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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2008年08月06日

灰となりて地に

伐採したミカンの樹や刈り取った草がたまってきた。一番てっとりばやい処分方法が焼却である。野焼きは原則駄目ではあるのだが、山間地の谷間の農園、少しぐらいならと言い訳しつつ焼却してしまう。周囲に民家もなく、燃え広がるような資材等もないので山火事に注意しながらの火遊びとなってしまうのだ。キャンプの経験も多いのだが、木が燃える炎というのは、何ともいえぬいい雰囲気をかもしだす。人間が太古から引き継いできた本能的なものを刺激するのだろうか。これがガスや灯油の炎を見ても、なんとも感じないのだから不思議である。

       木が燃える炎はいいですね。火遊びの魔力に取り付かれます。
灰となりて地に  

     木が燃える炎の色と形は人が作れないものですね。一種の芸術品です。
灰となりて地に

炎天下で火遊びをやるものだから、無茶苦茶暑い。木も草もよく乾燥しているので、ライター一発であっという間に燃え上がる。延焼しないように気をつけながら、次々と素材を放り込んでいく。少々大きめの枝でも問題ない、添え木として使った竹などはいとも簡単に燃えてしまう。地下生活の、モグラもミミズもごめんなさい、といいつつ遠慮無く燃やしていく。

                 燃えて出来た灰は、ミカンの根元に。灰となりて地に                    

























灰となりて地に  灰となりて地に

燃えて出来た灰はカリ肥料となる。化成肥料ではなく有機でカリ分を含んだ物は少ないので、非常に助かる。温度が下がってから、元気のいいミカンの根元にまいていく。ばあさまもメンテナンスが出来ないようだから、肥料も散布していない。刈り草や灰などが、せめてものミカンの肥料かな。畑でとれた物は、又、畑に還してあげる。これが一番いいのだろう。山の木々は誰も肥料などやっていないが、青々とした実に元気な姿で育っている。自然界には、人間の知恵ではいまだ不可解な特有のメカニズムが働いているようだ。ミカンも肥料なしで或いは農薬なしで無事に育ってくれるか・・・・・・・・・・・・・・甘いかな。

              さあ、カリ分を吸収してたくさん実ってくれよ。灰となりて地に





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Posted by とんび at 05:21│Comments(0)森のお仕事
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