2008年05月22日
再度のお勤め
「花はなんの花、ツンツン椿、水は天からもらい水」・・・・ご存知の方も多い言葉だろう。哀調を帯びた歌詞には、過酷な自然環境と子守奉公に出された幼女の悲哀がこもっているようだ。九州の屋根とも称される、熊本・宮崎県境地帯は急峻な山岳地帯なので、生活に苦労されてきたようだ。水もその一つだったのだろう。当地は彼の地ほどの険しさはないが、水に苦労する場所は結構多い。小生の谷間の農園もそうなのだ。
こんな階段状の、谷間の農園なのだ
昔は棚田だったらしい。当然その当時は水の流れがあったと思うのだが、今は流れていない。先ほどの五木の子守歌ではないが、水は天からもらい水なのだ。こんな状況を哀れに思われたのか、Kさんが風呂を調達してくれはった。工事屋さんに手配し、改造工事で引き取ったものをもらい受けされたのだ。しかも愛車で運んでくださった。感謝、感謝、である。先般Uさんにいただいたドラム缶とセットすれば相当量の水瓶となる。問題は天からの水をどうやってため込むか。やはり方丈庵の屋根を活用するのが一番かな。そう思って雨樋を検討しているのだが、取り付ける場所がない。思案のしどころだ。
これがいただいた水瓶だ。
排水口も完璧だ。
さて問題はこのガス管用の穴だ。Kさんの手法では穴の内側にセルロイドの下敷きなどを切り取ってボンドで貼り付ければOKとのこと。水圧で剥がれないそうだ。さすが知恵者。廃物利用を徹底しておられる。
Kさんは、おん年うん十歳・・・・にもかかわらず愛車はレガシイーのGT。四輪駆動をフルに活用して山道を走り回っておられる。リタイア後のお風呂を、再度活躍させようと山の上まで運びあげていただいたのも、このGTなのだ。GTが軽トラの役割をも担ってくれるとは。