2008年05月11日
エンドウの収穫
昨年の日記では、もうとっくにエンドウを食べてるよ、との連れあいの声。まだかの催促だ。そういえば今年は発育が少々遅いようだ。やはり種蒔きの時期のからみかな。ともあれ、早速畑へ出かけることに。農作業にはサッパリ来ないつれあいさんも、収穫時には大張り切りだ。エンドウの収穫は結構めんどい、お任せすることにしよう。
色が同じでわかりにくいが、結構たくさん出来ている
張り切って収穫作業にはいる山の神どの。女性は現実路線とは聞くが、確かに具体的メリットが見えてくると、俄然、張り切り出す特異な能力が備わっているようだ。収穫作業はお任せして小生は草刈り作業にはいる事としよう。キジのタマゴが気になるので、エンジンは少々控えめに。無論、巣があるラッキョウ畑は遠慮しておこう。
収穫後には早速エンドウ料理とあいなった。旬の食材でしかも自家製のものを、が我が家の基本。全部は無理だが、極力、作った人と場所と経過がわかるものを使用するようにしている。仲間達からの提供もあって、かなりの食材が南河内産なのだ。仲良しのばあさまが言っていた「三里四方に医者いらず」を私宅でも実践しているのかな。
エンドウの定番はベーコン炒め、これが結構おいしい。それにエンドウ御飯、米は無論仲間のタントンハンチームが作った有機無農薬栽培のヒノヒカリ。スナックエンドウはマヨネーズ和えもいいものだ。こんな風で、我が家の食卓は実に簡素だが、反面とても豊かなのだ。テーブルの上にはノアザミが飾られている。これは畑の帰りに畦道でつんだもの。
人間の豊かさとは、幸福とは・・・・・・・と、ついつい考えこんでしまう。個人の価値観によるもので、共通の尺度などあろうはずもないが、食べることだけは共通な基本だろう。0mリーダーが語っていたっけ。「好きなものを腹一杯食えるのが一番幸せや」、と。そうかも知れないな。やれグルメだ、やれハイソサエティだ・・・・・・・・と思ったかどうかは定かでないが、一食数万円もするような高級料亭で使い回しの料理を食べさせられていた方々が、とても気の毒になってくる。
食の安全と安心、それは究極のところ、自分達の力で確保すべきではあるまいか・・・・・・・たいそう困難なことではあるのだが。