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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年05月03日

第6次産業か

農産物はJAなどを経て流通に乗せられ、小売りの店舗で価格設定がなされ一般消費者のご家庭に・・・・・・・といのが従来の路線である。いまも大半はこのルートで流れていく。最近ちょこっと変わって来たのが直売所の誕生である。当地にも4年前に誕生し、このたび4周年のイベント開催となった。好奇心旺盛な小生のこと、のぞきにいかずばなるまい。


         直売所はこの中にある。どこにでもある、例のミチノエキなのだ。
第6次産業か

まずは一次産業としての農業からのぞいてみよう。地場産の野菜や植木或いは花卉類や苗類の販売などがこれに該当するだろう。ここでは伝統野菜の復活に力をそそいでいる。価格はスーパーの特売のほうが安いとの声もあるが、鮮度と安心度(顔の見える関係)は一歩上ではあるまいか。 

第6次産業か  第6次産業か
第6次産業か  第6次産業か
第6次産業か

続いて二次産業の側面では加工食品が挙げられる。餅類は言うに及ばず、ダンゴ、お菓子、米パンなど特徴的な物も多い。4月から小麦の蔵出し価格が30パーセントも引き上げられた。米の販売を拡大するチャンスと考えたかは知らないが、米粉を原料としたパン類も並んでいる。消費者の方々も、この際、米パンへの変更或いは御飯食への変更を考えられてはいかがだろうか。

第6次産業か  第6次産業か

最近の農家はここまでにとどまらない。提案型の食品セールスを提供しているのだ。まさにサービス業のそれ。出来合の総菜をチンで済ませる主婦の方も多いとか。生活の基本は食にあり、毎日の食事は手作りの温かい物を家族全員で囲みたいものですね。

第6次産業か
第6次産業か

レシピもたくさん貰ってきた。旬の野菜で、一番簡単そうな玉葱とじゃこのサラダを紹介しよう。

◇材料(4人分)
   タマネギ    200グラム    削りカツオ    3グラム
   じゃこ       30グラム    刻みのり    少々

◇作り方
   ①タマネギはたて薄切りにし、じゃこを熱湯に通して水切りし、冷やした物と混ぜ
     あわせる。さらに削りカツオを加えて和え、器に盛る。
   ②和風ドレッシングを作る。
   ③小鉢に盛り、刻みのりを上にのせて、ドレッシングをかける。

◇和風ドレッシング
   ポン酢醤油      大さじ4
   砂糖          大さじ1
   オリーブ油      大さじ1


ここでは近在の農家150軒ほどで出荷組合を作っているとのこと。販売スタッフも交代制とか。平均年齢うん十歳とも思える方々が実に生き生きと働いておられる。生涯現役を地でいくような生き様だ。一番大きな要因は、価格決定権を生産者が握っていることにあるのではなかろうか。一次産業から三次産業までを融合した第六次産業としての、農業の可能性を予見させるような活動だ。人は己の仕事に喜びと誇りとを保ち得た時、新たな世界を切り開くようだ。

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Posted by とんび at 05:32│Comments(0)森のお仕事
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