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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年12月20日

斜面に取り付く仕事師たち

愛車で走っていると、聞き覚えのある2サイクルエンジンの爆音が響いてくる。何処からと見上げると、急な斜面に取り付く仕事師達が数名、寒風の中で草刈り作業中のようだ。正月を控え、清新な状況で新春をとのクライアントの意向を踏まえたお仕事のようですね。カメラ1台を抱えて法面をあがってみると、予想どおり里山倶楽部の事業部の面々でありました。彼等は山仕事・里仕事のプロ集団、依頼があれば何処なりとすっ飛んで参ります。守備範囲は広いが、活動地は主として南河内。但し山間部での仕事が主体のため、里近くでの接近遭遇は非常にまれである、本日はラッキーな出会いのようですね。



             ちょっと一休みの時間にお邪魔虫、インタビューとあいなりました。
     斜面に取り付く仕事師たち
                休息もそこそこに作業開始、聞きますと寒いからとか。
     斜面に取り付く仕事師たち

仕事が一段落するのを待って早速のインタビュー開始、「高所の吹きさらしで寒くはないの」・・・小生は酷い寒がりなもんで・・・・答えて曰く「そら、寒いがな」。どうやら、寒風に立ち向かう猛烈な仕事集団、との小生の想定イメージを読み取ったうえでの茶目っ気たっぷりの返答のようである。ニヤニヤ笑った表情はこちらの意図をお見通しのようだ。何とも取材しづらい仲間達である。差し入れに焼き芋を買ってくれば良かったのだが、本日は仲間の店は非営業日、残念無念である。焼き芋があればもう少し素直なインタビューが出来たかと思ったのだが。


              結構な高所です。落ちたら車のとこまでまっしぐらでしょうか。
     斜面に取り付く仕事師たち
                         超ベテランは一番の高所で作業を。
                 斜面に取り付く仕事師たち

駄弁ってる内に、ご年配の婆様がひょこひょこ登って来られる。危険なので警告しようと近づけば、隣地の地主様とか。何でも「境界線まではきっちりと刈り込め」との申し入れのご様子。どうやら、過去に作業した仲間達が気づかぬままに境界線手前で作業を止めたようだ。根に持たれた婆様は申し入れのチャンスを狙っておられた模様。理由はどうあれ申し入れの内容は正当、しかと刈り取りますと確約して退散いただく。画像をアップしておきますが、図中の青いビニールが境界だとか。


            隣地地主の婆様がひょっこりと、何、草刈りに登ってるぞとのお話が。
     斜面に取り付く仕事師たち
              青緑のビニールが境界線とか、そりゃあ、解りませんわな。
     斜面に取り付く仕事師たち  

山地や里地は境界線が不明なケースが多々あるものです。国による地積調査など手つかずと言っても過言ではないでしょう。大半の方が根拠とされてる昔からの公図(旧土地台帳付属地図)など絵図面と同じで、地番の大凡の配置がわかる程度、境界判別は周囲地主の立ち会いによるしか方法論が無いようですね。農や田舎暮らしに憧れる方々も多いようですが、この問題には充分な配慮を望みたいところです。ヘタ打ちますと重大なトラブルへと発展しかねないですよ。      



            現場は展望のいい場所です。その分風当たりもきついですが。
     斜面に取り付く仕事師たち

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Posted by とんび at 05:05│Comments(0)森のお仕事
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