2008年03月28日
炭窯の新設ー7
いよいよ最終段階に入ってきた。今日は釣り天井の構築だ。炭窯で一番難しい部分である。パーツは既に鉄工所の社長であるYさんによって作り上げられている。うまく天井を釣ってくれるかどうか。さっそく天井部分の土固めにはいる。
天井を釣り下げる鉄板の位置を決める。煙突と焚き口を結んだ直線上で、天井が一番盛り上がった位置だ。糸を張って慎重に位置決めする。皆さんなかなか上手である。あとは天井の構築だ。約30センチの厚み予定で土盛りし固めていく。天井にはダンバーは使えない。ひたすら叩くのみである。
どうにか天井部分も仕上がった。次は排煙の通気テストだ。煙がうまく窯内をとおり煙突へと逃げてくれないと再度のやり直しとなる。つまり大失敗ということ。そうならないことを願っている。焚き口に型取りの為詰め込んだ竹を外し、小枝でテスト燃焼をやってみる。どうやらうまくいったみたいだ。
排煙の流れをみて、煙突が低いとの師匠の声。さっそく調整にはいる。長老Tさんはお手のものだ。
さてテストもうまくいった。最後に天井を釣りさげたら、窯は仕上がりだ。天井の重みを支える丸太を横に渡す。ここに番線で釣るのだ。この道9年のInさんが慎重に取り付ける。
どうやら仕上がったようだ。あとは雨風をふさぐ屋根が必要だが、それは次回の作業としよう。とりあえず、これをもって炭窯の完成としたい。さあ、完成記念の焼きそばパーティが始まるぞ。みんなサロンに集まれ。