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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年11月25日

邂逅とは巡り会うこと

「朋あり遠方より来たる、亦楽しからずや、人知らず、而していからず亦君子ならずや、・・・・・・・・・」確か論語の一節だったかと思うが、こんな心境となる事も時にはあるものだとの実感。流石に先人の教えは心に染み渡ります。昼下がりのとある街角、小さな広場に車を止めブログ記事用の取材を続けていた時でした。野球帽を被った中年の男性が、「・・・・・・さんではないでしょうか」と小生の名前を告げるのです。びっくりするも誰だったか思い出せず面食らう小生に、自己紹介をしてくれた彼は紛れもなく以前の職場の同僚であったAs氏。偶然の再会にただお互いに驚くのみでした。5年ぶりの対面でしょうか。彼とは数十年前に某セクションで仕事を共にしたことがあります。イヤそれ以上に遊び仲間でありました。当時は若きライダー、連れもって各地を走り回ったものです。


             ハンドルを握って今日もこんな道を走り続けているのだろうか。
     邂逅とは巡り会うこと

勤務中だった彼とは携帯番号の交換のみで別れましたが、後日早速の連絡があって森の喫茶店での出逢いとなりました。聞きますと2年前に退職し、1年半ほど遊んで最近今の仕事を見つけられたとのこと。1日4時間程度、週に4日勤務で月収6万程度とか語っていました。彼は50代半ば、3名の子どもさんの一番下はまだ大学の3回生だとか。職場の人間関係や仕事の重圧で鬱病となり、耐えられなくなって退職したようです。幸い仕事から離れると病は薄らぎ、健康は取り戻したようですが、次なる職場は見つからずハローワーク通いが続いたと笑っていました。偶然見つかった今の仕事は配送業務、車の好きな彼には似合った職種かも知れませんね。


           時間で現すと午後の3時、遅くはないが夕闇の気配が感じられる頃。
           再スタートを切った彼が、一灯を掲げて歩き続けられる事を。
     邂逅とは巡り会うこと
            人の行く裏に花咲く道があり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
     邂逅とは巡り会うこと

それにしても、気づかぬ間に職場環境が次第に厳しくなり働く方々も追い詰められているようです。彼の場合は幸運な事に資産もあって生活の心配は無きようですが、家の中で居場所が無かったとは実感のようですね。悲しき習性と言えば叱られますが、男は仕事をしてなんぼと言いますか、世の中に貢献してるんだとの自意識がないと生きられない動物なんですね。退職された男性諸氏が、何時の間にか方向性を見失って認知症的な症状に陥られるとか聞きますが、わかるような気がします。趣味や道楽で空白感が埋まるような代物では無さそうです。


               彼には、黄昏時の静かな幸福を発見して欲しいものです。
     邂逅とは巡り会うこと

彼は好きな仕事が見つかってラッキーでした。収入は欲を言えばキリがありません、元気で出勤できる場所がある、日々の仕事を楽しめる、それだけでも充分ではないでしょうか。産業の空洞化が叫ばれ、3k移民の導入などが画策されてるようですが、自国民の職域確保が先決でしょう。経済の活性化が最優先事項でありますのに、媚中外交などで時間を浪費するだけの現政権担当者にはお引き取りを願わねばならないようですね。 
     


               天まで伸びよ緑の樹、某保育園の園長さんの口癖でした。
               紅葉に変わってますが、そのまま彼に伝えましょう。
            邂逅とは巡り会うこと

            邂逅とは巡り会うこと



 

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花の事なら『花のギフト館』へ^^b
続々登場!!あの商品が花のギフト館で・・・【花のギフト館ブログ】at 2010年11月25日 14:03
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