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金剛山麓に緑豊かな桃源郷「とんびの里」を創りたい、そんな想いに駆られた万年青年達の悲喜交々を、南河内の風土と一緒に紹介します。

2010年12月22日

五穀豊穣の祈り

奈良の市街地を山里と呼ぶには少々抵抗があるが、若草山の山麓と考えれば違和感は生じないかもしれない。所用があって奈良市街地を走っていたのだが、やけに観光客が多く尋常ならざるような賑わい、警備の方に訪ねると春日大社の若宮おん祭りの神事であるとか。知らぬ事とはいえ、偶然にも祭礼の日時と遭遇してしまったようだ。ある意味チャンスとばかり車を駐車場に放り込んで取材活動へ、所用はしばし脇に置いておきましょう。これまた案内放送によれば、本年は875回目の神事に当たるそうだ。毎年1回、この時期に延々と900年近く続けられてきた神事、流石に古都奈良らしき伝統行事である。


               スタンバイ中の出演車達、集合地ヘ移動中のようですね。
     五穀豊穣の祈り
                流石に子ども達です、僅かな時間も戯れていますね。
     五穀豊穣の祈り

春日大社の若宮に奉納するための武者行列や流鏑馬或いは宝蔵院流槍術の模範演武などが主な内容のようだ。パレードの通路は沢山の観光客で埋まり外国人の姿も数多い。武者行列は参勤交代の大名を思わせるような演出で、奴さんが舞いながら行進する様は圧巻、いずれもボランティアの方々がこの日の為に修練を重ねられたようです。それにしても900年近くも伝統行事を守り続ける奈良市民の情熱には感動します。継続は力との箴言がありますが、時代の風雪を越えて生き延びてきた慣習や行事或いは書籍などは、無言の存在感を示しているようですね。昨今、急に現れて急に消えていく事物や人間が多いものですが、年月に耐え抜いた事物や人物を選択したいものです。


           巨大な刀を持った集団、いわゆる太刀持ちを表現してるんでしょう。
     五穀豊穣の祈り
             パレードでは奴さん達が様々な舞いを演じながらの行進です。
     五穀豊穣の祈り

興福寺から猿沢の池方面に回りますと、見渡す限りの露店街、いわずと知れた縁日風景ですね。あまりにも数が多くて圧倒され、撮影するのを忘れてしまうほど。あらゆる品目の露店が軒を連ねているようです。露店ではありませんが餅つきをやっているお店があって、思わず覗き込んでしまいました。餅つきの手際よさとそのスピードに圧倒されたからです。つきたての草餅を買い込み、パクつきながら本来の所用に戻りましょうかな。    


                 若き騎馬武者、見事に矢は的を射抜きました。
     五穀豊穣の祈り
            奈良は槍術の発祥地のようですね、多分宝蔵院流の槍術でしょう。
     五穀豊穣の祈り


 

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Posted by とんび at 05:07│Comments(0)山里の歳時記
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