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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年02月16日

春はもうそこ

「東風ふかばにほひをこせよ梅花 主なしとて春を忘るな」       あまりにも有名な和歌なので、大半の方がご存じだと思います。平安朝中期に活躍した、歌人で学者で政治家であった、菅原道真の作品です。右大臣まで上り詰めるも権力闘争に敗れ、左遷というより流罪といった感じで九州太宰府に赴いた時の作といわれております。失意のどん底にありながらも故郷に残した梅の花に寄せる思いが切々と伝わります。石川啄木の作品 「友がみなわれよりえらく見ゆる日は花を買ひ来て妻としたしむ」 この歌も似たような心境かと想像できないこともないですね。ともあれ、花に寄せる思いは人それぞれ。今は梅が咲き始めました。つれづれなるままに里道を歩くと、あちこちに春の訪れが。


5年前に植えた苗木がこんなに大きくなりました。

春はもうそこ


白梅はもう開花してます。


春はもうそこ


梅の花にはある種の気品と高貴さが漂います。真冬の寒風のなかで、凛として咲き続ける姿が、人の心を引き締めてくれるのでしょうか。我々が見失ってしまった、人としての生き様を、静かに物言わず指し示しているかのような・・・・・・・・・。白梅が持つ古武士の風格、紅梅が持つ乙女のはじらいのような雰囲気、いずれも捨てがたいものがあります。


春はもうそこ

春はもうそこ

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Posted by とんび at 05:07│Comments(0)里山に遊ぶ
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