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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年09月12日

水源の森を訪ねて

雨乞いの儀式が必要では・・・・・・そんな思いに駆られるほど雨が降らないですね。水が欲しくて水源の森を訪ねてみました。こちらもどことなく水量が少ないですね、森の保水力の問題もありますが根本的には雨不足なんでしょう。道中、雨乞い地蔵が祭られている場所に遭遇しましたが、先人達も同じ悩みに苦しんだようですね。最後のとどめはやはり神頼みでしょうか。神通力が発揮できれば、この際一肌脱ぐか・・・・・てな事になりますが、残念ながら凡人の悲しさ、出来うることはお賽銭をあげて両手を合わせる位でしょう。遠大な目標に随って日々少しづつ植樹を続けることが最善の策でありましょうか。

  
           雨乞い地蔵です。昔から人間の考えることは余り違いませんね。
     水源の森を訪ねて
                     地蔵の横では清冽な湧き水が。
                 水源の森を訪ねて 

雨が降るか降らぬかは自然現象でしょうが、降った雨を逃がさないのは人間の力でも可能なのでは。そこでコンクリートのダムをとは考えませんが、緑のダムは必要不可欠ではと思っています。山の状態によって或いは樹種によって保水力がどの程度違うのかは解明できませんが、素人の直感ではやはり昔ながらの広葉樹の森が一番水を貯めるのではと想像しています。とりわけ標高1000メート前後のブナの森など最高の貯水池ではないでしょうか。残念ながら何処の地域でも失われ、まとまったブナ林は現在では白神山地位でしょうか。当地でも金剛山の山頂付近に若干残っていますが僅かな本数です。ブナ林を歩くと足下が柔らかく体がしなやかになって蘇ってくるような錯覚に陥ります。

                滝はたくさんあれど水量が少ないので・・・・・・・・・・・
     水源の森を訪ねて   
             水源地帯に進入しました。水気があるのかひんやりしますね。
     水源の森を訪ねて

国土の67パーセント程が森林のようですが、大半が荒れ果てた人工林の森ではないでしょうか。杉や檜も手入れをすればかなりの保水力を持ちうるかとは思いますが、木材価格の低迷と外材の輸入とで林家には負担能力が伴わないようです。各地で森林ボランティアの方々が活躍されるのも、切羽詰まっての行動かと考えられます。折角雨に恵まれた我が国、いただいた雨水をみすみす海へと流出させるのももったいない話です。

 
                   折角の名瀑も水が少なく貧弱ですね。
              水源の森を訪ねて

水源で気になってきますのが、外国資本による買収問題。真意の程は定かではありませんが、水源の森と呼ばれる奥山が外国資本によって買い占められている現象、このまま放置してもいいのでしょうか。所有権の尊重は大事としても、国土の利用は国家目的と国民の安寧・安全保障により制約されて当然と考えます。外国人による土地所有は不可とは申しませんが、一定の立法措置が必要ではないでしょうか。      

             この樹林帯がCO2の固定化と保水とを行ってくれます。
      水源の森を訪ねて 
                 CO2の吸収は樹齢が高く径が太いほど顕著だとか。
                水源の森を訪ねて  

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Posted by とんび at 05:10│Comments(0)森のお仕事
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