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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年12月30日

縁の下の力持ちさん

経営管理のセミナー等を受講すると、よく持ち出される話に「15:70:15の法則」なる言葉が存在する。何でも如何なる組織といえども構成メンバーはこの割合にて分類され、どのように組織替えを行ってもこの比率は変わらないとの哲理だそうな。もう少し詳細に述べると、イノベーションを引き起こしてリーダーシップを取り組織を牽引するのが15パーセントのメンバー、可もなく不可もなく後から付いていくのが70パーセントのメンバー、組織にぶら下がり前85パーセントのメンバーの足を引っ張るのが15パーセントの者、この構成内容はいかなる組織でも不変の原理であるとか。読者の皆様も様々な組織体に所属しておられるかと思いますが、如何でしょうか。



           まずは窯の補修から、粘土をこねてひび割れ部分に貼り付けます。
     縁の下の力持ちさん
          持尾城趾にあります仲間達の拠点です。山の上なので結構寒いです。
     縁の下の力持ちさん

さてそんな堅苦しい話は横に置いときまして、年末でもありますし餅つきの話でも致しましょうかな。実は29日が某氏の生誕記念日、俗に言う誕生日ですね。この日を選んで餅をつくのが里山倶楽部有志の習わし、今年もシーズンとなりました。何分つきます餅が半端ではない、本年も70キロの餅米を準備しております。木臼で28回もペッタラコとつかねばなりませんね。多分、早朝から夕刻遅くまでの長丁場となりますでしょう。準備も大変ですが数名のメンバーが集まってくれました。窯の補修作業から始まって機材の準備、米の水洗い、薪集め、臼の搬入、借用物の調達、と手分けしながら作業を進めていきます。昼過ぎには大まかな目処がつき、コーヒーをいただく余裕も少々。たき火を囲みながら1年間を振り返りますが、時間の過ぎ去るのが恐ろしく早いというのが皆の実感。まさに、少年老いやすく学成り難し・・・・一寸の光陰軽んずべからず、でしょうか。


            木臼が搬入されました、古民家で眠っていた年代物です。
     縁の下の力持ちさん
                餅米の計量です。バケツ一杯に5キロの餅米が。
     縁の下の力持ちさん
             山の清水で餅米を洗います。冷たくて手が千切れそうな感じ。
     縁の下の力持ちさん

それにしても、例年の餅つきを眺めていて、事前準備に集まってくれるメンバーはいつも同じであることに気づかされます。本番当日は結構な賑わいとなりますが、地味な事前準備には広い度量と深い洞察力に恵まれた少数のメンバーが意識して参加されてるようですね。まさに裏方さん、縁の下の力持ちと言っても過言ではないでしょう。かっては何処の集団においても少なからざる力持ちさん達が存在しました。最近は皆さん利口になられて、巧妙に避けて通るのが当世流であるかのようですね。お世話になった力持ちさん達に感謝しながら明日は餅つきに精出す事と致しましょう。間もなくお正月、何方様もご家族ともども健やかな新春をお迎え下さいますように。     



               準備が終わりました、明日の本番を待つだけですね。
     縁の下の力持ちさん
               冷え込んだ体には薪の炎が一番、ほっこりと暖まります。
     縁の下の力持ちさん
             ロウバイでしょうか、驚いたことにもう全部が開花していました。
     縁の下の力持ちさん

  

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Posted by とんび at 05:06│Comments(0)山里の歳時記
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