2008年10月02日
招かざる客ー2
これが噂の主です。隣地との境界に巣作りを始めました。

蜂に刺されると痛みやかゆみや腫れが生じますが、一番怖いのはスズメバチ。二度刺されると死亡事故につながる可能性があり、注意が必要です。特に我々のように山仕事や畑仕事をする人間にとって、蜂との接近遭遇の可能性は極めて大です。とりわけ刈払機やチェーンソーを使用してる時は、振動や爆音で注意力が落ちています。蜂の威嚇に気づかず刺されてしまう危険性を持っています。お互いしっかりと注意しましょう。
里山倶楽部でも蜂に刺されたメンバーがありました。彼は即座に山仕事を中断し、病院へと走ったそうです。すぐさまの治療が効果を発揮したのでしょう。大したことにならずに済んだようで一安心です。遊びでもボランティアでも仕事でも一緒ですが、アウトドアには危険がつきもの。自己責任の原則の下、相応の対策と防御用具を前もって準備しておきましょう。近くの病院のリストなども作っておく必要がありますね。ちなみに刺されたメンバーが走り込んだ病院は下記のとおりです。
沢田病院 南海電車河内長野駅前
電話 0721-53-2313
河内長野市長野町7-1
ネットで検索していましたら、セグロアシナガバチについて詳細に解説してくれているサイトを見つけました。下記に記してリンクして置きますので、是非にご覧になってみて下さい。まずもって相手を知ることが先決です。敵を知り己を知れば百戦危うからず・・・・・・・・・とは確か孫子の兵法でしたっけ。どうやら真理のようですね。
http://homepage2.nifty.com/takibi_club/hachi/seguro.html
2008年09月30日
招かざる客
とんでもない珍客がやってきた。それも一時性ではなく定着の模様である。マイホームの建築にかかり、この冬をどうやら当地で過ごすようだ。とんでもない話である。場所はサツマイモ畑の横で、隣地との境界となっている土手の一角である。上手い具合に石がはみ出した下部に窪地があり、その隙間を利用しての住宅建設なのだ。サツマイモはもうじき収穫期にはいる。いやでも接近遭遇が予想される。彼らも防衛本能があり、小生が近づけば攻撃される心配がある。彼らの論理では領空侵犯との判断にあたるのだろう。
招かざる客、石の下部に集合する集団です。
もう少し拡大してみると・・・・・・・とんでもない連中ですね。
調べてみましたが名前は不明です。ご存じの方がいらっしゃったら、ご教示をお願いします。当地ではよく見かける蜂で、今まで攻撃された経験はありませんが、可能性は否定できません。早めの対策をと考えるのですが、毒ガスを散布するのもかわいそうだな、とも思い思案中です。静かに立ち去ってくれればいいのですが、状況から見て居座るようですね。やはり、攻撃は最大の防御、との戦陣訓を生かすしかないのだろうか。
ポートレート風にアップしますと、こんな感じですね。
静止時の羽の状態や胴のくびれ、色合いなどからみるとスズメバチの一種かなと想像したりもしますが、巣の状態が異なっているようですね。彼らもある使命を帯びてこの世に生を受けたのでしょう。与えられた命を全うして、死を迎えるのが道理にかなっているのでしょうが、その間我々と棲み分け出来ればいいのですがね。命半ばにして、はかなく消え去っていくものもおります。任務中途で落命する瞬間をかいま見ました。残念ながら人間にも同じ可能性がありますね。
一番いやな相手に捕まってしまった。
ご臨終のようですね。他山の石として気をつけましょう。
2008年08月31日
今日の訪問者
我が家いや違った我が畑には時折に珍客の来訪がある。本日もどうもお見えのようだ。先程から梢の上からの熱い目線が気になっていた。何か凝視するような、鋭い眼差しとも感じ取れる気配がひしひしと伝わってくる。一部の畝で昨日種蒔きを終えたばかり、どうもお目当てはこちらのようだ。耕耘作業を行うと、決まってハクセキレイの来訪がある。掘り起こされた畝には小さな虫が多いようで、こちらを捕食にやってくるのだ。本日の珍客はもう少し大きな御仁らしい。
梢のうえで、まるで素知らぬ風を装っていますが・・・・・・・・。
やはり気になるようです。目線が少しずつ動き出しました。
おやおや、かなり熱い目線に変わって来ました。意識が集中している?
どうやら今日の訪問者はキジバト君のようです。小生の畑が気になるようで、熱い視線が鋭く迫ってきます。お目当ては昨日に蒔いた種かな。民話の世界に、「権兵衛が種蒔きゃカラスがほじくる」という話があります。彼の場合も、ねらいはそこら辺にあるようですな。おやおや我慢出来なくなったのか、舞い降りてきました。小生がいるのも無視してしまって。警戒心が足りないぞ、それともお腹が空きすぎているのかな。
一応の警戒心か。一番遠くの畝に舞い降りました。
そのうちに、食べるわ食べるわ。かなり腹ぺこのようです。
そのうちにこんな姿勢まで。まさに、なりふりかまわずといった感じですね。
彼らも生きている身、食べずには生存不可能なんだから、少々は多めに見ることと致しましょう。宇宙船地球号に乗り合わせた同じ乗客として。昔から言いますもんね、袖すりあうも多少の縁、と。こうして平和な一日が暮れていきます。さて次はどんな珍客がいらっしゃることやら。真冬にはまっ白なサギ君達の来訪もありますよ。
2008年07月25日
真夏の訪問者
ゴマダラカミキリ虫(当地では幼虫をテッポウ虫といいます)

空中漫歩を楽しんでは、木々の梢に立ち止まりしばしの休息。それを繰り返しながら農園全体を飛び回っています。隣が地主のばあさまのミカン農園ということもあって、彼には絶好の空間なのでしょう。もっとも当のご本人には、3ヶ月~4ヶ月程度の生存期間に恋をして伴侶を見つけ産卵して子孫を残す、という重大任務が待っています。そんなに優雅ではないよ、と言うかも知れませんね。
桃の木の梢で一休み。

農園のミカンの樹にも、根元にテッポウ虫の穴がたくさん開いています。聞くところによれば、雌のゴマダラカミキリ虫は200個前後のタマゴを産むようです。大半が柑橘類の根元付近に産み付けを集中します。翌年、タマゴから孵った幼虫は柑橘類の幹を食害しながら大きくなるようです。当地にゴマダラが多いのも当然かもしれませんね。
カブトやクワガタよりも、スタイリストかも知れませんね。

伴侶を捜しているのか、毎日のようにお出ましになります。通常であれば、恋の成就を願ってあげたいのだが、彼の場合は後の影響が怖いですね。独身貴族で命を全うして・・・・・・・とつい余計な妄想を抱いてしまいます。

2008年02月19日
ちいさき友
畑で農作業をやっていると、「おーい、元気でがんばっているかい」 そんな感じで日に数度、友は訪ねてくれます。エンドウの竹竿にとまったり柿の木のてっぺんでひなたぼっこしたり、時には建築中の小屋の中にまではいってきます。かわいいものです。小柄な体躯で茶褐色の背とオレンジの腹回りが大きな特徴、とても数千キロの旅路をしてきたとは思えぬしなやかさです。
彼の名はジョウビダキ、北満州やサハリン方面を本籍とする冬鳥です。秋に飛来し、春先に故郷へと帰っていきます。つれあいはいないのか、いつも一匹で遊びにきます。早くいい子を見つけてカップルで遊びにおいでや。
意図的にボカしたのではありません。小生のパナソニックではズーム最大でも届かない。ああ、300ミリのレンズとデジタル一眼が欲しいなあ。
彼は艶やかでとても優雅な姿です。次回はしっかりと捕捉し、華麗な飛揚をアップしたいものです。乞うご期待、ということで先のお楽しみに。