早い話が半額である。特売セールもいろいろあるが、半額になるケースは少ないのではなかろうか。デパートのセールに群がる奥様方の心境がわかるような気になる。早速4本を買い求めました。かねて谷間の農園を果樹園化という野望を秘めていただけに、願ってもないチャンスです。ハクビシンとシシ達に好きなように蹂躙され通常の野菜類は栽培困難となってしまったのです。連中が好まぬ果樹を、と決断したのですが、栗なら打って付けなのでは。まさかイガイガの栗にチャレンジはしないでしょう。落下した完熟実は別として。

                 樹齢10年ほどです、まもなく収穫期となります。
     米百俵、栗の木4本

果樹園への思いは強いのですが、嗜好品としての果物、それに緊急時には非常食料の役目を担ってくれること、緑の拡大、等々の理由がありますが、大きな影響を受けたのは残し柿の風習でしょうか。ご存じの方も多いでしょうが、彼方此方の山里に伝わる風俗で、柿の実は1/3を持ち主が収穫し1/3を山の小鳥達にそして残りの1/3はお腹を空かした旅人の為に残しておく・・・・・・・・こうした伝統が今も息づいているようです。当地でも収穫期を過ぎた柿の木に沢山の実を付けたままという光景をしばしば拝見します。

        品種は銀寄                        品種は筑波
 米百俵、栗の木4本 米百俵、栗の木4本  

将来のために、非常時に供えて、他日を期して、そして人々のために・・・・・・こうした考え方が日本人の原点ではなかったかと記憶します。代表的な事例が越後長岡藩における小林虎三郎の米百俵でしょう。解説は不要だと思いますが、教育にかけた彼の思いが実ったのか、長岡からは優れた人材が輩出しているようです。元総理を務められた小泉純一郎氏、考え方や生き様は共感出来なかったのですが、次の三点だけは評価したいと思います。(1)郵政の民営化を進められたこと、(2)所信表明演説で小林虎三郎に触れたこと、(3)近隣諸国の外圧をはねのけて靖国神社への参拝を続けられたこと。

                          品種は丹沢
              米百俵、栗の木4本

     米百俵、栗の木4本


さて件の4本の栗の木ですが、米百俵ほどの壮大な夢と想いが込められているものではございません。50パーセントOFFに惹かれて買い込んだ貧乏人根性。それでも果樹木が増加していく事は嬉しい限りです。栗は柑橘類と同じでテッポウムシが寄生しやすい樹種です。ある程度は中途で枯れ死するとの前提で育樹しなければならないでしょう。4本の内何本が生き残れるか、10年前に植え込んだ栗は幹に大きな穴が空いています。   
   
         テッポウムシにやられてしまいました。まだ樹齢10年ほどなのに。
米百俵、栗の木4本  米百俵、栗の木4本

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