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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年09月13日

栗の木を見上げて

例年ならとっくに栗御飯が食膳にあがっている頃、今年はどうしたことか栗が入手出来ない。スーパーを覗いてもまだ出荷の段階でないのか、店頭に並んでいないようだ。無論、仲間との果樹園も小生の果樹園にも栗の木は存在する。ところがどっこい、未だ青々として収穫どころの話では無いのだ。やはり異常気象なのか、全般に果樹木全体が実りが悪いようで収穫も少なめ遅めの傾向が強いようだ。本日は果樹園の整備の日、キャッチコピーは栗拾いとなっていたからご期待の向きもあっただろうに、見上げるだけでお終いだ。

 
             栗の木を見上げてみると・・・・・・・・沢山実ってはいるのだが。
        栗の木を見上げて
             丹波栗です、例年よりも小粒な作りですね。気象条件でしょうか。
      栗の木を見上げて

ぼやいても始まらない。とりあえず作業に着手、皆さん手慣れたもので刈払機を手に好みの場所へと散開する。例によって非常に蒸し暑いので、木陰の下を選ぶのは当然の心理か。小生も柿の木から栗の木にかけて陰となった部分を担当する。2サイクルのエンジン音がけたたましいが、通り抜ける風は爽やかだ。通常だとガソリンが持つ間、概ね1時間は作業継続だが、本日はとても無理。30分もしないうちにエンジンを切って座り込む。皆さん同じような状況とみえ、一斉にエンジン音が消滅する事もある。夏場の作業は正直体に応えますね。

   
               栗はともかく作業にはいりましょう、例によって草刈り。
      栗の木を見上げて
                     おっとと遅れた、燃料は満タンかな。
      栗の木を見上げて

本来なら数名が収穫に回るのだが、本日の栗は上述のとおり。青々とした栗が梢の上で風に揺れているだけで、弾けた栗は1個もあらず。大きさも心なしか小さめのようだ、数も例年より少ない。数個を落としてみたが、実の入りも悪いようだ。野菜類の出来も悪く収穫に結びつくものが少ない。今年の秋は物価高の気配、果物や野菜類は早めに手配しておいた方が良さそうですね。産地にお友達がいらっしゃる方は、人縁を大切に為さって頻繁に訪問為さった方が何かと好都合かも知れませんね。食料品は上述のように納期毎に計画量をきちんと生産できるものではございません。天変地異或いは気象条件の変化によって、ガラリと様相が変わってしまいます。食料大国といわれるロシアも小麦粉を禁輸しましたね。自国民優先、これは当たり前の原理で誰も非難することは出来ません。積み上げた札束などは古新聞と同じですよね。


               手鎌でブドウの苗木の手入れを、実りはいつ頃かな。
      栗の木を見上げて
            水が欲しいだろう・・・・・・・・・タンクに詰め込んで苗木の元に。
      栗の木を見上げて 

さて肝心の栗の木、多分に2週間程度の遅れではと推測しています。頃合いを見計らって収穫にこなければなりませんね。最も、今度はシシやアライグマ達との競争となります。地面に落ちたら早い者勝ち、優勝劣敗の厳しい競争は人間社会だけではないようです。勝ち抜く方法論がありますでしょうか。    
  

              暑くて疲れました。冷たいコーヒーを頂きましょうかな。
       栗の木を見上げて 
                  そこそこには草刈りが出来ました。栗は後日に。
             栗の木を見上げて

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Posted by とんび at 05:04│Comments(0)森のお仕事
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